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アップテンポな曲調に「大人のお姉さん」や「イケてる大人女子」を織り込んだC/W曲
── カップリングの2曲は、アップテンポな楽曲ですね。 ささかま はい。「モバイルバッテリー」はスカっぽい曲調が特徴です。「RE!RE!!RE!!!」の「マイペース大王」が、そういうスカっぽい感じにしたんですけど、そのイメージをちょっと踏襲しつつ。それと、フレンチポップスみたいな爽やかさがあるような。そういう感じの「新しいMia REGINA、第2歩目」を出してみました。
── イントロなどでホーンが印象的なのも、スカ調だからなんですね。 ささかま そうなんです。爽やかに「ズチャ、ズチャ、ズチャ、ズチャ」って。
上花 この曲は、結構楽しい気持ちで軽く歌えました。やっぱり私としては、こういう風な曲のほうが歌いやすいかもしれないです。頭の中も軽くしながら歌いました(笑)。
霧島 語りかけるような感じの歌詞なんですよね。相手が目の前にいて、その人に対して気軽に話してるのを歌詞にしたみたいな。だから結構ラフに歌ったところがあって。「まぁ、まぁ。気楽にして」って(笑)。勢い込んで歌うというよりは、私もリラックスして「しょうがないなぁ」みたいな感じで。歌詞が結構、応援ソングとまでは言わないですけど、イイカンジに気楽に「頑張れ~」っていうような(笑)。そういう方向性で歌ってみました。
ささかま 歌詞のイメージとしては、「後輩の男の子を『はいはい、わかるよ』って慰める女性の先輩」という感じなので、なるだけそんな「大人の余裕」を持って、語尾などにしようと(笑)。
霧島 (笑)
ささかま たとえば「チャージタイム」の「タイム」を言い切る感じにするのではなく、「チャージタイムぅFu~」って(笑)。そういう風に歌ったんですよ。随所に言い切らないで、「Fu~」とか「Ha~」みたいな余韻を作ってみました(笑)。
上花 「たまには(そろそろ)」とか「つきあおう!(トコトン)」とか、重なってかけ合うパートが多いんですね。そこが好きです。
── 3曲目の「Healthy」はささかまさんが作詞されてますね。 ささかま 楽曲のイメージとしては、今までにやったことがないEDMっぽいというか少しラップのような、リズム強めの歌が欲しいなとなりまして。イメージとしては「Mia REGINAが歌う『強い女』」だったので、ならば自分たちで作詞したらいいのではということになり、私が担当させていただきました。
── 聞いていると、すごくイケてる大人女子っぽさがありますよね。 ささかま そうです。「ドバイに行きたい系大人女子」です(笑)。だから出だしに「こんにちわ」の意味の「アッサラーム・アライクム」って言葉も入れてみました。それからサビは、全部気持ちを日本語で伝えたいという感じで書きました。
── 上花さんと霧島さんは、この曲の印象は? 上花 私は、さっきも言いましたけど早口が苦手なので(笑)。そこをどうがんばろうかなって思ったんですけど、ちゃんとできました! えへへ。ひたすら、歌詞を噛まないように気をつけようって、心がけつつ歌った感じです。
── 特にそれを意識された部分は? 上花 AメロからBメロあたりの早いところや、英語とか……。はい(照れ)。その辺を注意しながらがんばりました。
霧島 早口でラップっぽいのは今までになかったので、どういう風に歌えばカッコよく決まるかな?とか考えながらレコーディングに臨んだんです。でも意外とサクッとハマって、よかったって思いました(笑)。
── 霧島さんが「カッコよく決まった」と感じた部分は? 霧島 「ノーメイクで素直になれるのはそうねココだけだからさ」をひと息でグワッと歌えて、レコーディングはすごく楽しかったです。ただ、私が入るのは「だからさ」からなので、最初は「全部を歌わなくて大丈夫です」って言われてたんですけど、「だからさ」からいきなりは入りづらいので、それで全部歌ったんです。
