PCエンジン mini発売記念! PCエンジン大好きライターが、「やっぱり楽しい!」厳選10タイトルをセレクトしてみた!

2020年04月04日 16:080

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2020年3月19日の発売から2週間……。
ついに発売された「PCエンジン mini」を記念し、「PCエンジン」大好きライター・SUKESANが悩みに悩んでひねり出した「おすすめ10タイトル」を紹介していくぞ!

さて、本題に入る前に軽くPCエンジンについておさらいしておこう。PCエンジンは1987年10月30日に発売されたコンシューマゲーム機だ。NECとハドソン(現:KONAMI)との共同開発によって生み出された。

それまでのコンシューマゲーム機では、マシンスペック上、高性能なアーケードゲームをそのまま再現するのは不可能であり、せっかく移植されたとしてもアクションゲームがボードゲームになってしまったり、ビッグサイズのキャラクターがコミカルなミニキャラになったりと辛酸をなめた回数は数知れず……。なかにはがんばってアーケード版を再現したタイトルもあったものの、やっぱり何か違う別物になりがちだった。

 

そんな中、登場したのが、当時としては画期的なグラフィック性能を持った「PCエンジン」だったのだ。

 

改めて振り返るPCエンジンの魅力と功績!

ローンチからその直後に発売されたタイトルとして、当時子供たちに絶大な人気を誇っていたロッテの「ビックリマンチョコ」の人気キャラクターが総登場する「ビックリマンワールド」。また、横スクロールアクションゲーム史上、キャラの大きさが最大と言われた「THE 功夫」をはじめとする、個性的なタイトルがあげられる。

 

また、高いグラフィック性能を生かしたアーケードからの移植で、ゲームファンの度肝を抜いたのが「R-TYPE」だった。容量の問題からHuカードを2枚に分けての移植には賛否あったが、コンシューマ機では不可能と言われていたほぼ完璧な移植を実現し、大きな話題を呼んだ。

 

その後、ゲーム史上初のCD-ROMプレーヤーという歴史的な周辺機器「PCエンジン CD-ROM2」が登場。CDの大容量を生かしたアニメーション映像やリアルな音楽、サウンドを生かした作品が次々とリリースされた。

その代表格はやはり「天外魔境」シリーズだろう。クリアまでに数十時間かかるという大ボリューム、豊富なアニメーション演出と豪華な声優陣による演技。著名な作曲家によるテーマ音楽など、何もかもが圧倒的だった。

大容量データを利用することでゴージャスな映像表現とサウンドをゲームにもたらしたという点において、PCエンジンはゲーム表現に多大な影響を与えたハードだったのである。

 

その後も、「SUPER CD-ROM2」や「アーケードカード」など、ハードをグレードアップさせる周辺機器が発売され、1999年発売の「デッド・オブ・ザ・ブレイン 1&2」まで実に12年にわたって新作が発売され続けるという、非常に息の長いハードとなった。

  

PCエンジン mini本体レビュー!

というわけで、いよいよPCエンジン miniを開封!

 

 

 電源スイッチは実機と同じく、スライドさせて電源が入るようになっている。

 

コントローラーを接続するためのUSBポートが2つ。

Huカードを入れることはできないのでご注意を!

 

コントローラーは当時のものと同じ大きさ。ゆえにしっかりとホールドでき、プレイ中も違和感を覚えることはなかった。
また、特筆すべき点として、当時のものと比べケーブルが非常に長くなっている。これはテレビの大型化等を踏まえた、現代向けの配慮だろう。

 

PCエンジン実機では「CD-ROM2」等の周辺機器接続に使用された端子部分は、HDMI出力ポート、電源コネクターとなっている。

 

ゲーム選択もストレスフリー! ひと目でタイトルがわかるようになってる。

 

またプレイ中に「RUN」と「SELECT」を押すことでメニュー画面に入り、どこでもセーブすることができる。外部記録ユニット「天の声」のアイコンが最高だ!

 

現代のモニター事情に合わせて、画面の縦横比率等の変更も可能。一番右側のPCエンジンGTスクリーンがマニアックすぎる!(「PCエンジンGT」は1990年に初日された、携帯ゲーム型のハード)

 

タイトルを選択すると起動画面に入るのだが、CD-ROM2用タイトルの演出がニクい! CDの回転するシュルシュル音まで再現されているのだ。この演出を見ているだけでもニヤニヤが止まらない。 

 

と、ここまで読んでおわかりかと思うが、筆者はPCエンジンに関して語り出すとキリがないクチなのだが、今回は編集部から、

「全収録タイトルからオススメの10作品を紹介してください」というミッションが与えられたわけで、正直、悩みに悩むことに……。

どれくらい悩んだかと言うと、改めて全タイトルをプレイし、数日は悩んだほど。

 

その結果、「今遊んでも面白い!」という主観と(すいません)、ゲーム史における重要性を加味してひねり出したのが次ページの10作品である。

当時を知る人は懐かしく、まだ遊んだことのない人は「こんなゲームもあったのか!」と思いつつ読んでいただきたい!

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