狩るか、狩られるか。名作「プレデター」を題材にした非対称対戦ゲーム「Predator: Hunting Grounds」の体験版をレビュー

2020年04月05日 12:000
狩るか、狩られるか。名作「プレデター」を題材にした非対称対戦ゲーム「Predator: Hunting Grounds」の体験版をレビュー

2020年3月27日から3月29日にかけて、4月24日(金)に発売予定のPS4向けアクションシューティング「Predator: Hunting Grounds」の「トライアルウィークエンド」が開催。本作の一部を体験することができたので、そのレビューをお届けしよう。なお、本作のCEROレーティングはZ(18歳以上対象)となっており一部の画像に過激な描写があるので、本稿を読む際は注意してほしい。


 

 

「プレデター」は、1987年に公開されたアクション映画。主人公のダッチと彼が率いる特殊部隊は、任務遂行のかたわらで地球外生命体のプレデターと遭遇、生き残りをかけた戦いを挑む。「プレデター2」や「エイリアンvsプレデター」など、後に多くのシリーズ作品が生み出された。「Predator: Hunting Grounds」は、そんな「プレデター」の世界観を題材にしたアクションシューティング。「Dead by Daylight」のような、非対称のマルチプレイモードが軸となっており、プレイヤーは、プレデター側(ひとり)とファイアチーム側(最大4人)に分かれて戦う。

 

 

 

任務を遂行し作戦区域からの脱出を図るファイアチーム

 

 

ファイアチーム側の目的は、制限時間内に敵兵を退けながら提示された条件をこなし、ヘリに乗って作戦区域から脱出すること。特定の地点への急行や、機材の破壊、敵兵のせん滅など、ミッションの過程でファイアチーム側のプレイヤーたちはさまざまな内容をこなすことになる。敵は数発撃てば倒せるし、機材の耐久性も低め。ミッション自体は比較的簡単だが、問題はプレデター。ファイアチーム側よりも体力が多く、「リスト・ブレイド」や「プラズマキャノン」など威力の高い装備を持っているため、1対1ではまず勝てない。1対2でも勝ち目は薄く、1対3すら怪しい。挑んでも返り討ちにあうばかりで、今回の体験版を遊んだ中で筆者がプレデターを倒せたのは1回だけだった。その1回も、建物内に誘い込んだプレデターに、ファイアチーム4人総出で集中砲火を浴びせたおかげである。私は、小銃弾200発とアサルトライフルを、フルパックくらいは撃ち込んだと思う。ちなみに、プレデターを倒すと 、その時点でミッションクリア。ファイアチーム側の勝利となる。

 

▲出撃前には、銃や投擲(とうてき)武器などの装備品をカスタマイズ可能。マッチをこなすごとに手に入る経験値でレベルを上げていくと、選べる装備が段階的に増えていく。

 

▲映画「プレデター」でおなじみ、プラズマキャノンの照準線。攻撃に当たれば大ダメージだが、線をたどっていけばプレデターの位置をとらえることもできる。

 

とはいえ、プレデターとまともに戦うには分が悪いので、倒すのはチーム内で連携が取れるときに限定したほうがいいだろう。制限時間もなかなかシビアで、プレデターにかまけていると時間切れになることも(その場合はプレデター側の勝利)。また、時間はあってもプレデターに向かって撃ちすぎて銃弾が切れたら戦いようがない。弾薬はプレイヤーが持ち込める装備や、フィールドに設置されている設備から補給できるが、無限ではない。ある程度節約する必要がある。

 

▲プレデターとの接近戦は不利。攻撃を受け続けるとあっという間にダウンしてしまう。

 

位置を示す「マーク」機能などでプレデターの位置を味方と共有しつつ、時おり聞こえる鳴き声や、プラズマキャノンの照準線に注意してジャングルを進み、ときに撃退する。地味だが、これが安全で堅実だ。プレデターの追跡から生き延びる緊張感は、まさに「プレデター」の世界でしか味わえない。ちなみに、映画の劇中でプレデターの赤外線センサーから逃れるため主人公が体に泥を塗るシーンがあるのだが、ゲーム内ではぬかるんだ地面に近づくことで、これを再現することができる。後述するが、プレデターの「サーマルビジョン」は、使うと人を視認しやすくなるので非常に厄介。発見される確率を減らすためにも、ぬかるんだ地面を見つけたら積極的に利用しよう。

 

 

 

