いつの間にかこれまでよりもすっと自然に曲に寄り添って歌えるようになっていた。井口裕香13thシングル「HELLO to DREAM」インタビュー

2019年07月26日 12:000

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みんなに寄り添える普遍的な歌として届けたい


── としっかりインタビューさせていただいている途中でこれを聞くのも微妙かもしれませんが、先日に井口さんがラジオ番組「む~~~ん」でお話しされていた中に「なるほど」とうなずかされるところがありまして。

井口 ……あ、あれ聞いちゃいました?(苦笑)。

── 要約すると、「インタビューとかでわたしの解釈が先に発信されてみんなに届いちゃうのってどうなんだろう?『わたしはこういう想いで作りました』はあるけれど『みんなにもそう受け取ってほしい!』わけではない」といったお話でした。

井口 「わたしのこの想いよ届け!」って自分自身やメッセージを強く届けるような歌も、リスナーとして聴くのは大好きですし、その曲についてのインタビューを読むのも好きなんです。でも井口裕香の音楽についてとなると、そういうのはわたしらしさではないといいますか。わたしが作詞・作曲・編曲をしているわけでもないし、制作に関わるみんなの想いがあってできている楽曲でもありますし。それにわたし自身も、ピンポイントを狙うのではなく、みんなのいろんな状況に寄り添える、普遍的な歌にできたらいいなと思って歌っているので、聴いてくれるみなさんそれぞれがそれぞれの受け取り方をしてくれるほうがすごいうれしいんです。

── そのお気持ちは井口さんの歌声にも表れていると感じます。「わたしの想いよ届け!」ではなく「わたしはこう感じているんだよ」と歌っているからこそのやさしい伝わり方が魅力的です。

井口 そうなってくれているならうれしいです。そこの話でいうと、ミニアルバム「Love」ではわたし自身の好みや趣味を比較的に強く出しています。だからそういうのは絶対に嫌で絶対にやらないなんてわけでもないんです。今後も、シングルのカップリングやアルバムの中の1曲でという感じなら、自分の想いや音楽的な好みを強めに反映した曲もありかなと思っています。


「We are together!!」はライブでバキバキに踊る!……はず


── アーティスト盤のカップリング「We are together!!」はEDMの要素も取り入れたサウンドですね。

井口 EDM調のポップスですね。わたしはリスナーとしてEDMが大好きなんですけど、わたしが好きなのはEDMの中でもハウス系のもっとゴリゴリしたEDMなんです。それをそのままやったら聴いてくれる人がびっくりしちゃうし、ボーカルパートが少ない曲になっちゃうから「わたしどこ歌うの?」ってなりますし(笑)。なので、聴いてくれるみんなとわたしの好みをよいところですり合わせられたらなって試行錯誤して、EDMっぽい音をポップスの中に落とし込んでもらっているんです。

── その試みは以前から続けていらっしゃいますよね。

井口 実は前回の2枚同時発売シングルのうち「終わらない歌」のほうのカップリングを選ぶ際の最終候補曲の中に、この曲も残っていました。でもそのタイミングではカッコイイ系のEDMポップスをやりたいということで「Turning Point」が選ばれて。それがあったので、「前回のEDM枠はカッコイイ系をやったから今回はポップな曲で!」となったとき制作チームとしてはすぐこの曲が思い浮かんだらしいんです。それで「実はいい曲があるんです!」と提案していただいてわたしも「これですね!」と。本当にポップな曲です。ライブでもっと盛り上がれるように、歌詞にもみんなとかけ合える言葉遊びみたいなものを入れてもらいました。

── 7月28日開催「LIVE&TALK HELLO to 31」ではこの曲で久々にバキバキのダンスを披露! とのことですが、6月下旬時点の「む〜〜〜ん」では「もう本当にやりたくない」とこぼしています……。

井口 今のところ2割しか答えが見えてなくて絶賛不安です……どうなるのかわからないんですけど踊らなかったらすいません……。

マネージャーさん 踊らないことはないです(断言)。

井口 ……はい。振りはまるっと頭の中に入れてあって全体の流れはもう把握できているんですけど、それを身体で表現する難しさに悩んでいるところというか。先生が踊るとかっこいいしかわいいんですけど、わたしが踊るとまだそうなってくれなくて。曲自体もライブで映える曲だと思うので、ライブでは耳でも目でも楽しんでもらえるようにできたらなあと……思って……います……。

── ……いやほらでも!井口さん「RO-KYU-BU!」ではかっこよくかわいく踊ってましたよね! 小倉唯さんが振り付けして教えてくれたとか。

井口 そう! そうなんです! 唯ちゃんは本当にすごい! たとえばこの曲のここでこうしたらいちばんかっこいいというのがあっても、わたしたちはダンス初心者だったからその理想通りに瞬時にビシッと決めるのは難しかったりしたんです。でも唯ちゃんは「要所要所でかっこよくかわいく決まるけど難しくはないダンス」を考える天才で、わたしたちでも踊りやすくてだけどかっこいい振り付けを考えてくれて、リハーサルでもいっぱい教えてくれて!

── 対して今回の「We are together!!」のダンスはそういう配慮がされたものではない、と。

井口 歌の振り付けというよりダンサーさんがダンサーさんにつけるような振りで、歌詞とリズムだったらリズムに合わせてあったりするんです。だから歌いながらだと、リズムの表拍を感じて歌いながら裏拍を取って踊るみたいなことになるんですけど、わたしの頭はまだそういうのに慣れてなくて。唯ちゃんとか石原夏織ちゃんみたいなダンスの基礎がないので……。でもだからこそそれをできればすごくかっこよいものになりますし、ひとりでしっかり踊るのは1stライブ以来ですし、久々のダンスをみんなに楽しんでもらえるようにがんばります!

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放送日: 2019年7月12日~2019年9月27日   制作会社: J.C.STAFF
キャスト: 松岡禎丞、水瀬いのり、内田真礼、細谷佳正、赤﨑千夏、早見沙織、大西沙織、渡辺明乃、千菅春香、小若和郁那、真野あゆみ、KENN、逢坂良太
(C) 大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち2製作委員会

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