【インタビュー】早見沙織が、冨田ラボとのコラボ曲など6曲を収録したミニアルバム「GARDEN」をリリース!

2020年09月01日 12:000
【インタビュー】早見沙織が、冨田ラボとのコラボ曲など6曲を収録したミニアルバム「GARDEN」をリリース!

ハイクオリティな楽曲をみずから作り出し、声優業界を越えて高い評価を得ている早見沙織が、アーティストデビュー5周年記念ミニアルバムの第2弾となる「GARDEN」をリリースする。アルバム用の新曲はすべて、本人の作詞・作曲によるもの。さらに冨田恵一(冨田ラボ)を筆頭に、実力派のクリエーターがアレンジを担当した。また、デビュー曲「やさしい希望」のボサノバ・バージョンや、去年のライブで初披露した「ワンスモア」もレコーディング音源として初収録。早見沙織のこれまでとこれからを俯瞰した作品となった。

身近な場所や、心の内側をテーマにしたミニアルバムです


── 前作「シスターシティーズ」に続くミニアルバムです。前作を制作していた段階で、今作の構想があったということですか?

早見 アーティストデビュー5周年の記念アルバムとして、もう1枚ミニアルバムを作る構想はありました。その中で「シスターシティーズ」とどう対比させていこうかと考えていました。「シスターシティーズ」は旅と自由をテーマにしていて、外の場所に出ていって、そこで出会いがあったり発見があったりという曲を作っていったんですけど、「GARDEN」はそういう旅を経て、身近な場所に還ってきて、自分の内側を見つめていくというイメージがありました。

── たしかに今回は、身近な光景を歌ったり、内面にダイブしていくような曲が並んでいるように思いました。まずは4曲の新曲からおうかがいいたします。いずれも作詞・作曲は早見さんで、アレンジをいろいろな方にお願いしたという形ですね。

早見 はい。私が作ったいくつかの曲の中から、収録曲を最初に決めて、アレンジをどなたにお願いすればいいか話し合っていきました。

── 1曲目は「garden」。冨田恵一(冨田ラボ)さんのサウンドプロデュースです。

早見 底抜けに幸福感のある曲を作ろうと思った曲です。この曲で歌われているガーデンは、具体的な庭というより、自分の心の中にある居心地のいい場所というイメージで書いていきました。私は冨田さんがお作りになる音楽を以前から聴いていて、体に染みこんでいて。自分が好きな音楽のテイストに近いものを感じていたので、「garden」を作る前からずっと、いつか冨田さんとご一緒させていただけたらいいよね、という話をスタッフ陣としていたんです。

── ということは、今回やっと念願がかなったということですね。

早見 どういう曲でお願いしようかと考えたときに、冨田さんのアレンジで美しく色をつけて、花を咲かせていただくにはシンプルな曲のほうがいいんじゃないかということで、「garden」が選ばれました。とても素敵にアレンジしていただけたと思っています。

── シンプルとおっしゃいましたが、完成した楽曲を聴いたら、複雑さのある曲だなと思いました。

早見 そうなんですよね。コード感というか音の入れ込み方が凝っていて。いろいろな時代を行ったり来たりしているような印象があるのが面白いですね。


── 2曲目の「瀬戸際」は、松本良喜さんのアレンジです。ポップなソウルナンバーという印象の曲でした。

早見 「瀬戸際」はピアノに向かって、歌詞とメロディを同時に作っていった曲です。歌詞のテーマはタイトルの通りで、進むか戻るか、ギリギリの選択をする一瞬を書いていきました。歌詞もメロディも、明るくて抜けのいい感じではないですね。

── それが松本さんのアレンジによって、変わっていったわけですね。

早見 もともとの私のピアノだと、切なさとか心の痛みに焦点が合うような感触だったんですけど、よりグルーヴィーに、ノリがいい曲になっていきました。

── 楽しく体を揺すりながら聴ける曲だと思います。

早見 絶妙なさじ加減のアレンジだと思います。特にグルーヴィーにしてくださいとお願いしたわけではないんですが、松本さんにアレンジしていただいたのなら、こういう感じになるのではないかというイメージがありました。でき上がったアレンジは、私たちのイメージの上をいく、かっこいいものになっていました。


── 4曲目の「Akasaka5」は、清水哲平さんのアレンジです。タイトル通り、赤坂5丁目の歌なのでしょうか?

早見 現実とフィクションを織り交ぜた歌詞になっています。何年か前に、自分があの辺りの街を歩いていて見た、ささやかな光景をメモにして残しておいたことがあって。今回のミニアルバムは5周年記念作品ということもあって、この5年の私の軌跡ということで、ちょっと前に書いた言葉を歌にしてみようと思った曲です。この曲の季節感や、赤坂のどこを歩いているのかはご想像にお任せします(笑)。

── 歌詞には、どこか切なさがありました。

早見 日々が繰り返される中で、楽しいことも悲しいこともあるけれど、今日とは違う明日が必ずやって来て。「明日は明日の風が吹く」みたいな気持ちで、毎日を重ねていこうという歌です。ある種の力強い楽観主義というか、そういう心境にたどり着くきっかけを得たのが、赤坂で見たことだったんですね。具体的にどんなことがあったのかは説明するのがちょっと難しくて。それも自由に想像していただければと思います。

── 清水さんのアレンジは、とても軽快でした。

早見 日常的なサウンド感で、気軽に聴いていただけるアレンジにしてくださいました。イントロのメロディラインや間奏の展開の仕方などは、もともとデモにあった要素をうまく入れ込んでくださって、個人的にも親しみやすいアレンジになりましたし、楽曲が持つ軽やかさをうまくすくい上げてくださいました。


── 5曲目の「glimmer」は、MONACAの岡部啓一さんのアレンジです。新曲の中で、もっとも内省的な曲に感じました。

早見 岡部さんにアレンジをお願いする曲ということを前提に、随分前に作ったデモの中から、これを引っ張り出してきました。岡部さんのアレンジはすごく繊細で、温かくて懐が深いご本人の人柄が楽曲ににじみ出ている印象が強くて。この曲のデモは、深夜にひとりでひっそりピアノを弾いて歌ったものを録ったみたいな雰囲気で、ボーカルにもピアノにも揺らぎがあったんです。まさに心の内側に広がる風景という感じの曲で、岡部さんならそれを繊細にアレンジしていただけるんじゃないかなと思いました。

── でき上がってきたアレンジを、どう思いましたか?

早見 本当にやさしいアレンジだなと思いました。切なさもあるんですけど、それを包み込むやさしい光を感じて、そこからインスピレーションを受けて歌詞をブラッシュアップしていきました。

── 「glimmer」は“微かな光”という意味で、タイトル通りの歌詞になったということですね。

早見 アレンジによって、物語性があって、最後に希望が感じられる歌詞になりました。

── 2ndアルバム「JUNCTION」に「祝福」という曲が入っていましたが、「glimmer」はボーカルの感じがそれに似ているなと思いました。

早見 リバーブやエコーの掛かり方でそう感じられたのかもしれませんね。「glimmer」はエフェクトがたっぷりかかっていて、どんなふうに聞こえるのか確認しながらレコーディングしていったんです。かけているエフェクトは違うのですが、「祝福」もボーカル録りのときからがっつりかけていたので、この2曲に近い印象を感じる方もいると思います。

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