“音”だけでライブとフロアの呼吸を届ける新しい試み。新ユニットLyrical Lilyも出演した「D4DJ Sound Only Live」Day1レポート

2020年06月26日 16:330
“音”だけでライブとフロアの呼吸を届ける新しい試み。新ユニットLyrical Lilyも出演した「D4DJ Sound Only Live」Day1レポート

「DJ」をテーマにしたメディアミックスプロジェクト「D4DJ」のキャラクターが出演する“音声のみ”の無料配信ライブ「D4DJ Sound Only Live」と、その事前配信番組が2020年6月20日~21日、YouTube「D4DJチャンネル」にて配信された。今回は20日に配信されたDay1をレポートする。

番組内では、「D4DJ」の6ユニット24キャスト全員が出演するオンラインイベント「MixChannel Presents D4DJ CONNECT LIVE」が7月26日に無料配信されることや、6ユニットによるカバー楽曲の「リリックビデオ」が制作されることが発表された。

 

まずは新しい試みである「D4DJ Sound Only Live」について紹介していこう。「D4DJ Sound Only Live」はその名の通り、「D4DJ」世界内のライブの様子を音声オンリーで配信するというもので、「D4DJ」に登場する「Happy Around!(ハッピーアラウンド!)」「Peaky P-key(ピーキーピーキー)」「Photon Maiden(フォトンメイデン)」「Merm4id(マーメイド)」「燐舞曲(ロンド)」「Lyrical Lily(リリカルリリィ)」の全6ユニットが出演した。「Lyrical Lily」は本公演が初ライブとなる。

 

#D4DJサウンドオンリーライブDay1直前!Happy Around!ミーティング

サウンドオンリーライブDay1直前の6月20日17:00からは、「#D4DJサウンドオンリーライブDay1直前! Happy Around!ミーティング」が配信され、DJユニット「Happy Around!」より愛本りんく役の西尾夕香さん、明石真秀役の各務華梨さん、大鳴門むに役の三村遙佳さん、渡月 麗役の志崎樺音さん、ゲストとしてDJユニット「Merm4id」より瀬戸リカ役の平嶋夏海さん、日高さおり役の葉月ひまりさんが出演した。

 

当初、6月20日は「Happy Around! 1st LIVE(仮)」振替公演がLIQUIDROOMで予定されていた日。公演は残念ながら再度延期となってしまったが、今回は密集対策を施したうえでスタジオでの番組配信を行なうことができた。

 

「こんディグわー」の挨拶とともに番組がスタートすると、各務さんの英語力や、西尾さんのDJプレイのテクニックの素晴らしさについてのトークで盛り上がった。企画コーナーでは以前ラジオ番組で失敗した、4人の息を合わせるフリップクイズに挑戦。前回は珍解答が多かった三村さんにプレッシャーがかかる中での挑戦だ。

 

お題に合わせてのフリップクイズではなかなか回答が合わない4人だったが、逆に解答を合わせてはいけない「揃っちゃだめよチャレンジ」では全問成功。「Happy Around!」は、バラバラだからこそ息ぴったりなユニットなのかもしれない。

 



番組は「Happy Around!」の新曲「Happy Music♪」のミュージックビデオをみんなで一緒に見たり、先行プレイ版アプリが配信されている「D4DJ Groovy Mix(グルミク)」で対決したりと盛り上がりを見せていた。西尾さんからは、「Happy Music♪」MVに登場する風景が中野駅周辺を舞台としていることが明かされた。

 

「D4DJ Sound Only Live」Day1

ここからは「D4DJ Sound Only Live」だ。キャラクターライブのため、ここからはキャラクター名で表記する。

 

愛本りんくの開演前アナウンスの後、トップバッターを務めたユニットは燐舞曲(ロンド)。ボーカル青柳 椿の「燐舞曲、始めます」の声とともにライブはスタート。まずは「DAYBREAK'S BELL」「名前のない怪物」「Leia」のカバー曲を3連。「名前のない怪物」のサビのうたうような調べや、転調後の張りつめたテンション感にひきこまれていると、「Leia」に向けた曲間のつなぎが抜群にカオスで、これが“DJライブ”であることを思い出させる。

 

 

燐舞曲のオリジナル曲「カレンデュラ」は、ギターで舞うように音を奏でる月見山 渚の姿が見えるようなイントロが印象的だ。サウンドの疾走感とボーカルの澄んだ清涼感。特別なライブの頭に燐舞曲を持ってきたことに、彼女たちの突破力に対する信頼が感じられた。カバー曲「unravel」では、重層的なピアノの調べと椿のボーカルが重なり響き合う様子が印象的だった。

 

Photon Maidenはオリジナル曲「Here's the light」からスタートすると、カバー曲「シドニア」「READY STEADY GO」「sakura」を披露。彼女たちのカバー曲は原曲のボーカルが印象的な楽曲が多いが、メンバー4人の特徴的な声質がかけあわされ響き合う様子とアレンジは、カバー曲を彼女たちのオリジナルな表現に昇華させる。

 

新カバー曲として「sakura」という曲名が画面に表示されると、ポピュラーなタイトルゆえにどの曲だ?と配信コメント欄のファンたちが耳を澄ませる。そんな中「アメイジング・グレイス」のマッシュアップフレーズが響くと、「あの『sakura』だ!」となるライブ感がいい。ラストはオリジナル曲「Photon Melodies」。崇高さすら感じる祈りのような響きあいの中に、徐々に4人の生身の熱が入っていく様が歌声から感じられるステージだった。

 

