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ジャケット写真は、80年代の洋楽アーティストをイメージしました
── 全7曲じっくり語っていただきました。全体的に感じたのは、どの曲も今のサウンド感になっているということでした。 中島 そこは狙い通りです。歌謡曲のテイストって、その時代じゃないと出せないものだと思っているので、無理矢理、今同じことをやるよりは、潔くアレンジは現代版にしようと、最初から考えていました。この中の1曲も聴いたことがないという若いリスナーの方や、当時を知っていて、懐かしいなと思って手に取ってくださる方もいらっしゃると思うんですけど、私のカバーアルバムを通して、ひとりでも原曲に興味を持っていただける方がいたらうれしいですね。
── 中島さんとしては、原曲へのリスペクトが第一にあるということですね。とても楽しい制作だったのではないでしょうか? 中島 はい。初のセルフプロデュース作品ということで、最終的なジャッジが全部私に委ねられて、最初はそわそわしたんですが、自分のやりたいことがすべてかなうという最高の環境でした。
── ジャケットにもこだわりを感じました。写真が、まずは80年代風ですよね。 中島 しかもフィルムで撮影していただきました。カメラマンの方は30代前半なんですけど、最近またフィルムカメラを始めたということで、楽しい撮影だったとおっしゃってくださいました。いろいろなジャンルで時代が巡り巡っているのかなって感じました。そういう意味でも、今回のアルバムはちょうどいいタイミングでリリースできたように思います。
── 衣装へのこだわりも伝わってきます。 中島 こだわりました! 今回カバーさせていただいたのは日本のアーティストさんばかりなんですけど、洋楽も好きなので、マドンナとかシンディ・ローパーといった80年代の洋楽アーティストの衣装をイメージしたんです。かわいいベクトルだけでなく、キリッとしたかっこよさを出す方向性も、どこかで打ち出したいなと思って、こんな感じになりました。
── 最後に「ラブリー・タイム・トラベル」というアルバムタイトルについて、教えてください。 中島 2011年1月29日に横浜BLITZで「Lovely Time Travel Show」というライブを開催しているんですけど、自分のレパートリーの中からディスコ調の曲をノンストップミックスで歌ったり、アイドルさんの曲をカバーしたりする内容だったんです。そのライブタイトルが自分でも気に入っていて、何年も前から、カバーアルバムを出せる機会があったら「ラブリー・タイム・トラベル」と名づけようと決めていました。
── アルバムのコンセプトにぴったりのタイトルですね。 中島 自分の名前にもかかってますし、なによりもあの頃の歌謡曲への愛がこめられたタイトルにすることができました。
── 2月23日には、生まれ故郷の水戸での「凱旋ライブin mito LIGHT HOUSE~しみじみ茨城~」が予定されています。 中島 何を歌うか全然決まってない状態なんですけど、ランカのCM曲「スターライト納豆」だけは必ず歌うと思います(笑)。
── 水戸だけに(笑)。 中島 初めての故郷でのライブなので、すごく楽しみです。
中島 愛プロフィール
なかじま めぐみ/6月5日生まれ/茨城県出身 2007年、「Victor Vocal & Voice Audition」で最優秀者に選ばれ、TVアニメ「マクロスF」にて声優・歌手デビュー。ランカ・リー=中島 愛名義で「星間飛行」をはじめ数多くの楽曲を歌唱。2009年1月28日リリースのシングル「天使になりたい」より、個人名義でのリリースをスタートさせる。2018年には、2冊目の写真集「中島 愛10th Anivesary写真集 With you…」を出版した。■10th ANNIVERSARY COVER MINI ALBUM「ラブリー・タイム・トラベル」
2,500円(税別)
レーベル:FlyingDog/2019年1月28日発売
〈収録曲〉 01. Kimono Beat〈松田聖子〉 02. 青いスタスィオン〈河合その子〉 03. 透明なオレンジ〈安田成美〉 04. 雨にキッスの花束を〈今井美樹〉 05. 無言のファルセット(with Negicco) 〈CoCo〉 06. 真夜中のドア〈松原みき〉 07. 時に愛は〈松本伊代〉
VIDEO
インフォメーション
●中島 愛「凱旋ライブin mito LIGHT HOUSE~しみじみ茨城~」 2019年2月23日(土) 開場:16:30 開演:17:00 会場:mito LIGHT HOUSE(茨城県水戸市南町3-3-28) ※詳しくは、オフィシャルサイト http://e-stonemusic.com/mamegu/ まで (取材・文/鈴木隆詩)