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「Be Your Idol」は17才の素直な声で歌いました
── 6曲目の「Be Your Idol」は一転してかわいい曲ですね。 JUNNA 17才のいろいろな面を見せたいという思いで作ったアルバムなので、初恋を思い出していただけるようなかわいい曲があってもいいなと思いました。
── ボーカルもほかの曲とは違いますね。 JUNNA はい。素直な声で歌いました。ワルキューレでも、「恋!ハレイション THE WAR」だけ、かわいい声で歌っていて、久しぶりにあの声を出したなと思いました。
── JUNNAさんのソロとしては初めてですよね。 JUNNA そうですね。だから、聴いてびっくり、みたいな曲です(笑)。
── 続いて収録されている「世界を蹴飛ばせ!」も、爽やかな声色のボーカルです。この曲はTHE BACK HORNの菅波栄純さんの作詞・作曲・編曲ですね。 JUNNA ロックな感じの曲だったので、最初はかっこよく歌っていたんです。そうしたらプロデューサーさんから「1回、17才らしい素直な声で歌ってたら?」という提案があって、実際に歌ってみたらめちゃくちゃよかったんです。結局、その歌い方で曲を完成させました。
── 歌詞の印象はいかがですか? JUNNA 私が菅波さんにお話ししさせていただいたことが、反映された歌詞になっています。同じ17才でも男子と女子では全然雰囲気や考えていることが違って、男子はみんなで騒いでいる中で、素直に気持ちをぶつけ合っているような感じがしたんです。そういう部分は女子にはないかもしれないという話になって、この曲のテーマが決まっていきました。
── 女子から見た男子の世界、という感じですよね。 JUNNA そうですね。私の学校での話を聞いた菅波さんが「男子は全然違ったよね」とおっしゃって、歌詞を書くにあたっては、高校時代の同級生に「昔、どうだった?」って取材してくださったらしいです。それを反転して、女子から見た、男子の世界への憧れが詰まっている歌詞になりました。
── JUNNAさん自身は、こんな視線で男子の世界を見たりしますか? JUNNA 小学生や中学生のときは、男子ってみんな素直で、感情を全部さらけ出しているのがいいなと思っていました。女子って、もちろん仲はいいんですけど、秘めている部分がどこかしらにあるんです。
── 8曲目の「情熱モラトリアム」は、いきものがかりの山下穂尊さんの作詞・作曲です。 JUNNA この曲のテーマは“負けず嫌い”です。私は負けず嫌いで、特に歌に関しては絶対に誰にも負けたくないという気持ちがあるんです。曲調はリズムの跳ねた感じが新鮮で、また新しいタイプの曲を歌えたなってうれしかったです。
── 山下さんとも、直接お話しする機会はあったんですか? JUNNA 負けず嫌い”というテーマと、楽曲のイメージをお伝えしました。ミニアルバムの時から80年代風の曲を歌ってきたので、そのテイストを今回のアルバムにも入れたいということで、ちょっと昔っぽい雰囲気の曲調をリクエストさせていただきました。
── 9曲目の「もうヤダ!」は、作詞が西直紀さん、作曲・編曲がコモリタミノルさんという、おなじみのお2人です。 JUNNA ワルキューレやソロで、何度もお世話になっているタッグです。
── 実に変わった曲だなあと思いました。 JUNNA そうですね(笑)。聴けば聴くほどハマるスルメ曲で、コモリタさんらしいなと思いました。西さんの歌詞も遊び心があってリズムにも合っているので、歌っていて楽しかったです。
── この曲のテーマは何でしょう? JUNNA タイトル通りで、目の前でイヤなことが起こったり、やりたくないことがあると、「ヤダ!」ってすぐに言っちゃうんですと話したことから、曲のテーマが決まりました。「Vai! Ya! Vai!」に続く私の口癖シリーズです(笑)。
── こういう口癖って、一番素の部分が出ますよね。 JUNNA 17才って、こんな感じというのが、すごく出ている口癖だと思います。17才には美しい部分もあると思うんですけど、こういう醜いとまでは言わないですけど、イヤなことも心の中に抱えているということをわかっていただけると思います(笑)。
── 飾らない、素の17才ですね。でも、こういう愚痴っぽいことのほうが、友だちとも話しやすいというのはわかります。 JUNNA そうなんです。こうやってイヤなことを話しているほうが共感し合えるし、笑い合えるし、盛り上がるんです。