描きたいのは「よこしまなことではなく、今後の男女に必要なこと」! 話題の冬アニメ「ドメスティックな彼女」内田真礼×日笠陽子インタビュー!

2019年01月26日 10:000

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

ドキドキの三角関係が描かれる話題の冬アニメ「ドメスティックな彼女」。主人公・藤井夏生と同居する美人姉妹を演じる内田真礼さんと日笠陽子さんが、アキバ総研に登場!

本作は、週刊少年マガジンにて連載中(講談社)の流石景さんによる人気漫画を原作とするアニメ。主人公の藤井夏生が親の再婚をきっかけに、密かに思いを寄せていた教師・橘陽菜と初体験の相手だった橘瑠衣との同居生活から始まる三角関係を描くラブストーリーだ。

⇒2019冬アニメ

 

今回、アキバ総研では橘瑠衣役の内田真礼さん、橘陽菜役の日笠陽子さんに本作に出演しての感想や、キャララクターの印象についてうかがった。麗しのグラビアとともにお楽しみいただきたい!


よこしまなことではなく、今後の男女に必要なことだからと先生はおっしゃっていて(日笠)

ーー「ドメスティックな彼女」は結構刺激的な原作ですよね。最初に原作マンガを読まれた時、どう思いましたか?

 

内田 少年誌連載ということにびっくりする原作ですよね。いろいろとマンガは読みますけど、その中でも突出して攻めている印象がありました。でも、絵がすごくきれいなので、そこでマイルドになっているのかなと。読みやすいリアルな恋愛というか、心情とか心の動きがすごくよくわかるんですよ。(藤井)夏生の心の揺れ動きとかは、すごくリアルだなって思いました。

 

ーーそもそもキャストになったのって…?

 

内田 原作が始まったくらいの時に、私たち2人だけで音声が付くCDを録って、そのとき以来になるんですよ。アニメ化すると言われたときは、びっくりしませんでした?

 

日笠 びっくりした!

 

内田 えっ! 本当に?っていう(笑)。

 

日笠 できるの?って。

 

内田 最初に言われたんですよ。「こういう作品ですけど、大丈夫ですか?」って。そう言われたら「気合い入れてがんばります!」と。

 

ーー日笠さんは、原作を読んでいかがでしたか?

 

日笠 私も原作に触れたのが、そのボイスドラマの時でした。でも、ボイスドラマが出る前から「ドメスティックな彼女」の存在は知っていて、その時から注目されている作品だったんです。最近の少女マンガはすごいと聞くけど、少年誌もすごかったという(笑)。少年誌といえばラッキーエッチとか、ギャグ寄りが多いイメージだったんですけど、結構攻めた作品だなって思いました。女性の先生が描いているんですけど、アニメ化にあたって、先生とゆっくり話す機会があったんですよ。そしたら、すごくサバサバした明るい方なんです。

 

内田 「ですよねー!」みたいな感じで(笑)

 

 

ーー結構テンションが高いんですね?

 

日笠 とてもはっきりしている方なんです。でも、その方が描くだけあって美しいというか、どろどろ感を感じないというか。先生がこういうことって、よこしまなことではなく、今後の男女に必要なことだからとおっしゃっていたんですよね。だから、そこはすごく大事に描かれているなって思いました。瑠衣や陽菜も、「そういうシーン」が出てくると思うんですけど、それも感情があるからこそ行われていることなんですよね。真礼も言ってましたけど、リアルな世界観というか、人間同士の会話だったり感情だったりの関係性の中で培われていくものなのかなって思います。

 

内田 必然性はありますよね、見ていて。

 

 

ーー女性の先生が描いているからこそ、女性キャラクターの心の動きは共感できるところかもしれませんね。

 

内田 そうですね。

 

日笠 共感できるの?

