2020年の作戦は「GGI」!「ダイの大冒険」新作アニメ決定にDAIGOも興奮の「星ドラCEO就任記念 堀井雄二×DAIGO生対談」レポート

2019年12月21日 17:380

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伝説のドラクエコミック「DRAGON QUEST ダイの大冒険」が、アニメになって帰ってくる! そんな嬉しいサプライズニュースが、2019年12月21日、千葉県・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2020」会場にて発表された。

このニュースが発表されたのは、スクウェア・エニックスブース内ステージのイベント「星ドラCEO就任記念 堀井雄二×DAIGO生対談」内。このステージイベントは大人気スマートフォン用ゲーム「星のドラゴンクエスト」(以下、星ドラ)のCEO(C=ちょっと E=ええ意見を言う O=お客)に就任したDAIGOさんと本作のゼネラルディレクター・堀井雄二さんが初の対面。プロデューサー・市村龍太郎さんの司会のもと、ざっくばらんにドラクエトークが繰り広げられた。

 



ドラクエフリーク・DAIGOが堀井雄二にガンガン質問!

「ドラクエは8歳の時に出た、Iからやっていた」という筋金入りのドラクエフリークであるDAIGOさん。「I」は最初に登録する名前によってステータスが変化するため、自分で見つけたベストな名前「やり」でプレーしていたことや、「III」まではその名前で遊んでいたこと。「I」はやりこみすぎて、竜王の城はたいまつを使うことなくクリアできること。一番好きなタイトルは「II」で、「はかぶさの剣(最大の攻撃力を誇る呪いの武器「はかいのつるぎ」を、2回攻撃できる「はやぶさのつるぎ」の効果を併せ持ちながら、呪われることなく装備できるようになるという裏技)」を作っていたこと。人生で一番遊んだRPGである「III」では、やりこみすぎてはぐれメタルがごくまれに落とすアイテム「しあわせのくつ」を4個も持っていたこと。最新作「XI」は妻・北川景子さんと一緒にプレイ。ベロニカが○○じゃうシーンでは思わず泣いた、などなどノンストップでドラクエの思い出エピソードが飛び出すDAIGOさん。思わず堀井さんも聞き役に徹するほどの熱の入れようだ。

 
そんなDAIGOさんが「星ドラ」を始めたのはおよそ3年前。当時はリリース1周年頃で、それまでは遊んでいなかったのだが、ふと始めて以来どっぷりハマり続けている様子。そのやりこみようはTwitterなどでも公開されており、その縁で今回のCEO就任オファーに至ったそうだ。

どのくらい入れ込んでいるかは、10月に公開されたCMにその一端が表れている。CM自体は合計5分程度の映像になっているが、実は撮影は2時間ほど延々とDAIGOさんが「星ドラ」について語っていたのを編集して制作されたものだという。このCMの反響はかなり大きかったらしく、DAIGOさんもいろいろな人から「見たよ」と声をかけられるようになったという。

 

 

いっぽう、DAIGOさんから「毎回、斬新なアイデアはどう考えるんですか?」と質問された堀井さんは「ドッキリ番組を作る感覚」と回答。

DAIGOさんと市村さんは、「I」、「II」と来て、「III」で過去の話になったのに驚いたと語ると、堀井さんは「また未来の話だとつまらないから、過去に戻っちゃえって」「IIIは何が起きたら面白いか、というイベントから考えた」と制作裏話を明かした。

また「魔王を倒すのは決まっているので、そこまでをどう作るか」を毎回苦労しているとも語った。

 

そのほか、さすがドラクエフリークのDAIGOさん。「XIで最後、主人公のいる世界のいない世界に分岐したけど、主人公のいない世界はどうなちゃったの?」と鋭い質問を投げかける。それに対し堀井さんは「別々の世界のままだとかわいそうなので、やがて2つの世界は融合して一つになります」と回答。長らくファンの間でも論争となっているこの問題について、ひとつの回答が得られたという点で、DAIGOさんGJ(グッジョブ)!といったところか。

 

そんなDAIGOさんに、堀井さんが「来年のCEOをお願いしたいですね」と引き続きのオファーをすると、「もちろん!」「(2020年も)GGIっすね」とDAIGOさんも返答。「GGI」とはもちろん「G(ガン)G(ガン)I(いこうぜ)」のことである。

 

そのほか、「星ドラ」プレイヤーの観客にステージ上から声をかけ、どういう風に遊んでいるのかなど、フランクに声をかけるDAIGOさん。気さくな人柄に会場は和やかなムードに包まれた。

 

伝説のマンガ「ダイの大冒険」新情報がサプライズ公開!

ここで「Vジャンプ」(集英社)副編集長のサイトーブイさんが乱入。サプライズで「DRAGON QUEST ダイの大冒険」(以下、ダイ大)の新作アニメ制作が発表された。

 

「ダイ大」は1989年から1996年にかけて「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された、三条陸さん(原作)、稲田浩司さん(作画)による大ヒットマンガである。

1991年に一度TVアニメ化されているが、当時はまだ原作連載途中だったこともあり、物語は完結せずに放送は終了していた。今回の新作アニメはもう一度最初から、今の技術で再アニメ化するプロジェクトとなる。アニメーション制作は、旧作と同じく東映アニメーションが担当。放送開始時期は2020年秋の予定だ。

 

 

 

 

 


 

 

 

公開された映像では、原作マンガ最終ページに描かれた地面に突き立てられた「ダイの剣」や、竜の紋章を発動させ、必殺技「アバンストラッシュ」を炸裂させるダイの姿が描かれていた。これはちゃんと物語を最後まで描く予定なのか? と期待も高まる中、ステージには原作者の三条陸さんが登場。その手には、稲田浩司さんによるアバン先生が描かれた色紙が。

 

まずはがっちり握手を交わした三条さんと堀井さんは、お互いに連載開始当時のことを振り返る。

堀井「IIIが社会現象になったことで、マンガ連載の話がきた。しかし、ゲームと同じことをやっても面白くないのでオリジナルストーリーの作品にした」

三条「ドラクエIVの宣伝も兼ねてスタートしたんですよね。自分はモンスターが好きだったので、モンスターを操る少年のマンガにしようと思った」

 

 

また、DAIGOさんは「(アニメに)ヒュンケル出ますよね?」とヒュンケル推しをアピール。ストライク世代ということもあり、このニュースにテンションが激上がりだ。

実はこのプロジェクトは数年前から始動しており、連載開始30周年というタイミングになんとか間に合わせることができた、と市村さん。「星ドラ」コラボでのユーザーの盛り上がりも、後押しになったという。

そんな「ダイ大」だが、なんとゲーム化も決定したという。開発はスクウェア・エニックスが担当。まだプラットホームや発売時期は未定だそうだが、実は初の単独ゲーム化ということでこちらへの期待も高まるばかりだ。

 

さらに2019年12月23日よりWebマンガサービス「少年ジャンプ+」にて、無料連載がスタート。2020年1月6日頃より、旧アニメシリーズが初の配信スタートを予定しているということで、2020年は「ダイ大」イヤーになること間違いなし。

さらに1月6日は堀井雄二さんのお誕生日とのこと。堀井さんは、「ダイ大」配信スタートによせて「いい誕生日プレゼントになりそうです」と笑顔を見せた。

また三条さんも「これからもドラクエの仲間として、(「ダイ大」を)愛してくれたら」とコメント。観客も大きな拍手でその言葉に答え、ステージは終了した。
連載開始30周年を迎え、再び盛り上がりをみせる「DRAGON QUEST ダイの大冒険」の続報に注目だ!

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