西田望見「女の子はDejlig（ダイリー）」インタビュー　ソロデビューミニアルバムを作り上げる中で見つけた自分

皆さんと一緒に作り上げる歌手生活にしていきたい

── ミュージックビデオも撮影されました。これも個人としては初めてですか？

西田　はい。初めは少し不安があったのですが、現場には女子メンバーが多くて女子会のような雰囲気で、緊張することなく撮影していただけました。

── ショットを撮られるときにはディレクターからどのような指示が飛びましたか？

西田　「憂鬱な感じで、今からちょっと元気になっていくよ」とか、「今の状況は笑顔で元気をあげる感じで踊って」とか、その指示に沿って演じていきました。普段は声の表現での仕事なので、表情や身振りを使っての表現は手探りでしたね。でも皆さんが盛り上げてくれたので楽しい撮影になりました。ナチュラルな表情もありつつ、普段は見せない真顔とか悩んでいる表情も撮っていただけたので、いろんな私が詰め込まれているのではないかと思います。


── ジャケット写真の花のドレスも印象的です。

西田　これはワンピースみたいな布にお花が縫いつけられていて、それをスポッと被っているんです。「みなさんへのプレゼントとして、フラワーボックスから飛び出してきたのぞみる」がテーマとなっています。

── そして1枚がパッケージングされました。発売に先立ってのお披露目ライブ「#のぞみるソロみる 大おひろめ会！」が行なわれました。

西田　先日のお披露目ではみんなが本当に笑顔で聴いてくれたので、このアルバムも迎え入れてくれるような気がして、温かい気持ちになりました。「ひとりじゃないんだ」と、実感できました。私の気持ちとか意見とか妄想を詰めていただいた、とってもいいミニアルバムができましたので、それがお客さんからどのような反応をいただけるか、ワクワクとドキドキが両隣にいます。

── これからどんな歌手人生を送りたいと考えていますか？

西田　アルバム制作においても、スタッフやクリエイターの皆さんとの打ち合わせを経る中で自分ができあがっていき、それが自分ではとっても楽しかったんです。そういう作り方が好きなのかなって。だから、今度はお客さんの皆さんからどのような反応をいただくかで変わっていくのではないかと自分では思います。皆さんと一緒に作り上げる歌手生活になっていければと思っています。

── この後、10月の「犬フェス2」ほか、ライブへの出演が決定しています。どんなパフォーマンスを見せて行きたいと考えていますか？

西田　フェスでは初めて私のことをご覧になる方も多いかもしれませんが、ひとつのアルバムでこんなにいっぱいの曲を楽しめるということをひとりでも多くの方に伝えられれば。お披露目ライブで感じたように、皆さんが温かく見守ってくれているのだということを活力にして、怖気づくことなく堂々とパフォーマンスができればと思っております。

CD情報

■デビューミニアルバム「女の子はDejlig」

＜収録曲＞
01. [ボイストラック]「日々の切れ端と夢の開幕」
02. Bubble Balloon Museum
03. [ボイストラック]「どこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか」
04. 想像守護神キメキトイア
05. doll
06. ロンリーロンリーシンギュラリティ
07. [ボイストラック]「さよならの三重奏」
08. まどろみはDejlig
09. [ボイストラック]「なんだか今日は、空が青い」
10. フルスロットルで行こうぜ！

※初回限定盤、通常盤ともに収録曲は同じ内容となります。

〈初回限定盤DVD収録内容〉
フルスロットルで行こうぜ！ Music Video
フルスロットルで行こうぜ！ Music Video Making