── 歌詞には、ハミング的な感嘆がありますが、これは意識して入れたんですか? ささかま う~ん……。なんか、言ってそうじゃないですか?(笑) 歌詞の流れとしてはちょっとストーリーがあって、Aメロで集まってBメロで自分たちの内面を言うみたいな構成にしてます。そこで集まる段階での気持ちの「表現」として、「Ohhh!」とか「Ummm!」とかが入ってるんです(笑)。1番の「Ohhh!」はビックリしたから友だちを集めたくて、2番の「Ummm!」は、日々の生活にウンザリしちゃって友だちを集めたくて。そんな感じだと思います。で、この歌で描かれてる女の子たちは、私たちと違って結構ぎらついた遊びとかもしちゃうんじゃないかなって(笑)。
霧島 「遊んでる大人女子」っていう意味では、私は友だちを思い浮かべました。その子たちだったら、いきなり「集合~!」って電話して、カフェとかに行きそうだなぁって。そんなことを思いながら、歌いました(笑)。
上花 私も、最初は大人女子感を出そう出そうって思って、レコーディングでは歌ったんですよ。でもそうしたら「いつも通りの感じのほうが、イイカンジにハマるよ」って言われまして。だから、結局いつも通りの感じで歌いました。
── ということは、最終的にはナチュラルな感じで歌われたんですね? 上花 そうです。作らなかったです。
1年半ぶりのワンマンライブへの意気込み
── ところで、来月にはワンマンライブがあるそうですね。 霧島 9月16日に、昼と夜の2部制でやります! 2部制にしたのには理由があるんですよ。5月にカバーアルバム「RE!RE!!RE!!!」を出して、この「無謬の花」は3曲入っているので、1回公演だけだとこの2つのCDの曲を歌ったら、結構いっぱいいっぱいになりかねないんです。それで、1ステージあたりの時間はちょっと短めにはなるんですけど、昼公演は「RE!RE!!RE!!!」からのカバー曲中心……もちろんオリジナル曲もやります。夜公演は「無謬の花」の3曲をフィーチャーした、今までのオリジナル曲を中心にしたセトリにしようかなって考えてるんです。Mia REGINAの楽曲は本当に幅が広いので、そこを感じてもらえるよう、たくさん歌いたいと思っています。
上花 2部制なので、カバーもオリジナルもいっぱいやれます。どっちも聴いてほしいので、できれば両方来てほしいなって思います。
ささかま 2部制は曲も倍歌えて、衣装も倍着られるので、いいことばっかりなように思ってるんですよ。やってみたら大変すぎて後悔しちゃうかもしれないんですけど(笑)。とにかく1年半ぶりのワンマンライブなので、以前より成長した姿をお見せできると思います。なかには昔の曲に新しく振りをつけたものもあって、そのお披露目みたいなところもあって。ですから、初期だけ知っているお久しぶりな方も私たちを思い出して見に来てくれたらうれしいです。
── ではファンの方へメッセージをお願いします。 ささかま 「無謬の花」は3人それぞれが個性を出しつつ合わさった楽曲です。新しい挑戦という面もありますし、今までの集大成という風にもとらえていただけるかと思います。ぜひお手にとっていただけたらと思います。
上花 このシングルの3曲は、どれも違う感じになっているので、いろいろな気持ちで楽しんで聴いてみてください。
霧島 Mia REGINAらしさを実感することができる3曲です。なかでも「無謬の花」は、Mia REGINAにとって新しい、しっとりした曲なのでたくさん聴いてもらいたいです。アニメと一緒に楽しんでください!
(取材・文/ぽろり春草)
CDデータ
■TVアニメ「可愛ければ変態でも好きになってくれますか?」エンディング主題歌「無謬の花(むびゅうのはな)」
1,400円(税別)
レーベル:バンダイナムコアーツ/2019年8月21日発売
〈収録曲〉
01.無謬の花
02.モバイルバッテリー
03.Healthy
04.無謬の花(Instrumental)
05.モバイルバッテリー(Instrumental)
06.Healthy(Instrumental)
描き下ろしイラストバックジャケット