どうしても書いておきたい、ARSのためへの備忘録
ARPことを知らない、ライブに行ったことのない人には通じないことかもしれませんが、ARSのためにどうしても書き残しておきたい要素がまだまだあります。時系列で追うと膨大な量になってしまうので、箇条書きでまとめておきます!
●イカをモチーフとした衣装!?
レイジによると、今回の衣装はイカをモチーフにしているとのこと。ジャケットの裾がヒラヒラと分かれているがイカの足ってこと? 白くて長いからイカ?(でも、それなら「KICK A'LIVE」はすべてイカ衣装ということに……)と、いろいろ考えていると、すぐさまシンジが、イカをモチーフにはしていないと教えてくれました(笑)。
「イカやったん!?」とレオンも驚き!
イカではないと言ったにもかかわらず、レオンの「はい、イーカ!」という掛け声で、イカのポーズで記念撮影。シンジもノリノリですね。レイジは(勝手に)「ヤリ」の役を始め、「ヤリイカ」と言いながら遊びだします
実際に槍はないのに、避けるレオン(笑)。漫才の枠、「Double Treble」でひとつもらえば? とダイヤに言われるのも納得ですね
●年上組、年下組にはキメポーズがある
「ダブルートレブル!」「ブルーブラッド!」という掛け声で、それぞれのユニットがポーズをキメ! 年下組「Double Treble」のポーズはレオンが考え、レイジが渋々付き合っているということですが、指先までしっかり伸びて美しい。しかし、年上組「BLUE BLOOD」のポーズは、いつどちらが考えたのでしょうか?
●レオンにはちびっこ向けディレクション
「Burn it up」の発音が、レオンは「バニラ」になっているとレイジが指摘。カタカナ風の発音にならないように作曲家の平田さんに言われたというシンジに対し、レオンは「バニラって歌ってと言われた」とちぐはぐな会話になっていきます。その様子を見て、レオンには英語の成績を考慮して、ちびっこ向けのディレクション(このあと、アホ向けのディレクションとも言う)が行われたと言い放つレイジ。レイジとレオンの言い合いが続く中、最後は「ダイヤさん、どっちでした?」と傍観していたダイヤに飛び火してしまいますが、ダイヤは答えてくれませんでした。どちらだったんでしょうか。
●濃縮還元のセクシー
レオンの新曲「Dive into Love」についてクロストークしている時に、レオンが言うとひらがなで「せくしー」と聞こえるとレイジにいじられます。「レイジくんに言われたくないわ」と言い返したレオンに、「レイジのセクシーは濃縮還元だから~。原液だから~」と反論していましたが……。レイジはいつも名言残してくれますね。今回は「地上に舞い降りた~」ではなく、「時代を切り開く、愛と美の伝道師レイジ」になっていましたし。
●鳴らないシンジからの電話
「Burn it up」の歌詞がとても気に入っているというシンジ。ダイヤとレオンに夜中電話して感動した気持ちを話しているそうなのですが、レイジにはかかってきていないといいます。レイジにだけシンジからの電話がかかってこない事件は「3rd A’LIVE」の時にもありましたが、まったく変わっていないようですね。なんでも、レイジは電話に出ないので、出てくれるのならかけるとのこと。ダイヤが言うには「こいつは基本誰からの電話も出ない」ということなのですが、なんと、レオンからの電話には出ることが判明。ザワつくシンジとダイヤとARS。でも、レイジがレオンの電話に出る理由は、出るまでずっとリダイヤルしてくるからなのだそう。さすがのレイジもレオンには根負けしたようです。
もっとも悪(最悪)と、レオンからの電話を怒ってるレイジですが、Double Trebleの曲(デモ)が送られてきた時、レオンにイヤホンを片方貸しちゃうくらい仲良し
まとめ
これほどまでにさまざまな感情が入り混じった状態で始まったARPのライブは初めてでした。簡単に整理できるものではありませんし、ずっとモヤモヤは残り続けるかもしれません。でも、彼らがそこに存在することはすごくうれしいことであり、ライブを見ると楽しいし、よかったとも思う。そんな気持ちが、第4公演のダブルアンコールで、シンジが中心となり「The World Is Mine」をアカペラで歌った時にあふれ出たのか、多くのARSさんが泣いていました。「The World Is Mine」はシンジのデビュー曲でもあり、ARPの始まりの曲でもあります。「最高のGood-bye」がアカペラで歌われた「KICK A’LIVE2」の第4公演のダブルアンコールを思い出し、胸がしめつけられました。
今回筆者は、ARPをまったく知らない人と、2018年1月に開催された「3rd A’LIVE」までしか見たことのない人を連れて行きました(自腹でチケットを購入して)。初めて見た人は、見る前は架空のアーティストに入れ込めるのか? と思っていたけれど、想像以上に動きや会話が自然で、実在感があって楽しかったと興奮していましたし、「A’LIVE」止まりだった人は動きがよりなめらかになっていて、楽曲もパフォーマー同士のやり取りも自然な感じになっていてよかったと高評価。特に、ジャケットを脱いだ際の腕の筋肉が美しかったそうで、ダイヤの二の腕に目が釘付けになったと話していました。そんなふうに、いろいろな視点から見た人を魅了するコンテンツであるのは確か。2020年に放送予定のテレビアニメを機に飛躍できるか、正念場ですね。
第1公演でシンジが「このライブをKICK A'LIVEの集大成にしたいよね」と言っていたので、もしかすると次のライブでは名称が変わり、構成や演出が大きく様変わりするかもしれません。現に、いつもなら10~11月に行われるライブの再上映会「REWIND」は12月14、15日とうしろにズレており、そうなると、1月に開催されるのが通常である次回のライブは3月くらいになる可能性もあり、早くもこれまでとは違うスケジュールとなっている印象。なんにせよ、新しいことがいろいろと始まりそうなARPの今後を楽しみにしています。
(撮影/松川忍)