いつの間にかこれまでよりもすっと自然に曲に寄り添って歌えるようになっていた。井口裕香13thシングル「HELLO to DREAM」インタビュー

2019年07月26日 12:000
いつの間にかこれまでよりもすっと自然に曲に寄り添って歌えるようになっていた。井口裕香13thシングル「HELLO to DREAM」インタビュー

「たったひとつの」はダンまちの「英雄譚」がモチーフ


── アニメ盤カップリング「たったひとつの」はスマホゲーム「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~」2周年記念主題歌です。

井口 この曲は原作の大森藤ノ先生がアイデアを出してくださって、ベルくんがおじいちゃんから読み聞かされていた「英雄譚」をモチーフにした曲になっているんです。なのでこれまでの「ダンまち」曲の中でも、ファンタジー感が特に強めですよね。重厚で壮大なオーケストラサウンドのイントロとか。そして歌が始まれば、壮大な「ある英雄」の物語でありつつベルくんにも当てはまるような歌詞になっています。

── 井口さんは声優としてもヒタチ・千草役で「ダンまち」の世界に関わっていらっしゃいますよね。

井口 アニメ本編ではベルくんとの関わりはまだほとんどないんですよね。でもこの「メモリア・フレーゼ」ではゲームの進め方によってはベルくんにかわいい表情を見せていたりもします。


抹茶パウダーの上から見た景色


── アーティスト盤特典DVDには「HELLO to DREAM」のミュージックビデオ(MV)とメイキング映像を収録。5月にTwitterで「雨にも負けず風にも負けず! 朝からみんなで、都内を飛び出してたのしいたのしい撮影でした!」とツイートしていらっしゃいましたが、それがこの撮影ですか?

井口 そうです。撮影序盤はすごい快晴だったので、本物の素晴らしい青空も何とか撮ることができました。だけどわたしがバスの屋根に乗っている場面あたりの撮影のときはもう曇天どころか雷が鳴り響いていて。お天気がコロコロ変わる1日でしたね。でもそのおかげで撮影チームにすごい一体感も生まれて楽しかったです。

── 遠足の途中で雨が降ってきたときみたいな?

井口 雨でテンション上がって一致団結みたいな(笑)。それに今回は「Lostorage」「UNLOCK」と同じ撮影チームだったんですけど、その2曲って「Lostorage incited WIXOSS」と「Lostorage conflated WIXOSS」のオープニングテーマでああいう曲調でしたから、MVの雰囲気もダークだったんです。だったので今回の屋外での撮影はみんな、「我らもやっと光の下へ出られた!」ってそこですでにテンション上がってました(笑)。

── とはいえ現実問題としては、天候に恵まれない屋外撮影って大変ですよね?

井口 天候に加えてそもそも映像作品って、完成品の順番の通りに撮るのではなく、個所個所で撮っていったものを後から並べて完成させる作り方なので、撮られるほうとしても頭の中の整理が大変な場合もあるんです。「わたしいま何をしたらいいんだっけ?」ってなっちゃったり。でも今回は監督さんの頭の中にこういう映像を撮りたいという明確なイメージができていて、そのイメージをわたしたちにもわかりやすく伝えつつ的確な指示を出してくれて、おかげで迷いを感じることなく進められました。お天気は不安定だし日没までのタイムリミットもあるしというのはやはり大変ではあったんですけど、それがあるからこそみんなの集中力が高まってテキパキと進められたのかも。青空の下、爽やかで、心が開けてどんどん前に進んでいく。そんな気持ちを後押しできる映像をみんなで作れました。

── 特に印象的だったのは「緑の蔦に覆われた黄色いバス」でした。あれの実物を見たときも気分が上がったのでは?

井口 びっくりしました。あのバス、現場に到着して最初に見たときにはきれいな黄色いバスだったんです。それがスタッフさんの手によって蔦がつけられ苔がつけられ……その苔が気になってこれなんですかって聞いてみたら「抹茶パウダーです」って(笑)。アンティーク感みたいなものもあってすごい素敵でした。バスの中も夢かわいい感じでしたし、気分が上がりましたね。

── バスの屋根にも登っていらっしゃいましたが、そんな機会も滅多にないですよね。

井口 ないですよねえ。ハシゴを使って登ったんですけど、雨も降ってたし白い衣装だったからすごい気を付けました、抹茶パウダーですし(笑)。でも見晴らしのよい丘の上でバスの屋根から周りを見ると街の風景がぱあっと広がっていて……気持ちよかったです。



新鮮な春を経てイベント尽くしの夏へ


── この春には、アシスタントパーソナリティーを10年間務めたラジオ「A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン」からのご卒業、新たにメインパーソナリティーを任されての「RADIO UnoZero」の開始という大きな変化がありました。

