ジャンクハンター吉田、イチ推し! Xbox Oneユーザーなら「State of Decay」シリーズを遊んどけ! 【極めよ、Xbox道!第2回】

2019年12月19日 15:060

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

アキバ総研も頭おかしいから(超褒め言葉!)先月からXboxの連載を始めさせてくれた途端、ゲーム業界関係者の方々よりさまざまな反響をいただきまして、その大半が「負け戦に挑んで大丈夫?」と心配される声ばかり(苦笑)。

オイオイ、まだ負けたなんて思ってないですってば。日本国内では底辺のポジションに存在しているXboxですが、もうそれ以上下がることはないのです。

つまりですね、平行線のままか上昇することしか選択肢はないわけです。怖いものなしとはまさにこのこと。

 

それもそのはず。先日開催された「The Game Awards 2019」にてマイクロソフトから次期Xboxの発表があるのでは?と噂が飛び交っており、それがついに現実となったのですよ! そのプロジェクト名も……「Xbox Series X」。ダサすぎる名称にズッコケてしまいそうですが、いいんですよ。ネーミングセンスなんて昔からないのはXboxユーザーの皆さんだったらわかってらっしゃいます。何はともあれ形がすごい。店内禁煙なラーメン屋の入り口に置かれている灰皿のようなルックですよ! 

 

もうこれだけで哀愁漂いませんか? 既存のゲーム機らしさを完全崩壊させるようなタワー型長方形。Xboxと言えば、初代機以外はいつも横置きにすると上に何かしら置かれている台座扱いがデフォルトの方もいらっしゃいました。そんな声を払拭させるべく行なったかどうかは知りませんが、このタワー型ではさすがに無理ですよねぇ。

しかし「BOX=箱」とのイメージは損なわないスタンスは無骨すぎて素晴らしい。詳細はまだ完全に発表されてはいませんが、「Xbox One X」の4倍の処理が可能とのこと。それと「Xbox One」の資産がすべて引き継がれるので初代Xboxから現行機種まで幅広くカバーしているのはユーザーにとって嬉しい要素なのは間違いないですね。発売は来年のホリデーシーズンだそうで、ソニーの「PS5」(多分12月)発売前の11月が濃厚なのかなって勝手に推測しております。毎回Xboxは11月発売ですからね~。

 

というわけで、今回もXboxへの愛を伝えるべく……と思ったらワタクシ、大変なことに気づきました。「Xbox LIVE」のゴールドメンバーシップが切れてしまったのです。「そんなのお金を払いさえすれば問題ないだろ」と思われるかもしれませんが、北米アカウント、カナダアカウント、日本アカウントの3つ全部がほぼ同時に切れてしまったため、海外用のアカウントは日本のクレジットカードから支払い対応してなかったり(できるのもあるらしいですがカード会社によるそうです)、最近は日本で売られているVISAのプリペイドカードが海外の買い物などの支払いに使えなくなっている事案も増えているそうで、現在積んでいる状態です。

まぁ、近いうちになんとかします。プライベートでメイン稼働させているのは北米アカウントのため、そちらを優先させますけどね。

 

あまりにも日本ではXboxがマイノリティーすぎて、ハッキリ言ってしまうと、こちらのワタクシの連載は人気が出るとは到底思えないのですが(でもやるんだよイズム)、少数派たちの悔しさあふれる小さな声を聴くチカラとして、「Xbox Oneで遊べるおススメのゲームソフトを教えてほしい」とのリクエストにお応えし、今回は吉田激推しタイトルを紹介させてくださいませ。

当然ONLY ON Xboxなエクスクルーシヴタイトルですけども(過去に「デッドライジング」など裏切られたタイトルも数知れずですが)、日本未発売のゾンビゲーム「State of Decay」シリーズをピックアップ!

 

 

本作はXbox Oneユーザーであれば必ず遊んでほしいんですよ。“ゾンビゲームが苦手な方以外は”に限定されてしまいますが(苦笑)。「State of Decay」を日本語にすると「崩壊状態」を意味していて、ゾンビ・アポカリプスな終末世界を指しているんですけども、生存者もそれなりにいますから、ゾンビだらけの中、ひとりぼっちで孤独感味わうようななゲームデザインではありません。

 

実はコレ、かつて「Xbox 360」のダウンロード専売でリリースされていたタイトルなんですが、Xbox One用にグラフィックや処理能力を強化したバージョンで再リリースもされているんです。そのタイトル名が「State of Decay 2 ULTIMATE EDITION」。こちらはタイトルから察してもらえる通り、続編ではあります。が、なんと前作がXbox One用としてオマケで収録されているので、こちらを購入するのほうが間違いなくおトク感満載であります。全部とまではいかないですが、かなりの数のダウンロードコンテンツも多数収録されてますし、全力でこちらの究極仕様を激奨!

