田辺聖子の名作「ジョゼと虎と魚たち」が2020年に劇場アニメ化決定! ティザービジュアル・スタッフ情報も発表

2019年12月03日 10:300

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

「ジョゼと虎と魚たち」(角川文庫刊)が2020年劇場アニメ化されることが決定した。また、それにあわせてティザービジュアルとスタッフ情報も解禁された。

「ジョゼと虎と魚たち」は、1984年に「月刊カドカワ」で発表された芥川賞作家・田辺聖子さんの代表作。作者の田辺さんは、2019年6月6日、91歳で死去した。


本作では、足が悪く外出をほとんどしないジョゼと、大学を卒業したばかりの恒夫との純愛が描かれている。2003年に妻夫木聡さん、池脇千鶴さん主演で実写映画化され、話題を集めた。


その名作が、2020年に劇場アニメ化することが決定した。監督は、「おおかみ子どもの雨と雪」助監督や「ノラガミ」シリーズの監督を務めたタムラコータローさん、脚本は「ストロボ・エッジ」の桑村さや香さんが、キャラクターデザインは「妖狐×僕SS」「クジラの子らは砂上に歌う」の飯塚晴子さんが手がける。アニメーション制作は、「鋼の錬金術師」や「僕のヒーローアカデミア」のボンズが担当する。


監督・タムラコータローさんと、原作・田辺聖子事務所よりコメントが到着しているのでご紹介しよう。


■タムラコータローさんコメント(原文ママ)
ようやく発表できました。田辺聖子さんの短編小説「ジョゼと虎と魚たち」が執筆されてかれこれ干支が三周しようとしてるわけですが、この作品にはどんなに時が経っても多くの人の心を捉えて離さない不思議な魅力があります。どこにでもありそうで、どこにもなかった物語。新しい時代を迎えた今だからこそ映像化を通して再度スポットライトが当てられれば幸いです。

 

■田辺聖子事務所コメント(原文ママ)
主人公のジョゼは、足の悪い、ちょっと世の中をナナメに見ている女の子。そのジョゼが、人を愛することによって、世界への扉を一つずつ開いていきます。扉を開ける前のすくむような気持ち、そして扉を開けたときの驚きと、あふれるような喜び。この作品をご覧になる皆様が、ジョゼの”冒険”を一緒に楽しんでくださいますように。原作者・田辺聖子もきっとそう望んでいると思います。

 

【作品情報】
■アニメ映画「ジョゼと虎と魚たち」
・公開情報:2020年ロードショー
・STAFF:
原作:田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」(角川文庫刊)
監督:タムラコータロー
脚本:桑村さや香
キャラクター原案:絵本奈央
キャラクターデザイン・総作画監督:飯塚晴子
コンセプトデザイン:loundraw(FLATSTUDIO)
音楽:EvanCall
アニメーション制作:ボンズ
配給:松竹/KADOKAWA
製作:「ジョゼと虎と魚たち」製作委員会


<INTRODUCTION>
趣味の絵と本と想像の中で、自分の世界を生きる車椅子のジョゼ。自分の夢を追いかける、大学生の恒夫。ある晩、ジョゼは恒夫と出会い、意を決して彼とともに外の世界へ飛び出すことに決める──。瑞々(みずみず)しく真っすぐな純愛の中、誰かを通じて自分とお互いを知って前に進む姿を、楽しさと切なさ、痛みと喜びを交えて描き出す。

(C)2020 Seiko Tanabe/ KADOKAWA/ Josee Project

画像一覧

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。