「梶さんの演技は生々しい」アニメ映画「あした世界が終わるとしても」ジン役・中島ヨシキインタビュー!!

2019年01月24日 12:000
「梶さんの演技は生々しい」アニメ映画「あした世界が終わるとしても」ジン役・中島ヨシキインタビュー!!

アニメーションスタジオ・クラフタースタジオのオリジナル作品、「あした世界が終わるとしても」が2019年1月25日(金)に公開となる。本作は、フジテレビの世界に向けた新TVアニメ枠「+Ultra」の第1弾アニメ「INGRESS THE ANIMATION」(以下、イングレス)でTVシリーズ初監督を務めた櫻木優平さんが、監督と脚本を手がけている。

主人公の少年・真(シン)と幼なじみの少女・琴莉(コトリ)の前に突然、「もうひとつの日本」から、「もうひとりの僕」が現れるというストーリー。
主人公の高校生、狭間 真(シン)を梶裕貴さん、幼なじみのヒロイン・泉 琴莉役を内田真礼さん、そして「もうひとつの日本」からやってきた「僕」=ジンを中島ヨシキさん、琴莉に瓜二つの公女・コトコを千本木彩花さんが演じている。

今回、アキバ総研ではジン役の中島ヨシキさんにインタビューを敢行。中島さんは、2018年10月放送のアニメ「イングレス]にて主人公の翠川誠を演じているほか、本作誕生のきっかけとなったHulu×クラフターによる櫻木優平監督作品のスマートCGアニメーション「ソウタイセカイ」にも出演していたという。櫻木監督とは三度目のタッグとなる本作についてお話をうかがった。


櫻木優平監督作品へ再び関われることへの喜び


──まずは本作へ出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。


ジン役 中島ヨシキ(以下、中島):櫻木優平監督の作品でいうと、今ちょうどオンエアされているアニメ「イングレス」という作品で関わらせていただいていていたので、オーディションに受かって、本作に関われると聞いた時にはうれしかったです。オーディションに受かれたということもそうなんですが、アニメ「イングレス」とほとんど変わっていないあのチームと、再び関わることができるというのがうれしかったですね。

■ジン(CV:中島ヨシキ)


──関わることが決まった最初から、本作の設定などはお聞きになっていたのでしょうか?


中島:2、3年前になるかと思うんですが、本作の元ともなっている櫻木監督のスマートCGアニメーション作品の「ソウタイセカイ」に、高校生の役で関わらせていただいていたこともあって、お話のディテールはなんとなく把握していました。

──「ソウタイセカイ」と本作と、両作に関わられて、どのように感じられましたか?

中島:やっぱりまったく別物としてスケールアップしていますよね。キャラクターが増えたり物語がより詳細になることで、最終的にはまったく別の作品になっていて、驚きもありました。

──収録の際、監督から細かなディレクションなどはありましたか?

中島:ほとんどなかったんですが、梶(裕貴)さんが演じる真と対を成す、もうひとりの主人公であるというお話は聞いていて、(収録に)梶さんがいない時には僕が座長のつもりで、ということを言われたりしました。

対をなす真を演じる梶の演技に意識したのは?


──真と対になるジンを演じているということで、を演じている梶さんの演技について、意識はされましたか?


中島:梶さんは「ソウタイセカイ」から継続での出演なので、オーディションでも、真は梶さんがやるものと思って受けていました。でも僕には梶さんのようなお芝居はできないので、「梶さんと対のジン」を演じるということを意識はしませんでした。同一人物というか、別の世界の自分なので、必ずしもすべてが同じではないけれど、すべてが違うわけでもないという意味では、どこかでリンクする部分があるということが、におってくればいいなとは意識しました。基本的には、梶さんとの掛け合いというのを大事にして収録に臨みました。

■狭間真(CV:梶裕貴)


──演じていて、梶さんとリンクする部分というのを感じましたか?