 

 

で、そんな「State of Decay(SoD)」なんですが、「State of Decay 2 ULTIMATE EDITION(SoD2 UE)」を購入した方であれば続編の「State of Decay 2(SoD2)」を真っ先に遊んでほしい。「え? いきなり続編から?」と思われますが、シリーズ1作目での不満点や問題点を踏まえたうえで作られているのが「Sod2」でして、たとえば「SoD」(略称で書いていると某AVメーカーと間違えられそうですが)で、移動手段のクルマにガソリンという概念がなく、エンドレスで走り回れたんですね。これで遠方まで物資を探しに行っても余裕で本拠地にしているエリアへ戻れてしまうんです。何が言いたいのか簡単に説明すると、現実的にあり得ない無限ガソリン仕様のせいで緊張感が失われていることから、多くのユーザーが指摘をし始め、続編の「SoD2」ではガソリンが大変重要な資源になっていったんです。なもんで、「SoD」は「SoD2」でやることがなくなるほど遊び尽くしてからプレイすることを個人的におススメしております。まぁ、どっちから遊べばいいのかは自由ですけどね。

 

 

あ、うっかり。肝心なゲームの内容を説明せねば。ゲームデザインは三人称視点で、開発チーム「Undead Labs」がカプコンの「デッドライジング」シリーズが好きすぎて、自分たちでやりたい要素を詰め込んで2013年にリリースされたのが「SoD」。続編の「SoD2」は2018年と5年の間に随分パワーアップされて帰ってきたわけなんです。「SoD」も「SoD2」もゲーム開始と同時にゾンビだらけな終末世界から始まるんですね。そのような絶望的状況から生存者を見つけていき、複数の面々でコミュニティを形成することからゲームをスタートしなくてはいけない。食料や武器、コミュニティを拡大していくための素材など、物資を自分自身の足でさまざまな場所へ時にはクルマ、時には徒歩で探しにいくのが最大の魅力。

 

ほかのゲームと違うのが、ラスボスが存在して云々の内容ではなく、とにかく生き延びることが最優先という点。食料がなくなってきたら探しにいく必要も出る。生存するためには危険なゾンビだらけな場所を回避して物資を調達したり、ゾンビの群れを1体1体安全に壊滅させてから調達したりと、プレイヤー自身の手でこの退廃したゾンビだらけの世界で生き延びていくのが楽しくて仕方がないのです。銃の弾がなくなったら探しにいくのもいいけど、素材を見つけてきて拠点のコミュニティ内に弾の製造できるユニットを建造すれば自前で用意することも可能とか、特に「SoD2」は前作より、さらに現実的なサバイブを自分で堪能できる仕様になっていて、海外ドラマ「ウォーキング・デッド」から頂戴したエッセンスが大量に盛り込まれているのでゾンビ好きが楽しめないわけがない。

 

 

「吉田のチョイスが海外ゲームでマニアックすぎて敷居が高い」とおっしゃる方も出るとは思います。確かに「SoD」シリーズは全編英語ですし、文字情報も相当多いです。本当はマイクロソフトの日本法人も国内リリースする予定に入れていたんですよね……。が、プレイヤーがゾンビに殺されるシーンが真っぷたつにされ、内臓グロんちょだったりとかで、CERO審査が通らなかったとの噂を聞きつけました。表現の自由を奪われてしまい本当に悲しくなります。

 

 

個人的に激推しな「SoD2」ですが、友人らに買うことを推奨しまくってはプレイのコツも頼まれてないのに勝手に伝授しております。まず「SoD2 UE」には「Daybreak」という追加ダウンロードコンテンツがデフォルトで収録されてるんですけども、タワーディフェンス型のコンテンツでして、まずは本編を始める前に「Daybreak」を徹底的にやりこんでください。

ゾンビを倒す際の操作スキルアップに繋がるだけではなく、遊ぶたびに本編で使える特殊なポイントも最大9999ですが溜まっていきます。ここで培えるvsゾンビ戦スキルは銃撃だけではなく、ナイフなどの近接攻撃も含まれます。ここで得た特殊なポイントを本編開始してから使うとスキル満載な強い傭兵を雇うことも可能だったり、特殊な武器も購入可能だったりといいことだらけなのです。さらに「Daybreak」で強い武器がアンロックされれば本編で購入も可能になるし、少しでも(いや、かなりだな)本編を進めるのがラクになるわけ。その特殊ポイントを買い物などで使ってしまい減っても大丈夫。何度でも「Daybreak」をやればポイントは溜まっていくのでいくらでも貯めて活用ができるんですな。

 

 

「SoD」シリーズ最大の特徴が、死んだら生き返らないってこと。大切にレベルアップまでさせて育てたサバイバーを失ってしまった時のショックは計り知れない。だが「Daybreak」で特殊なポイントを貯め、「SoD2」本編で何人も傭兵を呼び出せば最強軍団を構成することも可能。傭兵呼び出しすぎると完全チートモードになり、本編が簡単になってしまうんでほどほどにしましょう(苦笑)。「SoD2」はリリースから1年半も経過しているのにサバイブ感の楽しさや最大4人までオンラインで遊ぶこともできることから、特に海外ではいまだに盛り上がってるんですよね。

筆者は日本人ユーザーと出会ったことはありませんが、サバイバル経験高い、見ず知らずの人と一緒に探索に出た時の「どこかで裏切られるんじゃないか」という疑心暗鬼と緊張感、そして強い武器や必要な物資をもらえた時の面白さは、現実世界で孤独にサバイバルしなくてはいけなくなった時のシミュレーションに近い部分を感じたりできるからではないかと思ってます。現在もプレイヤー人口が減らない理由もそこにあるのでは?

ハロウィン時期には巨大な肉切り包丁とエプロン、そして豚のマスクなルックの着せ替えセットが配信され、どう考えてもプレイヤーを連続殺人鬼な様相にすることができたり、細かくアップデートサービスは行なってますので、ぜひ皆さんも「SoD2 UE」を購入して遊びましょうよ! 

 

 

英語の読解力なんてなくったって大丈夫。わかんない英単語なんて手元のスマホで調べながらできるしね。

 

(文/ジャンクハンター吉田)

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