エガちゃんも乱入!? 聖地・佐賀で「ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュみんなでおらぼう!~in SAGA」に参加してみた!

2019年08月13日 10:490

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オリジナルTVアニメ「ゾンビランドサガ」に登場するアイドルユニット・フランシュシュの佐賀凱旋ライブが2019年7月27日、佐賀県唐津市にある「ふるさと会館アルピノ」(以下、アルピノ)で開催された。

3月に品川インターシティホールで開催された初のライブイベント「ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュみんなでおらぼう!~」は、チケットがプラチナチケット化したことも記憶に新しいが、さらに今回は作中でクライマックスシーンが描かれた「聖地」での公演ということもあり、その内容が大いに注目されていた。

ライブ当日、記者は開演3時間ほど前に唐津駅に到着。道中、電車からはアルピノの駐車場に設けられたグッズの物販やご当地名産品コーナーに並ぶ列も確認でき、開演に向けていやがおうでも気持ちが高まっていく。駅から徒歩1分の距離にあるアルピノにはお土産販売コーナーもあり、コラボ商品を含めた「ゾンビランドサガ」関連のグッズも充実。物販コーナー同様、こちらも大盛況。ライブTシャツやハッピを着たファンで埋め尽くされていた。

 

この日は天候が不安視されており、実際に虹ノ松原駅あたりを通過する際、まとまった雨が降り始めたのだが、唐津駅に到着するまでにすっかり上がり、午後になると完全に好転。日差しとともに蒸し暑さも増していく。ライブと同じく悪天候の中でのライブを、ちょっぴり期待していたのは記者だけではないはずだが(?)。

 

13時30分になると待機列が形成されはじめ、高倍率のチケット争奪戦を突破したライブ参加者たちが、開場をいまかいまかと待ちわびている様子がうかがえた。

記者が関係者・メディア受付に着いたのは14時前。この時間帯は関係者やメディアはまだちらほらいるのみで、見やすい席を選ぶことができた。

開演までまだ1時間、イスに座ってゆっくりと待つ……というのは性に合わないので、座席に荷物を置いて、開演前までにひと仕事してきたのだが、その模様は別途「聖地巡礼レポート」で語らせていただくことにする。

 

 

定時までに無事客入れも終わり、いよいよ開演! 開演直前の影ナレーションを務めたのは、作品に方言監修として関わり、TVアニメ第5話でインタビュアー役としても登場した藤野真梨亜さん。佐賀弁を交えつつ観覧における注意事項を説明し、詰めかけたファンを楽しませていた。

実は、舞台袖からはフランシュシュのメンバーが円陣を組む声も聞こえており、それを耳にできた観客はラッキーだったと言える。

 

そんなライブの開幕前には、佐賀県の山口祥義知事が映像で出演。「このライブで何かが起こります。何が起こっても佐賀県は『ゾンビランドサガ』を全力で応援します!」と宣言。オーディエンスを大いにわかせる。

 

 

そしていよいよこの日の主役が登場! メンバーの紹介映像が流れたあと、源さくら役・本渡楓さん、二階堂サキ役 ・田野アサミさん、水野愛役 ・種田梨沙さん、紺野純子役 ・河瀬茉希さん、ゆうぎり役 ・衣川里佳さん、星川リリィ役 ・田中美海さんがステージに上がると地鳴りのような大歓声が!

特攻服に身を包んだメンバーが仁王立ちし、リーダーの田野さんが「盛り上がらねぇヤツはぶっ殺すぞ!」と文字通り「ぶっこみ」をかけ、「特攻DANCE~DAWN OF THE BAD~」を熱唱すると、続くMCでは6人が自己紹介とこの日の意気込みを語っていく。そして全員が紹介し終わると、「誰か忘れていない?」との声が。すると、客席後方に(三石琴乃さん演じる)山田たえの姿(生首)が! 

メンバーよりも早く(?)気づいたファンがサイリウムを使って指し示す一幕も。

 

 

オーディエンスの協力により、ステージ上に無事(?)たどり着いたたえだったが、「みんな、コイツたえだよな?」と笑顔で話す田野さんに対し、「ゾンビということを隠していない!」とご立腹の本渡さん。

ここからはさくらとサキによるラップバトル「DEAD or RAP!!!」がスタート! アニメ本編同様に見事なバトルを繰り広げたふたりは、最後に笑顔で汗をぬぐっていた。

 

本渡楓さん

 

田野アサミさん

 

ここからは特攻服の上着を脱ぎ制服姿となった6人と、夏らしく麦わら帽子姿で登場した藤野さんの司会のもと、佐賀県の特産品とコラボした商品に関するクイズコーナー「佐賀の名産品をおらぼう!」がスタート。正解すると「ブラックモンブラン」や「さが錦」、「イカスミサイダー」といった商品が6人にプレゼントされる、という内容。サイリウムの色を使った4択問題もあり、某クイズ番組の「オーディエンス」として参加できるクイズでは特に大きな盛り上がりを見せた。