中島:声質とかお芝居もまったく違うとは思いますが、顔が同じという映像の説得力や、ちょっとした息の吸い方とか、なんとなくフィットするようなところですかね。具体的な明確化はできないんですが、見て、聞いていただいて、すんなり受け入れていただけるようにはなっていると思います。

──ジンを演じてみて、対を成す真を演じる梶さんの魅力はどんなところだと感じられましたか?

中島:梶さんとがっつりからむというのは今回が初めてだったのですが、実際に掛け合うとなったときに、梶さんの演技はすごく生々しいんですよね。装飾が過多ではないというか……。表現をする時に、いろんな技術や複雑な感情を全部乗せたものを出すのではなく、「すっ」と置いていかれるような、過剰装飾じゃないお芝居というか。真はあまり感情を爆発させるタイプではないので、その中での感情の揺れ動きをすごく感じましたね。

──「生々しい」梶さんの演技に対して、ご自身がジンを演じるうえでの特徴はどんなところだと思いますか?

中島:ジンはメインキャラクターたちの中で、一番大人の感性を持っていると思っているんです。真とジン、琴莉とコトコは同じ顔をしている人物のはずなんですが、真と琴莉は平和な世界に生きているので、リードしているのはジンだと感じられるように演じています。真はうじうじしていたりちょっと暗かったり、物事を自分で決められないところがあるんですが、ジンは意志が強く、自分の行動もさくさく決められる。そこは真との対比になっていると思います。お芝居も、年相応よりかは大人っぽくなっているかもしれませんが、そこは意識して演じてはいません。

──ジンを演じるうえで自然にそうなったということですね。では、ジンを演じるうえで難しかった点や、気をつけた点というのはありますか?

中島:ジンはまだまだあどけない部分があってもいいはずの18歳の少年なんですが、彼の世界である「日本公民共和国」という舞台がとてもハードなので、ちょっと達観してしまっている部分がある。その心情を想像するというのがまず難しかったのですが、それでも年相応なところがあるように、先ほどお話しした「大人の感性」が出過ぎないよう、大人っぽくなりすぎないように演じました。

──そうして演じたジンに共感できた部分はありましたか?

中島:僕自身が真や琴莉が生きている世界の人間なので、正直共感できるとことというのはなかったですね、ジンは出会ってすぐに人を殺そうとするようなキャラクターなので。

──真とジンの関係性をどう思いますか?

中島:なにかに置き換えることは難しいと思うんですが、あえて言うなら「他人」だと思いますね。考えていること、生きてきた世界が違うので、「向こう側にいる、顔のそっくりな他人」くらいの感じなんじゃないかと思います。戦争を忘れた現代の日本人の真と、戦闘がある世界で戦っていたジンとでは、やっぱり比べようもないというか。ただ、お互いに顔を合わせたときから、感じる部分というのはあったと思います。

──出会ったことで化学反応のようなものがおきたと思いますか?

中島:真にとっては奮起するきっかけだったり、非日常に巻き込まれていく象徴だと思いますし、ジンにとっては「死なれたら困る保護対象」から、少しずつ「友人」になっていくのかなと思いますね。

■泉 琴莉(CV:内田真礼)

櫻木監督の描くCGアニメーション、その魅力とは?


──「アンドロイド」知能搭載遠隔人型兵器とのバトルだったり、かわいい幼なじみが出てきたりと、見どころもりだくさんの作品ですが、本作のどういったところに魅力を感じましたか?


中島:始まって数十分はラブコメが始まるので、どういう話になるんだろうという期待が大きかったですね。現段階で発表されているのが、このキービジュアルとあいみょんさんのMVだけで、どういう話になるのかというのはまだ視聴者の方には伝わっていなくて、この絵からは想像できないと思います。世界を賭けて、えげつないくらいぱたぱたと人間が死んでいったりするので、予想がつかない作品というのが魅力だと思います。

──「ソウタイセカイ」、アニメ「イングレス」と櫻木監督作品に出演されてきた中島さんから見て、櫻木監督作品の魅力は、どんなところにあると思われますか?

