本屋大賞受賞作「鹿の王」、Production I.Gにてアニメ映画化! 原作者・上橋菜穂子のコメントも到着

2019年03月25日 12:000

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2015年度本屋大賞、第4回日本医療小説大賞を受賞した人気小説「鹿の王」のアニメ映画化が決定した。


「鹿の王」は、シリーズ累計190万部を超える上橋菜穂子さんによる同名小説を原作としたアニメ映画。緻密な医療サスペンス、未曾有の危機に立ち向かう父娘の冒険を描く。アニメーション制作は、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」「PSYCHO-PASS サイコパス」「ハイキュー!!」などヒットシリーズを手がけるProduction I.Gが担当する。

 

今回、アニメ映画化の発表にあたり、原作者の上橋菜穂子さんとProduction I.Gの代表である石川光久さんよりコメントが到着したので紹介する。

 

<スタッフコメント>

 

■原作者・上橋菜穂子さんより

なんと、『鹿の王』が映画になります。

映画化を打診されたとき、まず出た言葉は、「え? それは無理でしょう!」でした。

『鹿の王』はかなり複雑な物語ですから、1本の映画で描こうとするには内容が難解すぎるのでは、と思ったのです。

しかし、Production I.Gさんが制作なさると聞いて安堵しました。I.Gさんなら原作に囚われすぎず、アニメとしておもしろい映画を創ってくださるでしょう。

雄大な大自然の中を、飛鹿に跨ったヴァンが駆けていく姿を見られる! 

今は、とにかく、それが何より楽しみです。

 

■Production I.G 代表 石川光久さんより

「鹿の王」を読んだ時、これは「作ってはいけない」作品であると感じました。実は、今でも思っています。

繊細で、奥深く、壮大な世界に宿る“命の物語”を映像で表現するということは、もはや不可能だと感じたからです。

しかし「創る」という人間が現れたのです。「鹿の王」をアニメで表現するという想いのもとに集まったスタッフの顔ぶれは、想像を超え、狂気を感じさせました。

「命をつなぐ」、これは作品のテーマというだけではなく、I.Gの命運をかけた戦いのテーマでもあるのです。

 

【作品情報】※敬称略
■アニメ映画「鹿の王」
原作:上橋菜穂子
アニメーション制作:Production I.G

【原作情報】
■小説「鹿の王」1~4巻好評発売中
著者:上橋菜穂子
価格:各巻640円(税別)

最新刊「鹿の王 水底の橋」2019年3月27日発売予定
価格:1,600円(税別)

<イントロダクション>
命をつなげ。愛しい人を守れ。未曾有の危機に立ち向かう父と子の物語。

強大な帝国にのまれていく故郷を守るため、死を求め戦う戦士団<独角>。
その頭であったヴァンは、奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。
ある夜、ひと群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。
その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を拾う。
一方、移住民だけがかかると噂される病が広がる王幡領では、
医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。

感染から生き残った父子と、命を救うため奔走する医師。
過酷な運命に立ち向かう人々の“絆”の物語。

緻密な医療サスペンスにして、壮大なる冒険小説。

(C)KADOKAWA CORPORATION

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