※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。
華やかで壮観な新規のライブシーン
── PVや本予告で公開されていますが、今回の映画の大きな見せ場は、FAガールたちの新規のCGライブですね。 川口 とにかく方向性としては、とても有名なあの女児アニメみたいな感じがいいかなって(笑)。
杉山 それプラス、アイドルヒロインが活躍するアニメがキーワードとしていろいろあがってましたね(笑)。
川口 そうした先人たちの作品のような雰囲気や盛り上がりはイメージとしてあったんですけど、FAガール的な動きというのは絶対にあるので、そこは差別化を図れるだろうというところですね。
VIDEO
── TVの最終回のライブパートは、昭和の歌謡曲番組みたいな雰囲気を意識されたとのことでしたが、今回はどういうコンセプトなのですか? 杉山 今回のライブのステージをどういう感じにするかについては、監督のほうから「全体としてスケール感、ボリューム感のある大きなもの」というオーダーがあって、それに合わせて振付関係の方たちも積極的に演出面での提案をしてくれたんです。モーションキャプチャーしたダンスの動きをベースに、「振付が見栄えよく見える」方向で作っていった感じです。
川口 TVのときは割合と作画でもできる感じのコンテの描き方だったんです。だから割と寄りのカットが多いんですよ。TVは見せたいところを見せていく感じだったので、今回とは全然作りが違ってます。
杉山 ダンサーさんはそれぞれ轟雷役とかマテリア シロ役みたいになっていて……。各担当キャラのことを理解したうえで「この子なら、ここで首をかしげるだろうな」みたいに、キャラを演じきった形でやってくたんです。
川口 轟雷たちの正面向きのアップを抜いていくカットとかは、表情もかわいくてよくできているなぁと思います。
── この映画で「フレームアームズ・ガール」に初めて触れる方もいると思います。この映画のポイントは? 川口 きっと、この映画だけを見ても作品全体は絶対わかると思うので、公開されている予告を見て興味が湧いた人はぜひ見に来てほしいです。「KING OF PRISM」の応援上映で流れた予告を見た人にも来てもらいたいです(笑)。「KING OF PRISM」のスタッフテロップに載ってる人たちで作ってますので(一同・笑)。
杉山 実際そういう制作スタッフで作っている、安心印つきの作品です!(笑) でも監督がおっしゃったように、知らない人がいきなり見たとしてもどんな話なのかがちゃんとわかる映画です。これをきっかけにTVシリーズ本編を見てもらえると、さらに「なんだこれは!?」って驚きがくるハズです。そして「続き」はお楽しみに……! と(笑)。あと今回は、本当の意味でフルメンバーでのアフレコだったので、「ここまでやって来たんだ!」という想いもありました。
川口 とにかく肩肘張らないでゆるい気持ちで見られる、誰が見ても楽しい映画だと思います。
(後編に続く!) (取材・文/ぽろり春草)
(C) KOTOBUKIYA / FAGirl Project