ファイアチーム側のミッションで最大の山場となるのが、ヘリでの脱出直前。誰かひとりが指定地点に到達すると、一定時間後にヘリがやってくる。この間、脱出地点には大量の敵が迫りくる。そして、脱出地点はプレデター側にもわかる。ファイアチームがヘリに乗るには、プレデターと敵兵を同時に相手にしなければならないのだ。プレデターが遠い場所にいれば戦うことなく逃げることもできるが、追い付かれたら、最悪全滅もありうる。脱出地点でプレデターとの戦闘になった場合、襲われている仲間を助けるか、仲間を見捨てて脱出を優先するかは、プレイヤー次第だろう。ちなみに、私は仲間を見捨てて脱出した。

 

 

 

ファイアチームの全滅が目的となるプレデター側

 

 

プレデター側の目的はシンプル。ファイアチームを全滅させればいい。戦闘民族であるプレデターはたぐいまれな身体能力を持っており、木々を軽々と伝って移動可能。木の上からファイアチームを探し、見つけ次第機をうかがって攻撃をしかけるのが基本だ。基本装備は、近接用のリスト・ブレイド、遠距離向けのプラズマキャノン。プラズマキャノンは射程も長く、着弾時に爆発するため、範囲内なら一度に複数の敵を巻き込める。しかし、撃つまでに溜めがあるうえ、弾丸の速度が遅い。動いている敵に当てるなら、移動方向を予測し、少し先に向けて撃つ必要がある。構えている間は赤いレーザーも表示されるため、不用意に使うとこちらの位置がファイアチームに気づかれる可能性も。確実に当てるなら、立ち止まっている敵を狙ったほうがいいだろう。

 

 

 

いっぽう、リスト・ブレイドは近接装備なのでリーチは短いが威力は高く、さらにプレデター自体の機動力もすぐれており、自身が半透明状態になれる装備「光学迷彩」もあって敵に接近しやすい。ファイアチーム側の項目でも説明したとおり、プレデターは体力が多いので、敵に突っ込んでリスト・ブレイドを振り回していれば、プレイヤーの1人か2人は楽に倒せる。さすがに4人いるところに突っ込むのは危険なので、ファイアチームが固まって動いているなら、分散するのを待つか、プラズマキャノンで攻撃して混乱させるといいかもしれない。あるいは、ミッション後半あたりまで息を潜め、相手の装備が消耗したところを一気に襲撃するという手もあるだろう。木の上から状況を観察し、「狩り」の術を変えるのも、本作の醍醐味だ。

 

 

密林地帯が多い本作のフィールドで、プレデターが敵を見つけるために用意されているのが、サーマルビジョン。体温を感知できるので、人がいればビジョン内に浮かび上がる。あくまでも体温を表示させるだけであり、人間や動物の区別はつかないので(接近すれば区別可能)、敵プレイヤーを判別するには、肉眼でも確認したほうがいい。サーマルビジョンを使ってもわからないほど遠くに敵がいる場合は「ターゲットアイソレーション」の出番。連発はできないが、使うとファイアチームのいる場所がオレンジ色の円で一定時間表示される。ファイアチームと違い、プレデター側には敵の位置を可視化するレーダーはないが、その代わりとなる装備は充実している。

 

▲光学迷彩やサーマルビジョンの使用中はエネルギーを消費するが、解除することで徐々に回復していく。

 

4人いる場所に真正面から行かない限り、プレデターがファイアチームに倒されることは、ほぼないだろう。耐久力にすぐれているだけでなく、エネルギーは自動で回復し、光学迷彩を始めとする優秀な装備も揃っている。プレデターはただファイアチームを狩ればいいが、ファイアチームはミッションの遂行、敵兵の相手、制限時間の存在など、課された条件も多い。非対称タイプのマルチプレイでは、相手を追い詰める側に回るとプレッシャーを感じがちだが、少なくとも本作ではプレデター側になっても気負う必要はないだろう。

 

 

 

プレイヤーに対してただ撃つだけで、物陰に隠れたりしない単調な動きの敵兵や、音の軽い銃など、臨場感に欠ける部分はあるものの、「プレデター対人間」という本作の核は、非対称対戦タイプのシステムにとてもなじんでいる。また、あのプレデターを操作できるというゲームならではの感覚も十二分に堪能することができる。なお、今回筆者が触れた体験版は、残念ながら現在プレイすることはできない。製品版が発売される4月24日まで、今しばらく待とう。

(文・夏無内好)

 

(C)Sony Interactive Entertainment LLC. Developed by IllFonic, LLC . PREDATOR TM & (C)TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

画像一覧

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