 

内田 結構陽菜の気持ちはわかるし、夏生もわかるかなぁ。

 

日笠 夏生もわかるんだ。

 

内田 私、役に入るときって役の気持ちになっちゃうんですけど、今は陽菜と夏生が何とかうまく行ってくれないかなぁって思ってるんですよ。瑠衣もわからないなりに恋愛は進んでいるけど、陽菜と夏生を応援したくなっちゃうんですよね。

  

日笠 でも男性陣からはブーイングなのか、現場でどっちだかわからないような反応をされてるよね。「いやぁ、先生はズルい!」みたいな。

 

内田 あれは褒めてるんですよ。かわいすぎて困るというか、手のひらでころころ転がされている感じというか。アイスを夏生にあ~んするところとか(笑)。

 

日笠 あれね! あ~んって、普通やるっていう(笑)?

 

ーーそれはもう小悪魔ですね。

 

日笠 あと、この現場は音響監督さんも女性なんですよ。なので(夏生役の)八代拓のほうが気まずそうにしてます(笑)。

 

内田 女性が多い現場ですからね。

 

日笠 女性にも受け入れてもらえるように作りたいという感じだと思いますね。

 



瑠衣は、1クールの中で、成長していくところが見えるキャラクターなのかも(内田)

ーーふたりとも内心と行動にギャップがあったりするようなキャラクターなのかな?と思うのですが、それぞれ、演じているときに心がけている点はありますか? 

 

日笠 いい先生を演じる、ではないんですけど、仕事モードでパキン!とスイッチがわかりやすく入るタイプだと思うので、そこのオン/オフは使い分けながら演じている気がします。でも私は、瑠衣のほうが心が見えにくくてわかりづらいキャラクターだと思ってるので、演じるのが難しそうだなって思いますけど……。

 

内田 難しいです! 感情の波を起こさない人で、怒っててもムスーッと黙っちゃうタイプだし、アニメーションに声を当てる身としては演じづらいんですよね。でも1話から徐々に心もほどけてきて、だんだん見えるようにはなっていくんですけど、最初は不思議な子だなってところから始まりました。こんなに感情が見えないのに、夏生にいきなりなんてお願いをしちゃうんだ!?って感じじゃないですか。それも、ミステリアスな感じでした。

 

日笠 でも瑠衣って芯があるよね。「私はこう思うから、こう!」みたいな。

 

内田 ブレないですよね。周りの友達にもめちゃめちゃ変な子だと思われてるけど、態度を変えないし。でも、ちょっとずついろんなことが起きて、その都度成長していくところが1クールの中でも見えるキャラクターなのかもしれないです。まだこれからもアフレコは続いていくんですけど、最終話までに、もっと変わっていくのかもなって思ってます。

 

日笠 アニメではかなりていねいに描かれているんです。

 

 

ーー瑠衣は言動は冷たいけど、周りの人と友だちになりたくないわけではなかったりするところもかわいいですね。

 

内田 そういうところもいいなと思いますけどね。でも最初のシーンで、付き合いでも合コンに行くんだ?って思いました。そういうの絶対イヤなところじゃないの?って(笑)。

 

日笠 素直なんだね(笑)。でも、陽菜と瑠衣って性格が真逆だよね?

 

内田 だから一緒に声を合わせて「ドメスティックな彼女」て言うのが、合わなすぎて大変という(笑)。

 

日笠 テンションが違いすぎるよね(笑)。

  

ーーでは、夏生は2人から見てどういう子ですか?

 

内田 夏生って、これだけハーレムだけど、結局一途じゃないですか。いろいろなところウロウロはするけど。

 

日笠 いや、全然ウロウロしてるけどね(笑)!

 

 

ーーいつもギリギリだと思いますよ?