瀬戸リカの陽性のあおりでガラリと空気を変えると、Merm4idは「CAT'S EYE」「キューティーハニー」と、やや上の世代を狙い撃ちにしたアニソンカバーからスタート。スタイリッシュな編曲が音としてはむしろ新しさを感じさせる。カバー新曲は「real Emotion」。「キューティーハニー」からのつながりだろうか。

 

オリジナル曲「Floor Killer」では、音に酔いしれた観客たちのコールがフロアの温度感を伝えてくる。ラップが印象的な「round and round」でスピーカーの向こうから伝わってくる盛り上がりは、このライブを現地で感じたい!と強く思わせるものだった。ラストはオリジナル新曲「4U」。低音のEDMに乗せて、4人の歌声がうねるように溶け合う様が心地よい。音としてソリッドであると同時に、メンバーが直接語りかけるようなメッセージ性も強い、Merm4idの新たなアンセムだった。

 

Peaky P-keyは山手響子が「最高の音楽と最高の時間へ連れていくよ」と不敵に宣言すると、オリジナル曲「Gonna be right」。山手のねじ伏せるようなボーカルの説得力と、DJ犬寄しのぶのクールなフレーズの温度差がいい。新規カバー曲「アンチクロックワイズ」を挟むと再びのオリジナル曲「Let's do the 'Big-Bang!'」へ。ボーカルの山手だけではなく、コーラスや「Peaky!」の叫びで入ってくる3人の声の存在感がとても強く、トータルバランスが非常にいいパフォーマンスだった。

 

そして山手が「Peaky! P-key!」のコールをあおり立てると、オリジナル新曲「最頂点Peaky&Peaky!!」へ。歌声に込めたエモーションで勝負するタイプの楽曲で、しのぶ、由香、絵空のソロパートも強い印象を残した。そこからオリジナル曲「電乱★カウントダウン」でさらにたたみかける様は、まるでPeaky P-keyのソロライブを1本見たような感覚だった。

 

バトンを受け取ったHappy Around!は、愛本りんくのわくわくを抑えきれない感じのMCから「Direct Drive!」へ。愛本のキラキラしたボーカルが太陽のように真ん中に構えているからこそ、メンバー3人のカラーがくっきりと浮かび上がるパフォーマンスだ。スクラッチが印象的なつなぎから「恋愛レボリューション21」へ。浮遊感のあるゆったりとしたサウンドの中で、徐々に高まっていく内圧がサビで心地よく吹き上がる感じだ。

 

カバー曲「ココロオドル」では、サウンドライブでタオルをぶん回したくなったのがここまでの積み重ねか。オリジナル曲「Cosmic CoaSTAR」は彼女たちのアルバムのタイトルナンバー。4色の抜群に安定したボーカルが、ステージに星空を描き出す様子が瞼の裏に浮かぶようだった。

 

ここで愛本がステージに呼びこんだのは、新ユニット「Lyrical Lily」。桜田美夢、春日春奈、白鳥胡桃、竹下みい、この4人は今回のライブが初ステージだ。初々しい自己紹介をした4人が初披露したのは、オリジナル曲「汚れっちまった悲しみの色」。クラシカルと言ってもいいほどポップでキュートなナンバーのタイトルに、歌詞の強烈なフレーズが「さすが」という感じだ。パフォーマンスが王道でアイドル感があるからこそ、ラストに4人が詩の独唱のように叫ぶ「汚れっちまった悲しみ」のフレーズには強いインパクトがあった。

 

初々しい初ステージのあとは、ふたたびHappy Around!がステージへ。オリジナル曲「Happy Music♪」は、疾走感のあるラップやかけ合いがくるくるとらせんを描くようなハッピーさがとても印象的だ。そして、この曲がなければやはり終われない! 「Happy Music♪」からスムーズなつなぎで入るラストナンバーはもちろん「Dig Delight!」。「D4DJ」を象徴するナンバーでライブを締めくくった。「音」という媒体だけを使って、演者の息遣いやフロアの体温を感じさせる「ライブ」を作り出す、新しい体験のライブだった。

 

(取材・文/中里キリ)

 

【「D4DJ Sound Only Live」Day1セットリスト】 

<燐舞曲>

1. DAYBREAK’S BELL/新規カバー

2. 名前のない怪物/カバー

3. Leia/カバー

4. カレンデュラ/オリジナル

5. unravel/カバー

 

<Photon Maiden>

6. Here’s the light/オリジナル

7. シドニア/カバー

8. READY STEADY GO/カバー

9. sakura/新規カバー

10. Photon Melodies/オリジナル

 

<Merm4id>

11. CAT’S EYE/カバー

12.キューティーハニー/カバー

13. real Emotion/新規カバー

14. Floor Killer/オリジナル

15. round and round/オリジナル

16. 4U/オリジナル・新曲

 

<Peaky P-key>

17. Gonna be right/オリジナル

18. アンチクロックワイズ/新規カバー

19. Let’s do the ‘Big-Bang!’/オリジナル

20. 最頂点Peaky&Peaky!!/オリジナル・新曲

21. 電乱★カウントダウン/オリジナル

 

<Happy Around!>

22. Direct Drive!/オリジナル

23. 恋愛レボリューション21/カバー

24. ココロオドル/カバー

25. Cosmic CoaSTAR/オリジナル

 

<Lyrical Lily>

26. 汚れっちまった悲しみの色/オリジナル・ライブ初披露

 

<Happy Around!>

27. Happy Music♪/オリジナル・ライブ初披露

28. Dig Delight!/オリジナル

画像一覧

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放送日: 未定   制作会社: サンジゲン
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