中島:アニメ「イングレス」から一緒にご飯に行かせていただいているんですが、作品や会話や、アフレコのディレクションから感じているのは、監督はとてつもなく頭がいい人なんだなということですね。それは頭の回転という点でもそうなんですが、つくるものの発想だったり、CGへのこだわりであったり、CGへの新しいチャレンジなど、常に新しいものを追求されていて、すごくハングリーな、見た目からは想像できない方だなと思っています。
アニメ「イングレス」はクラフタースタジオの石井朋彦プロデューサーと櫻木監督と2人で音響監督をされていたんですが、この作品に関しては監督が単独でディレクションされていて、すごく細かいところまでディレクションしているキャラクターもいたので、そういう意味では、お芝居というセクションにも監督の意思というのが明確に入ってきていると思います。30代の若い監督ですが、日本のクリエイターの代表になる方だと思いますね。

 

──クラフタースタジオはスマートCGアニメーションを使用しているということで、3DCGアニメならではのアフレコの難しさなどはありますか?

中島:実は手描きもCGも、声優としてはあまり変わらないと思っています。それよりも、キャラクターの距離感や表情など、やはり絵ができているかどうかによると思いますので、CGだからということではないかなと思います。


──アフレコ現場での雰囲気を教えていただけますか。

中島:冒頭で、真たちが通う高校のシーンがあって、そこの高校生を演じたキャストたちが、すごくリアルなんです。なんというか、覇気のない高校生なんですよね。

──覇気のない……(笑)

中島:アニメでよく聞くような、声優さんの「おはよう!」っていう元気な感じとかではなく、「はよー……」という感じの、生っぽいお芝居だったりが、リアルすぎる映像にマッチして面白かったですね。朝からそんな元気よく挨拶できる人っていうのもなかなかいないじゃないですか。そういった意味では、デフォルメしていないというのが印象的でした。彼らは彼らなりに生きているんだけど、そこまで勉強好きじゃないんだろうな、とか。そこまで伝わってくるのが、前半のリアルさに描かれていると思いますね。

──ご自身も重なる部分がありますか?

中島:ね。学校苦手で、勉強は嫌いで全然学校行きたくなかったですから、重なる部分もありました。お芝居の養成所も二度と行きたくないです……(笑)。

──そうなんですか?

中島:嫌ですね。しんどいです(笑)。

──最近はお芝居の養成所でもダンスなど、舞台などに対応するための練習もありますよね。

中島:いや、もうホントに、全部が嫌でした。よく2年も3年も、くじけずにやってたなと思いますね。

──それほど苦手意識のある養成所に通おうと思ったきっかけはなんだったのですか?

中島:勉強したくなかったからです(笑)。

──勉強が嫌で養成所に通ったのに、結局勉強することに?

中島:養成所に行ってみたら、座って授業受けてるだけのほうが楽だったんじゃないかと思うくらいハードでしたね……。よくわからない理由でしかられるし、できなかったら容赦なく、自分を飛ばして次の人の番になったりとか。心も体力も、しんどかったですね……。

■コトコ(CV:千本木彩花)

明日世界が終わるとしたら……?


──本作では現在の日本と平行世界の「もうひとつの日本」が物語を作っています。「もうひとりの僕」が現れるストーリーとしては「未来の自分」がやってくるパターン、「過去の自分」がやってくるパターン、そして本作のように平行世界からやってくるパターンなどがありますが、もし中島さんが「もうひとりの自分」と遭遇できるなら、どのパターンのご自分と遭遇してみたいですか?


中島:どうせならまったく違う自分と出会いたいですよね。たとえば声優を目指していない自分だとか、自分が女の子だったらとか。過去だと自分が通ってきた道ですし、未来から来た人になにか言われても、信じられないし、聞かないと思うんですよね(笑)。だったら、自分と瓜二つの女の子が来たほうがドラマチックだと思いますね。

──本作のタイトルは「あした世界が終わるとしても」ですが、あした世界が終わるとしたら中島さんが最後にしたいことはなんですか?

