新たなニュータイプ神話がここから始まる…!!「機動戦士ガンダムNT」初日舞台挨拶レポート

2018年12月03日 12:490

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「機動戦士ガンダム」の宇宙世紀シリーズ最新作「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」が、ついに2018年11月30日(金)、全国90劇場で公開となった。
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「機動戦士ガンダムNT」は、1979年にTV放送が開始され、来年で40周年を迎える「機動戦士ガンダム」から続く世界観「宇宙世紀」に紐づく物語で、Blu-ray&DVDの累計出荷数180万枚(全7巻)を突破した大ヒットシリーズ「機動戦士ガンダUC」の続編を描く劇場作品。「機動戦士ガンダムUC」のストーリーを担当した福井晴敏さんが自ら脚本を手がける宇宙世紀サーガ最新作となる。サンライズ第1スタジオが制作を担当し、「機動戦士ガンダムUC」のその先を描く。監督は吉沢俊一さん、脚本は福井晴敏さん、メインキャラクター原案が高橋久美子さん、キャラクターデザインに金 世俊さん、メカニカルデザインにカトキハジメさん、小松英司さん、音楽は澤野弘之さん、アニメーション制作はサンライズが担当する。2018年11月30日(金)より、全国90劇場で公開中だ。
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今回、映画の公開を記念して、初日舞台挨拶が丸の内ピカデリー1にて開催された。
イベントには、主人公のヨナ・バシュタ役の榎木淳弥さん、ミシェル・ルオ役の村中知さん、リタ・ベルナル役の松浦愛弓さん、ゾルタン・アッカネン役の梅原裕一郎さんに加え、監督を務めた吉沢俊一さん、脚本の福井晴敏さん、プロデューサーを務める小形尚弘さんが登壇。普段はなかなか聞くことができない、キャスト・スタッフによる貴重なトーク満載のオフィシャルレポートが到着したので紹介する。

【オフィシャルレポート】※敬称略

まずは印象に残っているシーンについて聞くと、榎木は「いっぱい衝撃的なシーンが多くてなかなか選びづらいですが・・・やっぱりナラティブガンダムに乗っているということもあって、A装備が向かってくるところは加速する音やビームをとばすところは、最初にガンダムが出てくるシーンということもあって、ものすごく印象に残ったかな、と思います。」と、自身の印象を語った。村中は「ミシェルのラストシーンですね。すごく光栄な気持ちで、誇りに満ちています。」と、物語の核となるシーンを演じたことに対する喜びを語った。

梅原も「ラストのヨナに声をかけるシーンは最初、カットされる予定だったのですが、収録の日にやることになって。あのシーンがあるかないかではゾルタンの印象が大きく変わるので、やることができてよかった。」と収録裏話を明かしつつ、印象的なシーンについて語ると、脚本を担当した福井は「全編が名言だよね、ゾルタンは。」と同意。梅原も「独特な、ガンダムっぽい言い回しが多かった」と感じていたようで、村中は、「ゾルタンの荒れた想いの積み重ねがああいうセリフになっているのかなと思うと、聞きながら感動していました。」と、敵役ながらも梅原演じるゾルタンのキャラクターの魅力について語った。
すると、小形は、榎木さんの赤いラインの入った衣装について触れ、「榎木くんのスーツはサイコフレームなの? すごいサイコフレームっぽい!」とツッコむと、「用意してくださったものなのですが、『?せっぽちの僕を、彩ってくれる…。』と自信の演じたキャラクターになぞってボケ返した。

さらに小形は「この作品はこの4人の役者がそろわなかったら、こうはなっていなかったな、と。このキャストの個性が前面に出た作品になんじゃないかな、と思っています。その中でもアッカネンさんはいいですよね。最後の小さい頃のゾルタンが出てくるシーンは印象的です。」と、メインキャラを演じた4人のキャストに太鼓判。

福井は「一回目ではわからないと思うので、二回目をみるときにはぜひ注目していただきたいのですが、フェネクスが移動するときにしっぽがぴよ~んとなるところがあるのですが、そこがすごくかわいいです。みていると、フェネクスがだんだんと生き物のように見えてくるんですよね。」と独自の注目ポイントを語った。監督の吉沢は「浜辺のシーンですね。場所をいろいろ移動しますが、最終的に浜辺に戻ってきて語り合う、あそこから物語が始まり、収束していく…あと絵コンテをいっぱい書き直したんですよね(笑)。この作品の足場になったシーン場面ですね。」と、初監督を務めたこの作品での思い出を感慨深く語った。

