ムダ毛を駆逐せよ! インパクト半端ない進撃グッズ第2弾「進撃の脱毛シリーズ SLIM」【コラボのゲンバ第6回】

2019年05月03日 14:230

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

アニメや声優などのサブカルチャーとさまざまな業界のコラボレーションが活発化する今日この頃、「おっ!やってくれるな」「何?そうきたか!」とファンの心を刺激してくる商品、コラボ企画が続々と登場している。そこで、アキバ総研的に気になる「コラボ」の企画現場に伺い、企画の魅力やおもしろエピソード、苦労話などの制作裏話を、あれこれうかがっていこう!という連載が「コラボのゲンバ」だ。

第6回に登場するのは、TVアニメ「進撃の巨人」の名台詞「駆逐せよ!」をキーワードに開発した「進撃の脱毛シリーズ」の第2弾「進撃の脱毛SLIM」。お値段もスリムになって再タッグ! パッケージに鼻毛を駆逐するクールなリヴァイが描かれた「鼻毛ワックス脱毛キット」と鋭い眼光でムダ毛を狙うエレンが描かれた「ムダ毛ワックス脱毛シート」が全国のドン・キホーテで限定発売中だ。

 

 

今回お話をうかがったのは、越境EC事業を牽引しており、グローバルなビジネス展開に強みがあるBEENOS株式会社の子会社、株式会社モノセンス 代表取締役社長の仙頭健一さん(写真右)、セールス事業部ライセンスDivの内村大さん。第1弾発売時の反響、第2弾発売に至った経緯、コラボ商品の購買層や反響、今後の展開などについて熱く語ってもらった。

 

—— 今回は「進撃の脱毛シリーズ」再登場! 第1弾の好評を受けてという形で第2弾という流れだと思います。まずは、第1弾の反響について教えてください。

 

内村 第1弾は、商品CMの動画再生回数が1週間で1万PVを記録し、リリースを出した当日の朝から、商品を販売するドン・キホーテさんへの問い合わせの電話が鳴り続けたという反響でした。この時点で第2弾に繋げたいという気持ちになりました。ちょうど、アニメのSeason3が始まるタイミングもあり、さらに、脱毛をイメージできる新キャラクター(獣の巨人)が登場することを受け、ドン・キホーテさんに新シリーズの提案をしたという流れです。第1弾の反響がよかったこともあり、第2弾の企画はスムーズに決まった感じでした。

 

—— かなりインパクトのある商品です。脱毛アイテムでコラボしようと思ったきっかけは?

 

内村 ちょうど、脱毛系の商品の市場が上向きになっているところに、ブラジリアンワックスという人気アイテムも注目を集め始めました。「進撃の巨人」のセリフに「駆逐する!」というキーワードがあったので、これは「毛をなくす」とリンクできるのでは? というのがきっかけで、「脱毛、おもしろいんじゃない?」という流れになりました。

 

—— お掃除キャラでもあり、きれい好きなイメージはあるのですが、人気キャラのリヴァイが鼻毛を抜く姿……、衝撃的です。

 

内村 新規イラストの描き起こしに関しても柔軟に対応してくれる版権元様だったので、ありがたかったです。リヴァイが鼻毛を持ってOK!なんて、ちょっと想像できないですよね。提案を尊重していただき、さまざまなトライに対応してくださる版権元様です。

 

仙頭 「駆逐」というキーワードがあったので、倒す相手に「巨人」と「毛」の違いはあれど、面白さを感じてもらえたこと、作品としての魅力が伝わるプロダクトであることも、版権元側に受け入れていただけた要因だと思います。

 

 

—— 柔軟に対応してくれる版権元ということで、コラボ企画に苦労話などはなさそうな印象です。

 

内村 そうですね、大変さより面白さが強かったです。リヴァイが鼻毛を抜いているというイラストだけでなく、商品ロゴにも進撃タッチのものが使えたりと、「こうなったらおもしろい」「こんなふうにやれたらいいな」と考えていたことに可能な限りご対応していただけたので、企画を楽しみながら進めることができました。

 

—— 販売店をドン・キホーテさんに限定した理由を教えてください。

 

内村 言わずもがなですが、北は北海道、南は沖縄まで、全国に店舗が広がっていること、バラエティに富んだ商品を取り扱いしていること、そして何より、アニメキャラクターとの親和性の高い店舗であるということが大きな理由です。キャラクター商品の企画に対して「おもしろそう!」と耳を傾けてくださいます。商品に関しては、弊社は既に実績があるためお任せいただけておりました。商品をよりお客様に触れていただくための販促物や、専用の什器を使用した展開に関しましては、積極的にご意見をいただきました。

 

 

—— 商品の購買層、お問い合わせをしてくるお客様はどのような方なのでしょうか。

 

内村 「進撃の巨人」ファンの女性が多かったです。販促物のバッジ、特にリヴァイ狙いで購入するお客様が多く、SNSには「リヴァイが出なかった」という嘆きの書き込みや、「狙ってないやつが出た!」と鼻毛がボーボーの鼻毛の巨人のバッジの写真を載せる人も多く見られました。作品のファン、販促物目当てだったけれど「初・脱毛」のきっかけになったという声が何より多かったです。普段、脱毛グッズはスルーしてるけど、コンテンツきっかけで「試しにやってみた」という方もかなりいたようです。鼻毛に関しては男性の反応がよかったです。

 

仙頭 内村も、すね毛シートに初挑戦しました。

 

—— 使い心地はいかがでしたか?