井口 本当に大きな変化でした。

── 2月発売のシングル前作「おなじ空の下で」について、「卒業と出会いの季節の歌でもある」というお話もしていましたが、ご自身にも当てはまりましたね。

井口 レコーディングのときは「こむちゃ」卒業も「UnoZero」開始もまだ知らなかったんです。レコーディングを終えて発売の少し前、インタビューを受け始めるあたりでそのことを知って。インタビューで「みんなに当てはまる卒業ソングです」と言いながら、そのときはまだ自分の番組のことはお話できないタイミングだったので、内心で「そして実はわたしにも当てはまる……」なんて思ってたりしました。

── 「こむちゃ」の初代アシスタントは植田佳奈さんですが、井口さんは植田さんの雰囲気がとてもお好きだとか。

井口 植田さんは本当に尊敬できる先輩なんですが、それでいて後輩であるわたしたちを緊張させない雰囲気をまとっていらっしゃるんです。

── 「UnoZero」での井口さんも、年下の東京ホテイソンのお2人や東京声優アカデミーの生徒さんたちを緊張させずリードしているように聴こえますよ。

井口 植田さんとは全然違います! 植田さんは緊張はさせないけど頼れる先輩としてのしっかり感もあるんです! わたしは先輩どころか下手したら年下に見られているんじゃないかってくらいで。ホテイソンのお2人なんてわたしが声優として何してるかなんて本当に知らないんですよ。「〇〇の声やってるのわたしだよ」「カラオケLIVE DAMでわたしのライブ映像見られるよ」とか話すとガチ驚きで急に尊敬の眼差しを向けてきたり(笑)。

── 素晴らしく新鮮なリアクションをくれますよね(笑)。

井口 そんな風に普段活動しているジャンルやフィールドがまったく違うお2人と組んでさまざまなゲストをお迎えしてのカルチャー番組ですし、アカデミーの20歳くらいの生徒さんたちも怖いもの知らずでフレッシュにぶつかってきてくれるので、わたしも毎回刺激を受けられる番組になっています。

── そんな春に続いてのこの夏は、7月11日にお誕生日を迎え17日にこのシングルの発売。リリースイベントからの7月28日には品川インターシティホールで昼夜2回公演「LIVE&TALK HELLO to 31」です。

井口 前回の2枚同時発売シングルの収録曲もまだライブでは披露できていなくて、それと今回のシングルの収録曲を中心に披露する予定です。おなじみの曲も何曲かはやるんですけど、「まだライブで歌えていない曲」がメインですね。「LIVE」と「TALK」の割り合いは、普段のライブよりはトーク多め、ファンミーティングよりはトーク少なめという感じです。ぜひわたしの歌と……あとダンスも……楽しみに来てください!


(取材・文/高橋敦)



CD情報

■13thシングル「HELLO to DREAM」

アーティスト盤 CD +特典DVD 1,800円(税別)

ワーナー・ブラザーズ・ホームエンターテイメント/2019年7月17日発売


<収録曲>
1.HELLO to DREAM
2.We are together!!
3.HELLO to DREAM(INSTRUMENTAL)
4.We are together!! (INSTRUMENTAL)

〈DVD収録内容〉
ミュージックビデオ、メイキング映像を収録したDVD


アニメ盤 CD +特典DVD 1,800円(税別)

ワーナー・ブラザーズ・ホームエンターテイメント/2019年7月17日発売


<収録曲>
1.HELLO to DREAM
2.たったひとつの
3.HELLO to DREAM(TV size)
4.HELLO to DREAM(INSTRUMENTAL)
5.たったひとつの(INSTRUMENTAL)

〈DVD収録内容〉
アニメ映像を使用したMV


通常盤 1,200円(税別)

ワーナー・ブラザーズ・ホームエンターテイメント/2019年7月17日発売


<収録曲>
1.HELLO to DREAM
2.We are together!!
3.HELLO to DREAM(INSTRUMENTAL)
4.We are together!! (INSTRUMENTAL)

画像一覧

  • いつの間にかこれまでよりもすっと自然に曲に寄り添って歌えるようになっていた。井口裕香13thシングル「HELLO to DREAM」インタビュー

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放送日: 2019年7月12日~2019年9月27日   制作会社: J.C.STAFF
キャスト: 松岡禎丞、水瀬いのり、内田真礼、細谷佳正、赤﨑千夏、早見沙織、大西沙織、渡辺明乃、千菅春香、KENN、逢坂良太
(C) 大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち2製作委員会

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