中島:逆に今まで通りの日常を送ると思いますね。明日世界が終わるからといって特別なことをしたところで遅いので(笑)。「最後だから持ち金全部使ってやるぜ」っていっても、車買ったとしても納車されるのは2か月とか先の話でしょうし、乗れないからもったいないじゃないですか(笑)。じゃあ、普通に友達や家族と普通の日常を過ごして、いい人生だったなと思うのが一番かなと。いざ明日世界が終わるってなった時に、なにがしたいかって思いつかないものですね。

──では、最後に食べたいものは?

中島:食べるの好きなのに今ダイエットしているので、明日世界が終わるとしたら、ダイエットをやめて好きなものを食べます!(笑)

──では最後に、あらためて本作の見どころを教えていただけますか?

中島:アニメ「イングレス]という作品で主人公を演じさせていただいてからずっと言わせていただいているのは、とにかくクラフタースタジオさんのつくる映像が圧倒的にきれいなので、この作品でも、その映像美はやはり切り離せないと思います。アニメーションというよりは実写映画に近い気持ちですね。セリフを聞いていても、アニメっぽくないというか、デフォルメや大仰な感じではなく、本当に素の掛け合いという感じがリアルなんです。ファンタジー作品なので当然「リアル」ではないのですが、新宿の街並みを再現している背景など、本当にありそうな部分があり、それは芝居でも感じていただけるのではないかと思います。

中島ヨシキサイン入りインスタント写真プレゼント!


今回、インタビュー公開を記念して、中島ヨシキさんのサイン入りインスタント写真を抽選で1名様にプレゼント。くわしい応募要項をご確認のうえ、ふるってご応募ください。

<賞品>
中島ヨシキサイン入りインスタント写真


<応募要項>
・応募期間:2019年1月24日(木)~2019年2月3日(日)23:59
・当選人数:1名様
・当選発表:賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます
・賞品発送:2019年4月末までに発送予定
・応募方法:以下の専用応募フォームにて受付

<注意事項>
・応募には会員登録(無料)が必要です。
・応募はひとり1回に限らせていただきます。
・抽選結果・発送状況に関するお問い合わせには応じられません。
・当選された賞品もしくは権利を第三者に譲渡・転売することを禁じます。
・カカクコムグループ社員、および関係者は参加できません。
・賞品の発送は国内に限らせていただきます。
・梱包には細心の注意を払いますが、万が一運送中の事故により破損等した場合でも、返品・交換等は受け付けられませんので、あらかじめご了承ください。
・下記の場合は、当選を無効とさせていただきますので、ご注意ください。
 同一住所または同一世帯で複数回ご当選されている場合
 不正なアカウント(同一人物の複数アカウントなど)を利用して応募した場合
 ご当選者の住所、転居先不明・長期不在などにより、賞品をお届けできない場合
 ご登録いただいたご連絡先・お届け先情報の不備により、賞品がお届けできない場合
 賞品お届け先ご連絡締切日までに、ご連絡いただけなかった場合
 ご応募に関して不正な行為があった場合


【作品情報】
■「あした世界が終わるとしても」
・公開日:2019年1月25日(金)

<あらすじ>
幼いころに母を亡くして以来、心を閉ざしがちな真(シン)。
彼をずっと見守ってきた、幼なじみの琴(コト)莉(リ)。
高校三年の今、ようやく一歩を踏み出そうとしたふたりの前に突然、「もうひとつの日本」から、「もうひとりの僕」が現れる――。

<スタッフ>
原作:クラフター 
監督・脚本:櫻木優平 
制作:クラフタースタジオ 
製作:『あした世界が終わるとしても』製作委員会 
配給:松竹メディア事業部

<キャスト>
狭間 真役:梶 裕貴
ジン役:中島ヨシキ
泉 琴莉役:内田真礼
コトコ役:千本木彩花
ミコ役:悠木 碧
リコ役:水瀬いのり


(C)あした世界が終わるとしても

画像一覧

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あした世界が終わるとしても

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上映開始日: 2019年1月25日   制作会社: クラフター
キャスト: 梶裕貴、内田真礼、中島ヨシキ、千本木彩花、悠木碧、水瀬いのり
(C) あした世界が終わるとしても

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