 

内田 そうなんですけど! これは八代拓くんの芝居によるところなのかもしれないんですけど、(柏原)ももへの態度とかが、全然感情がないんですよ。それが後ろから見ててもわかるんですよね。友人は友人としての扱いをしていて、それがキャラクターとしてすごく引き立っているように見えるんです。なので、この人なら陽菜姉と大丈夫かもって(笑)

  

日笠 私、八代拓とシリアスな作品で一緒になることが初めてで(笑)。こういうお芝居もするんだなって発見もありました。1話の段階では、もっとオタクっぽい感じの垢抜けない感じでとディレクションされてて、夏生は女の子慣れしている感じだったから、そういう方向性なんだという意外性もあったりしましたけど、結構よくいる男の子を演じるのって難しいというか。よくいないから声優界にいるわけで(笑)、そういう意味で、今回はナチュラルを求められているから、意外と難しい役だろうなと思ってます。

 

 

ーーでもそれって、皆さんに言えますよね? みんな普通にいそうなキャラクターというか。

 

内田 そうなんですよ。

 

日笠 陽菜とかすっごく流されやすい人だから、本当によくいる女の子だと思いますしね。

 

内田 20代前半女子っぽいですよね(笑)!

 

日笠 あるあるだよね。

  

ーー昼ドラとか、メロドラマ見てる感じで、みんなで「そっちにいっちゃダメ!」とか言いながら見たいです。

 

日笠 でも、そういう気持ちがわかる人がいるから、流行るんでしょうね。

 

内田 あと、魅力的なキャラクターが多いってことでもあると思います。

 

日笠 陽菜とかもさ、夏生に「大人はこうなんだよ」って言うけど、自分に子供の部分があるのもわかってるから、自分にも言い聞かせて言ってるように、私には見えるんですよね。

 

 

ーー確かに。そして魅力的なキャラクターが多いというところで、気になるキャラはいますか? マスターとか、面白い気がしますけど。

 

内田 マスターは面白いですよ! マスターひとりでスピンオフが作れるくらい濃いキャラなので。

 

日笠 ドラマがあるもんね。あと、陽菜、瑠衣、アキオ……。

 

内田 夏生です(笑)! 季節変わっちゃってます。

 

日笠 あははは(笑) ホントだ! 季節が変わってる! 夏生だね! 夏生、陽菜、瑠衣の3人でいると、結構シリアスなシーンが多くなるんですよ。明るいは明るいんですけど、シーン的にもどんどん暗くなりがちになるんですね。でもそこでマスターとか、江口拓也くんが演じるフミヤとかが出てくると、場面が明るくなるので、助かってるんです。

 

内田 ホントに! 結構周りの皆さんに引っ張ってもらっている感じがします。フミヤは安心感がありますね。あの見た目とともに。

 

日笠 ぽよ~んとした感じね。

 

 

ーーアニメーションならではの見どころというと?

 

日笠 しっかり作っていただいていて、アフレコも時間をかけて作っています。

 

内田 ていねいですよね。

 

日笠 1話の前の声合わせも、3人だけ呼ばれてキャラ作りをしたんですよ。その前にもテープ録りをしていたり、ホントに気合いが入っていて。

 

内田 もも役の、佳村はるかちゃんもアフレコの見学に来ていたりして、どんな感じの空気なのかは見てましたね。この作品に対して、どこまでどう描くんだろうっていう緊張感とドキドキはこちら側にもあるので、視聴者の皆さんもどうなるんだろうと思っていると思いますが、楽しんでもらえると思います!

 

日笠 監督や音響監督さんも、どれがこの作風に一番しっくり来るのかというのを、一緒に探している空気があるので、一緒に作っている感覚が強いんです。だから絶対に楽しくなると思います。

 

 

(取材・文・写真/塚越淳一)

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©流石景・講談社/ドメカノ製作委員会

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ドメスティックな彼女

放送日: 2019年1月11日~2019年3月29日   制作会社: ディオメディア
キャスト: 内田真礼、日笠陽子、八代拓、佳村はるか、小原好美
(C) 流石景・講談社/ドメカノ製作委員会

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