【声優・泰勇気の週末プラモ!】第7回 「IDWって知ってるかい?」アメコミ版司令官もプラモ化!「OPTIMUS PRIME(IDW ver.)」を作ってみた!

2019年10月20日 11:000

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

FLAMETOYSさんがお送りする「トランスフォーマー」プラキットシリーズ「風雷模型」3つ目のキットはOPTIMUS PRIME[IDW ver.]。

この「IDW」が何を指すのかというと、アメリカの出版社IDW社から来ているのですが、アニメになる前、実はトランスフォーマーのコミックスって「マーベルコミックス」→「ドリームウェーヴ」と出版社を移りながら展開していたんですよね。そして今回のキットは現在の出版社、IDWのアメコミに登場する「オプティマスプライム」の姿ということになるわけなんです。同シリーズに登場するトランスフォーマーはなかなか立体化に恵まれなかったのですが、最近ではFLAMETOYSさんが「鉄機巧」シリーズや「風雷模型」シリーズで積極的に立体化をしています。とはいえ、オプティマスプライムがプラキットになるのは恐らく初めてなんじゃないかな。

 

以前の「OPTIMUS PRIME[ATTACK MODE]」が超絶アレンジを加えられていたのに対して、こちらの[IDW ver.]はそこまで大きなアレンジは加えられておらず、比較的原作に忠実な形状をしています。

それではまず、パッケージをご覧いただきましょう。

 

 

これまでの風雷模型シリーズ同様、キットの元となったデザインで描かれたオプティマスプライムの姿が。背景のビルと比べておわかりの通り基本的にトランスフォーマーの身長は3~5メートルくらいなんですよね。(なかには惑星にトランスフォームする奴もいるけど)

 

裏面には完成見本の写真が。今回もフルカラーの豪華な仕様。続いて中身を見ていきます。

 


 

オプティマスらしいカラーのランナーが並んでいますね。7割程度がABS製のパーツです。

 

パーツ以外にはフルカラー印刷の組立説明書とメタリックシールが付属。シートの真ん中にあるストライプ状のシールが、今回のオプティマスの特徴的なパーツのひとつに貼り付けられます。

そしてフルカラー説明書の見やすさったら、まぁ最高! さぁて組み立てていきましょう!

 

今回も胸部の内側にあたる部分には、それとなくマトリクスのようなディテールが。

 

脚部などはプラモに慣れている人からすると後ハメ加工ができそうな部分が見えてきたりします。

 

各ブロックを組上げた状態がこちら。手首は「握り拳」「武器持ち手」「平手」が左右ひとつずつ合計6個付属。各部位は角張っていて、けっこう従来のオプティマスプライムっぽさがあります。

 

武器のブラスターも付属。やっぱオプティマスといえばこれですよね! トリガーの前あたりにガトリング砲のような形状も見られます。

 

2時間ほどの時間をかけて組み立てた後、シールを貼り付けて完成させたのがこちら!
くぅ~! たくましきオプティマスの雄姿! 肩や腕のパネル、脚部側面のパーツなどがこのIDW版の特徴。

腕部のパネルには、ストライプ柄のシールを全面に貼り付け。

 

背中の肩甲骨辺りには翼のようなパーツが。きゅっと締まった腰もまた魅力的。オプティマスならではのタイヤパーツはふくらはぎ部分に集中して収まっています。非変形モデルということでとてもまとまりがありますね。

 

先ほどのマトリクスのようなモールドが、胸部のクリアパーツ越しに見えています。頭部の印象は間違いなくオプティマスプライムですが、どこかシャープな顔つき。

 

耳のパーツがブレード状になったのと、ひさしの形状が変わったことでシャープに見えるのかもしれません。

 

胴体のモールドです。クリアパーツや腹部のフロントグリルなど、オプティマス感抜群! ワイパーの造形まで確認できます!

  

脚部は比較的アレンジが強めの部分。ふくらはぎのふくらみがある分、さらに安定感のあるデザインになっています。

 

腕はやはりシールド状のパネルが特徴的ですね。裏面にもモールドが施されています。

 

シールドを外すと前腕の形状は左右対称。肩の中にもしっかりモールドがあることがわかります。

 

 

胴体側の肩の付け根は前後と上下にスイング可能。

 

肩を上げたときに見える関節部分にも細かいデザインが施されています。脇腹にもシリンダーみたいなディテールが見えます。芸が細かい!

 

胴体の前後屈伸はこのくらい。胸部のボールジョイントと腹部内部の可動部により、角張っているデザインなのにここまで可動範囲を確保しています。

 

股関節の位置は左右独立して可動。大胆なポージングの時にその真価が発揮されます。

 

 

膝は90°以上可動。脹脛の上半分のパネルが内側に入り込んで、膝の可動範囲を確保しています。脚を伸ばせば連動してパネルは元に戻ります。感動のギミックです。

 

手首のすぐ上でボールジョイント接続。かなり自由に動くので、細かいニュアンスの表情をつけるのに非常に便利です。

 

肘も二重関節でご覧の通り。
関節部にもしっかりモールドがあります。(写真では腕部パネルを外してあります)

 

頭部はボールジョイント接続。首パーツを引き出せばここまで、頭部を前方に倒せるようになります。

 

背中の羽根のようなパーツは、左右とも後方へ向けて90°ほど展開することができます。

 

手首の接続部。腕側に軟質パーツによる軸受けがある方式。


それでは素組み状態で、可動範囲を生かしながらのポージングをご覧いただきましょう。

 

「私がオプティマスプライムだ」

 

「ぬん!」

 

力強いパンチに繋がる腰のひねり。

 

「かかと落とし!!」
股関節が可動することで脚をここまで上げることがでちゃいます! しかも自立しています!