最後の「古伊万里浪漫」に入っている9つのおつまみのなかで「一番人気を当てる」という難問では本渡さんが見事に正解! その結果、「古伊万里浪漫」がメンバー全員にプレゼントされることとなった。

 

河瀬茉希さん

 

種田梨沙さん

 

11月27日(水)のベストアルバムリリースなど、うれしい新情報もたっぷりの告知コーナーのあとは、ふたたびライブパート。オープニング映像とともにTVアニメオープニングテーマ「徒花ネクロマンシー」。アニメに登場した、ライブ前の円陣シーンからの「アツクナレ」では拳を突き上げながらの大熱唱。「目覚めRETURNER」では、愛のメインエピソードでキーワードとなる「落雷」のシーンも再現。

そしてリリィに関するハートフルなエピソード映像とともに、田中さんがスポットライトを浴びながら「To my Dearest」を歌唱。会場はやさしい雰囲気に包まれた。

 

衣川里佳さん

 

田中美海さん

 

ここで、愛が所属していたアイアンフリルの現メンバーである詩織役・徳井青空さんが映像で登場! 「ちょうど品川でライブがあるので行けなくてごめんなさい!」と語る彼女と中継を結び(?)、スクリーンには「ゼリーフィッシュ」を歌う現・アイアンフリルの5人の姿が。アルピノのオーディエンスも、青いサイリウムを振って声援を送っていた。

 

 

舞台はふたたびアルピノへ。アニメのクライマックスで披露された「ヨミガエレ」は、3月のライブでもそのシーンが再現されていたのだが、ここは「聖地」。ステージが崩壊したあと、すぐに(宮野真守さん演じる)フランシュシュのプロデューサー・巽幸太郎がとった行動(手拍子)で応える客席。少々フライング気味に始まった手拍子だが、集まったファンの、作品への愛を強く感じさせられた瞬間だった。

ふたたびよみがえった6人は色とりどりのサイリウムの光を受けながら前方に右手を伸ばしながら激しいダンスを見せつけた。歌い終えたメンバーは、アルピノで名シーンを完全再現できたことに感無量といった様子だった。

 

 

自撮り棒お姉さん(衣川さん)が音頭をとり、客席バックに記念撮影を行なったあと、本編最後に披露されたのは、TVアニメのエンディングテーマ「光へ」。スクリーンには佐賀の名所や実際にある施設、お店などが次々と映し出されていくのだが、実際に当地で見る映像は、品川公演とはまた違った趣きを感じることができた。

 

 

アンコールではふたたび「徒花ネクロマンシー」を披露……と思いきや、地元佐賀県出身のお笑い芸人、江頭2:50さんが登場。客席の反応は驚きから大歓声に変わり、ついには「エガちゃん」コールも。最後に「お前ら、この映像を見ろ~!」と叫ぶと、スクリーンに映し出されたのは同じく佐賀県出身の俳優、白竜さん。

大演説を行なった末に発表されたのが、TVアニメの続篇(復讐という名の続篇)となる「ゾンビランドサガ リベンジ」。続いてTシャツに着替えたフランシュシュの面々が登場したのだが、あまりの会場の盛り上がりにどうリアクションをとっていいのかわからない様子。

改めてメンバーから「みなさんの応援のおかげでTVアニメの続篇が決定しました!」と感謝の気持ちが述べられると、場内からは歓声があがった。

 

 

続いて、アンコールをしてくれたファンに向けて「まだこの曲を歌っていませんでしたね」と「FLAGをはためかせろ!」を歌唱。そしてフランシュシュのメンバーひとりひとりから温かいメッセージが贈られたあと、最後はやっぱりこの曲「徒花ネクロマンシー」。スクリーンには歌詞も表示され、藤野さんもふたたび登場し大合唱。会場全体が一体となった。

 

完全燃焼したメンバーとオーディエンス。ライブでの恒例行事である「佐賀~!」「おはようございま~す!」のコール&レスポンス。そして本渡さんが「私たちのいるここが、本当の佐賀だ~!」と叫び、アルピノでのステージは幕を閉じた。

 

会場を出ると、佐賀新聞のスタッフがTVアニメ続篇を大々的に伝える号外新聞を配っており、記者もライブの余韻に浸りながらその記事に目を通した。

まだまだ日が高い唐津の町では、7月と8月の毎週土曜に開催される「からつ土曜夜市」がこの日も行われることになっており、その準備が行なわれていた。「ゾンビランドサガ」が今後さらに盛り上がっていくことを願いながら、祝杯をあげに夜市の会場へと向かうのだった。

 

(取材・文/佐伯敦史)

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関連作品

ゾンビランドサガ

ゾンビランドサガ

放送日: 2018年10月4日~2018年12月20日   制作会社: MAPPA
キャスト: 宮野真守、本渡楓、田野アサミ、種田梨沙
(C) ゾンビランドサガ製作委員会 (C) ZOMBIE LAND SAGA PARTNERS

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