7月28日(日)
ライブの余韻も冷めやらぬ佐賀2日目。天候もバッチリで、じりじりと暑さが増していく。この日は早起きして、西唐津駅から歩いて15分ほどの場所にあるフランシュシュの拠点となった館のモデル「唐津市歴史民俗資料館」へ。
会館時間は午前9時からとのことだったが、期間限定で解放されているということもあり、時間前にはすでに多くの来場者が! 残念ながら巽幸太郎がアイドル活動内容の説明を行なう地下室には入れなかったが、年季の入った廊下、7人の寝室のモデルになったとおぼしき部屋など、じっくりと巡ることができた。
なお、西唐津駅から資料館へ向かう道中で佐賀新聞を購入。前日のライブの模様がレポートされており、唐津から佐賀へ向かう列車内で読みながら目的地へと向かった。
途中、佐賀インターナショナルバルーンフェスタ開催時のみ使用されている臨時駅、バルーンさが駅を横目に佐賀駅に降り立つと、ちょうど食事時。駅近くのホテルで佐賀のソウルフードと呼ばれているシシリアンライスを堪能。お腹も満たされたところでいざ佐賀城へ! 駅から佐賀城までは距離があり、普通はバスなどの交通機関を利用するのだが、道中にも作品にまつわる見どころがあるということで、あえて徒歩で向かうことにする。
リリィが父親と再会した656広場では、週末ということでちょうどイベントが開催されており、多くの人でにぎわっていた。広場は屋根つきなので、強い日差しや雨を気にせずに観覧できるのもいいところ。
佐賀城の入り口にはTVアニメのアイキャッチにも使用された鍋島直正の像が鎮座。
すぐそばにある鯱の門を抜けると佐賀県立佐賀城本丸歴史館。中は空調が効いていて、城内をゆっくりと見学することができた。第2話でさくらとサキがラップバトルを繰り広げた会場にも入ることができ、天井も高く、広々とした空間にいると、ゆうぎりの三味線の音が聴こえてくるようだった。
ふたたび佐賀駅へと戻り、最後に訪れたのは、佐賀城方面とは線路を挟んで逆側すぐの場所にある佐賀GEILS。第1話でさくらたちが訪れたライブハウスであり、いつかここでもフランシュシュが熱唱する姿を見てみたい……なんて思ってしまった。
各所を回ることができた時間は、実質1日半ほどだったが、作中に登場しなかった施設でもコラボ商品が売っていたり、スタンプラリー用の冊子が置いてあったりと、佐賀県全体で「ゾンビランドサガ」を盛り上げようという気概が伝わってきた。まだまだ巡礼ポイントはたくさんあるので、いずれまた現地を訪れてみようと思った。
・唐津市歴史民俗資料館
館内にはパネルや資料が置かれ、唐津市の歴史についても学ぶことができる。もちろん、「ゾンビランドサガ」関連のポップなども設置され、来場者を盛り上げていた。
・唐津城
時間の関係で入城することはできなかったが、遠目から撮影。こんど機会を作ってじっくりと巡礼したい。
・656広場
唐津市歴史民俗資料館で購入したリリィのアクリルキーホルダーと一緒に記念撮影!
・サガテレビ
佐賀城近くにあるサガテレビ1Fにはコラボグッズの販売ブースが。同じ1Fにあったレストランでもコラボメニューが展開していた。
・佐賀県立佐賀城本丸歴史館
入り口には作中にも出てきたアームストロング砲が置いてあり、佐賀の偉人をわかりやすく解説する演劇も開催されていた。
・佐賀GEILS
作品では入り口までの両側が観客で埋め尽くされていたものの、この日は多くの車が駐車していた。
というわけで駆け足で佐賀県を聖地巡礼してみた。どこも「ゾンビランドサガ」愛があふれており、ファンなら必ず満足できるはず! まだ佐賀県を訪れたことのがない、という方も、ぜひ一度巡礼してみてはいかがだろうか? きっと素敵な夏休みの思い出になること間違いなし!である。
(取材・文・撮影/佐伯敦史)