 

股関節はここまで柔軟! そして自立しています!

すごい安定感! さすが司令官!(韻を踏んでみた……でもそんなにうまくもない)

 

膝立ちも難なくこなします。

 

つま先にも関節があるので、こんな走り出しの体勢も。こちらも自立しております!!

 

右手首を交換し、ブラスターを使ってポージング。すっかりヒーローロボットです。

 

腕のシールド越しに狙い撃ち!

 

左手首を平手にしてブラスターを支えた射撃ポーズ。

 

大型のブラスターを楽々と右手ひとつで振り回せちゃうオプティマス。たくましくて頼りになります。

 

「銃は使わん。拳で勝負だ!」

 

「オートボット奥義……」

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

※   オプティマスにそんな奥義はありません。

 

「あっはっは! ほんのジョークだ」

 

それではいつものように簡単に墨入れを施してみましょう!

今回使用したのは「タミヤスミ入れ塗料ブラック」「ピグマ0.05mm」「ガンダムマーカー消しペン」です。

ディテールも多く、墨入れは非常に効果的だと思いますがいかがでしょうか。今回の墨入れ作業時間は1時間半ほど。素組み状態よりも重厚感が増したように見えます。

 

背面。モールドやディテールがくっきりしたことにより、このオプティマス本来の情報量の多さがさらにハッキリ見えてきます。

 

ただでさえシャープな頭部が、さらにシャープな印象に!

 

脇腹から覗くメカ群の密度も際立ちます。それにしても肩接続部のディテールが自動車のパーツっぽくっていいんですよ~。

 

脚部のライトグレーのパーツは墨入れするとすごくくっきりして気持ちいいですね。ふくらはぎ外側のメカ部分も墨入れのオススメポイントです。

それではさらにポージング写真をお届けいたします! 今度は市販のスタンドも使っていきましょう。

 

心なしか墨入れをしたことによりパワフルさが増したようにも見えませんか?

 

「ぬおぉぉぉぉぉ!!」

 

「オプティマス・キィィィック!!」

 

 

「とうっ!」

 

「トランスフォーム! オプティマスプライム!」

 

腕部パネル裏のモールドも映えます。

 

こうやって見るとブラスターは大きいんですけど、このオプティマスが持つ分には全然重たそうには見えません。

 


そんなたくましいオプティマスプライムでも、ポージングによってはこんなスマートに見えます。

 

身を潜めてます。オプティマス。(韻を……)

 

最後に風雷模型第一弾のオプティマスプライムとツーショット。以前のアレンジとは打って変わって今回は原作に寄せたデザインとなっています。

それぞれいいんですよね~。特殊なアニメ作画から飛び出してきたようなオプティマスも、ストレートなヒーローロボットらしいラインの[IDW ver.]も。

IDWを知らなかったという方の中には、今回の記事を見て「かっこいいロボットだな」と思った方も少なくないと思います。

 

個人的な印象ではありますが、風雷模型第一弾の「オプティマス」と比べて今回の[IDW ver.]は組み立てた時の安心感がグッと増していることをお伝えしたいです。特にスナップフィットのパーツ同士の勘合がよくなっているのが大きいです。

もうすぐバンブルビーも発売されますし、スタースクリームのリカラー、そしてウインドブレードもキット化が発表されていて今後のラインアップも楽しみです。機会があれば「鉄機巧シリーズ」にも触れてみたいです。

 

購入に関して、ひとつだけご注意いただきたい点がございまして、FLAMETOYSさんのトランスフォーマー関連アイテムは、基本的には日本国内では流通していないのです。しかし、ここのところは並行輸入ショップなどもあり日本で手に入れることもそれほど難しくなくなってきました。目にする機会がありましたらぜひ一度お手に取ってみてください。

以上、玩具・プラモ大好き声優、泰勇気でした。

 


次のキットは何かな~??

 

【出演情報】

■朗読劇 マガツハナ-白雪の桜-
・2019年11月2日(金)~11月4日(日)
 出演は11月2日と3日

・会場 六行会ホール

・チケット予約 https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=54241&

 

■謎解きゲーム「サラと謎のハッカークラブ2」(リーダー役)

https://arpuzzlegame.com/games/1

■ゲーム

「華ヤカ哉、我ガ一族 モダンノスタルジィ for Nintendo Switch」(御杜守役)発売中

「華ヤカ哉、我ガ一族 幻燈ノスタルジィ for Nintendo Switch」(御杜守役)発売中

画像一覧

関連声優

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

関連商品

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。