【インタビュー】新しいチャレンジができた作品になりました──JUNNAが、降谷建志プロデュースによる新曲「イルイミ」をリリース!

2019年07月23日 12:000

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3曲目の「Believe in Myself」は、「イルイミ」のアンサーソングのようになりました


── 2曲目の「We are」はJUNNAさんの作詞です。青春感がたっぷり詰まった曲でした。

JUNNA はい、10代の青春感を出してみました(笑)。

── 作曲は、SiZkさんとStephen McNairさんの共作です。1stフルアルバム「17才が美しいなんて、誰が言った。」に収録されている「やってられないよ」などを作った、JUNNAさんにとってはおなじみの作家さんですね。

JUNNA 夏らしい、みんなで盛り上がれる曲をテーマに書いていただきました。お2人のデモには、いつも英語詞の仮歌が入っているんです。お2人が作り出す世界だなって感じながら、今までの曲とは違ったポップさがあって、新鮮でした。めちゃめちゃ明るくて、ライブ会場が一体になる風景が見えるような曲でした。

── JUNNAさんのファンが驚いてしまうくらいの明るくまっすぐな曲でした。歌詞はどんなテーマで書いていったんですか?

JUNNA 曲と同じで、「夏!」って感じを出しました(笑)。野外イベントとかでみんなでタオルを振ったり、一緒に叫んだりできるような歌詞を目指しました。

── 最初に聴いたとき、「誰が作詞したんだろう?」って思ってしまいました。クレジットを見たら、あ、本人だと(笑)。

JUNNA 私にとっても初挑戦でした。今までは暗い曲とか、自分を見つめる曲とかを書いてきたので。でも、この青春感も、今しか出せないことだなって思うので、高校生でいる間に書けてよかったです。

── キラキラしていて、眩しかったです。「Superhero」という言葉がサビで印象的に使われていますが、なぜこの言葉を選んだんですか?

JUNNA まず、「We are」というタイトルが最初に決まっていて、その言葉をもとに歌詞を書くことになったんです。ディレクターさんから「We areの後に続く言葉を、何にしようと思ってる?」と聞かれて、パッと出てこないでいたら、「『We are 無敵』にしたらいいんじゃない? 10代はどんなことでも無敵に感じるし、なんでもできるんだよという勇気を与えられる曲になるんじゃないかな」って言われて、なるほどなって。無敵ということは、「Superhero」だと思って、この言葉が出てきたんです。そうしたら、ディレクターさんから直しの指示が入って。

── なんて言われたんですか?

JUNNA 別の言葉のほうがいいんじゃないかといわれて、変えたんですが、ずっと自分の中ではモヤモヤしていて、本番のレコーディングの途中で、「やっぱり、『Superhero』じゃダメですか?」と、無茶なことを言ってしまったんです(笑)。

── そんなことが(笑)。

JUNNA メロディへの音の乗り方も「Superhero」のほうが合うと思うし、無敵感を表現するなら絶対こっちのほうが合うと思いますって! それで、試しに「Superhero」も歌ってみて、判断してもらうことになりました。

── となると、JUNNAさんにとっては、「Superhero」と歌うときのほうが、テンションが上がりますよね(笑)。

JUNNA はい、納得してもらえるように、がんばって歌おうと思いました(笑)。それで変更が認められて、私が思っていたように、「Superhero」と歌えるようになりました。

── 希望通りの歌詞になったということで、この曲もライブで初披露される瞬間が楽しみです。3曲目は、作詞・瓜生明希葉さん、作曲編曲・白戸佑輔さんによる「Believe In Myself」。こちらは一転してシリアスな曲です。

JUNNA ドラマティックなメロディに、ストリングスがたっぷり入っていて、白戸さんらしい曲です。ディレクターさんのイチ推しで、私も聴いた瞬間、かっこいいなと思いました。

── 瓜生さんが書かれた歌詞の印象はいかがですか?

JUNNA 作詞をお願いする前に、どんな内容にしたいか、ディレクターさんと話し合ったんです。それで、自分の夢とか自分の芯にあるものを大切に、未来に向かって進んでいきたいという気持ちをテーマに書いていただくことになりました。

── テーマ的には、JUNNAさんの等身大の気持ちを表現したという感じですが、「響け 魂よ」というワードが入っていたりして、歌詞はかなり壮大ですよね。

JUNNA 楽曲の壮大さに合わせて、瓜生さんが書いてくださったんだと思います。アカペラのような感じになるパートもあって、この曲もライブ映えする曲になりました。初めて歌うときは緊張してしまいそうですけど、聴いていて鳥肌が立つような感覚を味わっていただけるんじゃないかと思います。

── アカペラと言えば「Here」ですが、あの曲を生で聴くと、いつも体がゾワッとします。それに続く曲になったということですね。今回のシングルは3曲とも、早くライブで聴いてみたいです。

JUNNA 濃厚なシングルになったと思います。それに、「イルイミ」にある自分を探し続けている思いが、「Believe In Myself」で解決されるような感じがあるので、同じシングルに入っていてよかったなって。

── 「Believe In Myself」は、ある意味、「イルイミ」のアンサーソングになっているということですね。

JUNNA はい。そして、まん中の「We are」では、夏を感じて思いっきり盛り上がっていただきたいです。

── 最後は、「イルイミ」というタイトルにかけての質問です。JUNNAさんは、自分が生きる意味とか、そういうことを考えたことがありますか?

JUNNA 私が生きている意味ですか? うーん、あんまり考えたことはなくて、生まれたからには生きなきゃいけないというか、そんな感じです(笑)。でも、自分の好きなことが見つかってなくて、毎日、学校と家の往復だけだったら、もしかして考え込んじゃっていたかなと思います。私には「歌」があるので、「これが終わったら仕事だ、歌える!」と思うと、それだけで生きていて楽しいんです。それに、私の歌を待っていてくれる人がいるというのもうれしくて、やっぱり「歌」が私の生きている意味なのかなって思います。



JUNNAプロフィール


2000年11月2日生まれ。愛知県出身。
2016年、TVアニメ「マクロスΔ」で、戦術音楽ユニット“ワルキューレ”のメンバー、美雲・ギンヌメールの歌を担当。「マクロス」シリーズ最年少歌姫となった。
2017年6月21日に、1stミニアルバム「Vai! Ya! Vai!」をリリースしてソロデビュー。以降、「魔法使いの嫁」オープニングテーマ「Here」、「ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王」エンディングテーマ「紅く、絶望の花。」、「賭ケグルイ××」オープニングテーマ「コノユビトマレ」といった、アニメ主題歌を歌う。


CDデータ

■TVアニメ「BEM」エンディングテーマ「イルイミ」

1,400円(税別)

レーベル:FlyingDog/2019年7月24日発売


〈収録曲〉
01. イルイミ
02. We are
03. Believe In Myself
04. イルイミ instrumental
05. We are instrumental
06. Believe In Myself instrumental


インフォメーション

●ニューシングル「イルイミ」リリース記念イベント

・東京/7月27日(土)14:00~ お台場ヴィーナスフォート2F 教会広場
【内容】 ミニライブ(観覧フリー) & 特典会(CD封入・イベント参加券持参者対象)

・大阪/7月28日(日)14:00~ イオンモール鶴見緑地 3F サンシャインコート

【内容】ミニライブ(観覧フリー) & 特典会(CD封入・イベント参加券持参者対象)


(取材・文/鈴木隆詩)

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放送日: 2019年7月14日~2019年10月13日   制作会社: LandQ Studios
(C) ADK-EM/BEM製作委員会

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