 

内村 ツルツルになった自分の足を見て「意外と脱毛するのも悪くないな」と思いました。あまり肌が強いほうではないのですが、刺激も少なく、キレイになったので、くせになりそうです。最近では指毛まで除去する男性もいるほど、脱毛という文化が男性にも広まっているので、男性女性問わずこの商品に興味を持ち、購入していただけたという印象があります。

 

仙頭 弊社のこだわりは、プロダクトのクオリティです。コンテンツ頼りのコラボ商品は考えていません。また、プロダクトによりコンテンツのイメージを壊すわけにもいかないので、コンテンツ×プロダクトの相乗効果で最大限の売り上げを!を目指しています。今回、ブラジリアンワックスをチョイスしたのも、女性の間で当たり前になっている脱毛方法なので、興味を持ちやすいのではと考えました。

 

 

—— 第1弾からの変更点はありますか? 

 

内村 お求めやすいよう容量を減らし、手に取りやすいお値段ということで、1000円を切る980円に設定をし、第1弾よりも価格帯と購入ハードルを下げました。なので、商品名には「SLIM」という言葉を追加しています。数量限定で販売しており、これから肌の露出も増える季節なので、早めに購入していただけたらと思います(笑)。

 

—— 版権元の懐の深さと、プロダクトのこだわり。今後も、さまざまな商品が期待できそうですね。

 

仙頭 商品に人気キャラを載せれば売れるという時代ではありません。コンテンツもプロダクトもこだわって選んでいきたいと考えています。弊社は卸事業をやっているので、流通、小売店の生の声を聞くことができます。商品企画をするうえで、強みとなっています。

 

「進撃の巨人」以外には、今、ギフトコスメシリーズを「ポケモン」で展開しています。夏に向けてボディジェルを発売予定ですが、グロス、リップ、顔パックなどをシリーズ展開しています。シリーズとして商品に統一感を持たせるために、イラストに共通のハートマークをつけたり、パステルカラーのパッケージにしたり、表情もプロダクトに合わせたデザインにしたりと細かなく工夫をしています。お客様には買いやすさ、販売店には売りやすさを考慮して商品開発することを心がけています。

 

 

—— 「ポケモン」ギフトコスメは台湾でも発売されるそうですが、こういったコラボ商品は海外での展開も多いのでしょうか?

 

仙頭 台湾もそうですが、韓国では、もともとかわいい商品が多いのでこういったコラボ商品との相性はいいと思います。コンテンツから入る人、商品から入る人と入口に違いはあれど、人にすすめられる、プレゼントできる商品であることを常に意識しています。

 

内村 もともとかわいいコスメ商品が売れている韓国の技術なども取り入れています。「見たことない」「珍しい」などきっかけはなんであれ、商品に興味をもってもらえなければ、どんなにいいプロダクトでも売れない。手に取ってもらえなければその先はないですからね。

 

—— 海外の方もターゲットになっているのですね。

 

内村 「進撃の巨人」や「ポケモン」との商品企画を行っている理由には、2020年のオリンピックも視野に入れているからです。訪日外国人が増えることにより、お土産として手に取っていただく、商品を通してジャパンコンテンツをより多くの方に知っていただき、日本の文化に触れてほしいと考えています。

 

仙頭 国内での流通はもちろんなのですが、弊社はBEENOSグループとして海外に向けてのネットワークに強みがあります。グループ内で商品開発やEC制作・運営代理をおこなうモノセンスは、ジャパンコンテンツの可能性を拡げていくことをミッションに、海外を視野に入れた展開を常に考えています。すでに人気のあるコンテンツだけでなく、クリエイターやブランドを育てるためのコラボにも注力していきたいです。

 

(取材・文/タナカシノブ)

画像一覧

関連作品

進撃の巨人

進撃の巨人

放送日: 2013年4月7日~2013年9月29日   制作会社: WIT STUDIO
キャスト: 梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、谷山紀章、嶋村侑、小林ゆう、三上枝織、下野紘、逢坂良太、細谷佳正、橋詰知久、藤田咲、神谷浩史、小野大輔、朴璐美、藤原啓治
(C) 諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~

劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~

上映開始日: 2014年11月22日   制作会社: WIT STUDIO
キャスト: 梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、神谷浩史
(C) 諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~

劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~

上映開始日: 2015年6月27日   制作会社: WIT STUDIO
キャスト: 梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、神谷浩史
(C) 諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

進撃の巨人 Season 2

進撃の巨人 Season 2

放送日: 2017年4月1日~2017年6月17日   制作会社: WIT STUDIO
キャスト: 梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、谷山紀章、嶋村侑、小林ゆう、三上枝織、下野紘、細谷佳正、橋詰知久、藤田咲、神谷浩史、小野大輔、朴璐美
(C) 諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

進撃の巨人 Season 3

進撃の巨人 Season 3

放送日: 2018年7月22日~2018年10月14日   制作会社: WIT STUDIO
キャスト: 梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、下野紘、小林ゆう、三上枝織、谷山紀章、細谷佳正、橋詰知久、朴璐美、小野大輔、神谷浩史、子安武人
(C) 諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

劇場版「進撃の巨人」Season2~覚醒の咆哮~

劇場版「進撃の巨人」Season2~覚醒の咆哮~

上映開始日: 2018年1月13日   制作会社: WIT STUDIO
キャスト: 梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、下野紘、小林ゆう、三上枝織、藤田咲、細谷佳正、橋詰知久、谷山紀章、嶋村侑、津田健次郎、朴璐美、小野大輔、神谷浩史、子安武人
(C) 諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

進撃の巨人 Season 3 Part.2

進撃の巨人 Season 3 Part.2

放送日: 2019年4月28日~2019年7月1日   制作会社: WIT STUDIO
(C) 諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

関連シリーズ

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

関連リンク

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。