【インタビュー】シングル「月明かりのMonologue」、リリース。2人のAKINOが月明かりの下、出会う。

2020年05月05日 12:000
【インタビュー】シングル「月明かりのMonologue」、リリース。2人のAKINOが月明かりの下、出会う。

AKINO arai(新居昭乃)と、AKINO from bless4。フライングドッグのレーベルメイトである2人のAKINOが、初のコラボレート。TVアニメ「八男って、それはないでしょう!」のエンディングテーマ「月明かりのMonologue」がリリースされる。ボーカリストとしては対極的な2人の声が重なり合うとき、どんな化学反応が起こったのか? 橋本一子の作詞・作曲・編曲によるカップリング曲「Étoile de prière」と合わせて、制作の裏話をたっぷり聞いた。

昭乃さんの癒やしのボーカルは、まるで月のようです(AKINO)


── お2人はフライングドッグに長年在籍されていますが、以前から接点はあったのでしょうか?

AKINO from bless4(以下、AKINO) 新居昭乃さんのお名前も音楽も、もちろん知っていましたが、初めて対面できたのは去年(2019年)2月に開催された「犬フェス!」のときでした。「はじめまして、AKINOです。名前一緒ですね。よろしくお願いします」とご挨拶しました。

新居昭乃(以下、新居) bless4のご兄妹みなさんで、私の楽屋に来てくださったんです。私のAKINOちゃんのイメージは、やっぱり「創聖のアクエリオン」です。「私はここにいます!」というはっきりとした強いものがある歌声で、すごくいいボーカリストだなという印象を持っていました。逆に私は、楽器や空気に溶け込む、どこにあるのかわからないようなボーカルで、対極的な存在だなと思っていて、ダブルAKINOでアニメタイアップ曲を、というお話をいただいたときは、どちらかというと不安のほうが勝っていました(笑)。

AKINO わかります(笑)。昭乃さんのボーカルはマイナスイオンのような癒やしの声なので、私のパワー系の声とどういう重なり方をするのか、想像がつかないところがありました。でも、コラボレーションのお話は、すごくうれしくて、昭乃さんにご迷惑をおかけしないよう、しっかりやりたいなと思いました。

── 「月明かりのMonologue」は、Motokiyoさんの作詞・作曲・編曲です。若手のクリエーターだとうかがっていますが、この楽曲の第一印象はいかがでしたか?

AKINO 私が今まで歌ってきた曲にはないジャンルの曲でした。Aメロはやさしく、癒やされる感じで、サビになると力強くなっていくので、昭乃さんと私、両方の声質を考えた楽曲にしてくださったのかなと思いました。

新居 私も、2人がコラボレーションするのにちょうどいい感じのところを探して作ってくださった曲だと感じました。個人的な解釈では、どこか懐かしい80年代のポップスを彷彿とさせる曲なので、いつもと同じ感じで歌うのではなく、メリハリをつけたボーカルにしたいなと思いました。

AKINO 私は逆に、ブレスを多めにしてやさしく歌っていこうかなと思いました。

新居 レコーディングはAKINOちゃんが先だったんです。私の声をイメージして歌っていただいたことで、2人の声がうまく重なり合う曲になったと思います。

AKINO よかったです! 完成した音源を聴いたとき、昭乃さんの出だしの歌声が本当にすばらしくて癒やされました。

新居 私がソロで歌うAメロの最後の「預けて」のところからAKINOちゃんがハモで入ってくるんですけど、あえて中途半端なところから入ってくるのが絶妙で、歌割りを考えた人もすごいし、AKINOちゃんの歌も心地よくて、この曲の中でも特に好きな部分です。

AKINO うれしいです。昭乃さんに自分の声を預けようと思って、ていねいに歌いました。

── 歌詞については、どのような印象を持ちましたか?

AKINO 全体からやさしさを感じました。私たちは日々生きている中で、どうしても答えが欲しいと思うことがありますよね。「耳を澄ませると心の声が響く」というBメロの歌詞を読んだとき、その答えは自分の心の中にあって、もともと持っているものなんじゃないかなと思いました。だから、目を閉じて心の声に耳を澄ませば、自然と答えが聞こえてくるんじゃないかなと。それから、悩んでいるときや悲しいとき、人は月を見上げたくなるじゃないですか。月の明かりも心の声と一緒で、私たちを答えに導いてくれるものなんだろうなと思いました。

新居 すばらしい解釈です。私も同じように、夜になると、人は孤独になったり、考えが悲しい方向に行ってしまったりしがちですけど、月明かりがそれを明るい方向へ導いてくれるということが表現されていると思いました。

AKINO 月をテーマにした曲をいただいたことで、私もインターネットで月の画像を検索したり、夜、街を歩いているときに月を見上げたりしました。太陽はまぶしすぎて目を開けていられませんが、月は癒やしを感じるくらいの明るさで、やさしい存在です。昭乃さんの癒やしのボーカルも、まるで月のようだなと思いました。

新居 私は「月」というワードが歌詞の中に出てくる曲をいっぱい作っているくらい、月は大好きです。北海道の天文台に行って、望遠鏡で月の表面を見せてもらったこともありましたし、自宅のベランダにベンチを置いて、毎晩のように月や星を眺めるのがマイブームだったこともあります。お月さんとは仲良しという感じです(笑)。

── アニメのエンディング映像にも、月が描かれていますね。

AKINO はい。歌詞通りの月明かりの映像になっていて、楽曲にすごく合っていました。主人公が月を見て走っていくシーンは気持ちよさそうで、私もやってみたいなと思いました(笑)。

新居 私は月夜に走りたいとは思わなかったけれど(笑)、とてもきれいな絵で、楽曲にも合っているエンディングになっていてうれしかったです。

── MV(ミュージックビデオ)は月の映像がありつつ、お2人が室内で歌う姿が映し出されていました。

AKINO 昭乃さんと、スタジオで向かい合って歌いました。レコーディングは別々だったので、直接お目にかかるのは「犬フェス!」以来で、最初はすごく緊張しました。でも、一緒に歌っていくうちにどんどん絆が深まっていって、楽しい撮影になりました。2人の絆や現場のいい雰囲気を感じていただけるMVになったと思います。

新居 しっかり言葉を交わす時間もなく、撮影に入ることになってしまったんですけど、カメラが回る前にAKINOちゃんと向かい合って、2人でアカペラで歌って、歌詞を確かめ合うことができたんです。そうしたら、ずっと前から友だちだったような気持ちになれて、一気に打ち解けることができました。


AKINO どちらからともなく歌い始めて、ハーモニーを乗せるだけで、わかりあえて。音楽の力ってすごいなと思いました。

新居 伊達に同じ名前じゃないなという息の合い方でした(笑)。今回のMVは、AKINOちゃんと初めて一緒に歌った楽しい時間を記録できたことで、私にとって大切な作品になりました。2人が一緒にいる新鮮さとか、音楽を合わせることができた喜びとか、得るものはいろいろあったんですけど、一番はAKINOちゃんがかわいくて大好きになったということでした。

AKINO 私も、昭乃さんが大好きです!

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放送日: 2020年4月2日~   制作会社: シンエイ動画/Synergy SP
キャスト: 榎木淳弥、西明日香、三村ゆうな、小松未可子、M・A・O、山根雅史、石上静香、ゆかな
(C) Y.A/MFブックス/「八男って、それはないでしょう! 」製作委員会

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