来年、40周年をむかえる歴史ある“ガンダム”というシリーズに参加した感想を聞かれると、榎木は「小さいころからガンダムに触れてきて、初めて参加が決まった知らせを聞いたときは現実感がなかったですね。まさか自分がガンダムにのれるとは思っていなかったので…男性声優は憧れている方も多く、いつか自分もとは思っていましたが、まさか自分が乗れることになるとは思わなかったです。チャンスが多いものではないですし、ガンダムのファンの方は多いので、裏切らないように、という想いでした。」と、話した。
アフレコでの思い出について、梅原は「松浦さんが、高校生で、榎木さんがずっと『JKがいる!』とはしゃいでいて(笑)高校2年生のこと“SJK”というらしく。そういうことを教えてもらっていました。みんなで、プリクラをみせてもらったり。」と裏話を明かすと、“盛れる”プリクラについて松浦が説明したり、アフレコブースでの和気あいあいとした様子を垣間見せていた。

今作を1度ではなく、2度3度楽しむための見どころについての話になり、村中は「ストーリーの大筋は理解していただけだと思うので、いろんな伏線を感じながら見ていただけるのではないかなと思います。」と答えると、松浦は「村中さんとまったく同じことを言おうと思っていました…! もう一つ、画がすごくきれいなので、光や速さを感じながら何度でも楽しんでほしいです。」と初々しく語った。

福井は、「今回はニュータイプに対して踏み込んでいて、賛否あると思うのですが、僕が勝手に思いついたわけではなく、過去のシリーズから振り返ってみると、こう考えるしかない、と思うポイントがあると思うので、そういったところに注目しながら見ていただきたいです。」とニュータイプ神話というものに踏み込んだ想いを熱く語った。

最後に、松浦は「何度も観ても、面白いと思っていただける作品となっていると思います。ぜひ何回も劇に足を運んでください。」と作品をアピール。村中は、「ガンダムの宇宙世紀の歴史に携われたことが本当に光栄です。この作品は、それぞれの思惑がいびつに絡まり合っている作品で、しかも神采配の音楽と共に、鳥肌が立つシーンがあったと思うので、ぜひ感想待っています。(笑)ぜひ何度も楽しんでほしいです。」と話し、榎木は「初日を迎えるまでどんな反応が返ってくるか、すごく不安だったのですが、こうして皆さんの前に立てて、すこし不安が収まりました。キャスト・スタッフ一同、出せるものをすべて出し切りました。あとは皆さんにいろんな感想をいただき、もし面白いと思っていただけたらぜひ周りの方にも広めて下さい。」と、熱く語り、最後までキャスト・スタッフの熱いトークが全開の中、イベントは終了した。

【作品情報】
■「機動戦士ガンダムNT」
<キャスト>ヨナ・バシュタ:榎木淳弥/ミシェル・ルオ:村中 知/リタ・ベルナル:松浦愛弓 

<スタッフ>企画・制作:サンライズ/原作:矢立 肇、富野由悠季/監督:吉沢俊一/脚本:福井晴敏/メインキャラクター原案:高橋久美子
キャラクターデザイン:金 世俊/メカニカルデザイン:カトキハジメ、小松英司/色彩設計:すずきたかこ/CGディレクター:藤江智洋/ディスプレイデザイン:佐山善則/美術監督:丸山由紀子、峯田佳実/特殊効果ディレクター:谷口久美子/
撮影監督:脇 顯太朗/編集:今井大介/音響監督:木村絵理子/音楽:澤野弘之/アニメーション制作:サンライズ/
配給:松竹

(C) 創通・サンライズ

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機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)

機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)

上映開始日: 2018年11月30日   制作会社: サンライズ
キャスト: 榎木淳弥、村中知、松浦愛弓、梅原裕一郎、藤村歩、古川慎、塩田朋子、てらそままさき、中井和哉、山路和弘、星野貴紀、佐藤せつじ、駒田航、荒井勇樹、島田岳洋、玉野井直樹、中村文徳、横溝菜帆
(C) 創通・サンライズ

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