小さいボディにぎっちりディテールが詰まった「エフトイズ  1/72 フルアクション零戦21型 part2」を作ってみた!【イチオシ!食玩道 第13回】

2020年09月08日 15:190

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皆さん、こんにちは!ホビー系ライターのKariyasu☆(カリヤス) です。「大人の食玩」 をテーマに、気になる食玩キットをレビューして改造して遊び倒すこのコーナー。第13回は、エフトイズから発売中の「フルアクション零戦21型 part2 」です!

お手頃価格で戦闘機を買えて、サクッと組み立てられて、完成後は展示するだけじゃなくて可動していろいろ遊べる……。そんな皆の理想をかなえてくれるのが、このフルアクションシリーズ。現在、第6弾として、零戦21型の濃緑色バージョンが発売中です(第1弾の零戦21型の色違いです)!

 

パーツは全て彩色済みで、デカールが付属。部隊マーキングは「第281海軍航空隊」「第253海軍航空隊」「第281海軍航空隊」「第341海軍航空隊」「大村海軍航空隊」の5種類から選択可能です。

  

パーツの嵌合性(かんごうせい)はとても良好。流し込み接着剤があれば、さらにきれいに組みあがります。また、写真のように機銃部分とエンジン部分もしっかり再現されていて、組み立て後に露出させて展示させることができます。

 

コックピット部分。風防を開けた時に結構目立つので、こだわる人は計器類を塗装したり、シートベルトを自作したりするといいでしょう。

 

組み立てが完成した状態。識別帯や翼端灯などが最初から塗装してあるのが嬉しいです。

 

デカールを貼って、完成です。今回は、「獅子部隊」と呼ばれていた「第341海軍航空隊」のマーキングを選択しました。「獅」の文字がかっこいいです!

 

 

【もっとかっこよく仕上げてみよう!】

 

 

新品のピカピカな状態も悪くないですが、戦闘機はやはりある程度使いこまれている状態のほうがリアルに見えるものです。今回は、「ハゲチョロ」「ウォッシング」「空中線張り」を行ってみました!

 

機体の塗装が剥がれた状態を再現するハゲチョロにはいろいろなやり方がありますが、今回はタミヤアクリルのフラットアルミを筆で塗ってそれっぽくしてみました。パイロットが搭乗する際によく踏む部分は実際にかなり塗装が剥がれるので、戦場で撮影された昔の戦闘機の写真をチェックしてみると参考になります。

 

上面はダークグリーンなのでスミ入れが目立ちにくいですが、裏側はよく目立ってくれます。ちなみにスミ入れしたエナメル塗料を、エナメル溶剤を含ませた筆や綿棒でぼかす際(ウォッシング)は、風の流れを意識して機体の前から後ろに向けて流れるように行うようにするとそれっぽくなります。

 

空中線(アンテナ線)は、モデルカステンから発売されている「メタルリギング」を使用しました。ほかにも伸ばしランナー(ランナー部分を火であぶって細く伸ばしたもの)やタコ糸などでも再現できるので、いろいろと試してみるといいでしょう。

 

【さすがフルアクション!あちこち動くぞ!】

 

風防がスライドします! 飛行機模型の風防といえば、コックピットを見せるために自分で風防を切断する必要があったり、開閉状態のどちらかを選ばないといけなかったりと、モデラーにとって何かと悩ましい部分なのですが、本キットなら悩む必要なしです! いやー、自由に開閉できるのは嬉しいですねー。

 

また、両翼にある機銃点検口のハッチは開閉を選択可能。これも従来のプラモデルにはなかなかないギミックです!

 

もちろん、脚は収納して飛行状態にすることが可能。写真のように、離陸直後の収納途中の状態にして遊ぶこともできます!

 

翼端部分が折れ曲がるので、空母の格納庫に入った状態が再現可能。また、補助翼も動きます!

 

尾翼部分の昇降舵と方向舵が動きます!

 

尾輪と着艦フックも可動します! とにかくあちこち動いてくれます! フルアクション万歳!

 

さて、いかがでしたでしょうか? 1/72スケールと小柄ながら迫力満点のフルアクションシリーズの今後の展開に大いに期待ですね! ちなみに、模型の展示方法はさまざまですが、飛行模型をきれいに見せる方法のひとつとして、ミラー展示がオススメです。上面と裏側が同時に見られるので、ぜひやってみてくださいね! それではまた来月、お会いしましょう!

 
【商品情報】

■1/72フルアクション 零戦21型パート2

・発売中

・価格:1,000円(税別)

・種類:全1種類

・内容:機体1セット+説明書1枚+ミントガム1粒
       
スーパー(菓子売場)、家電量販店(玩具売場)、ホビーショップ、模型店、専門店などでお買い求め下さい。


 

<プロフィール>

Kariyasu☆(カリヤス)

 

オタク、ホビー系フリーライター。アニメ、声優、アイドル、歴史など様々なジャンルを探究中で、模型の作例や声優の取材などを担当。そういえば、小学生の時に初めて作った零戦も1/72スケールでダークグリーンの機体でした。懐かしいなあ~。


Twitterアカウント:https://twitter.com/kariyasu_mokei  

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