【インタビュー】OxTが、1stアルバム「Hello New World」をリリース。4年間の軌跡がこの1枚に!

2018年09月13日 19:000

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「君じゃなきゃダメみたい」のアレンジにはびっくりしました


── アルバムのほかの新録曲についても教えてください。まず1曲目「Introduction」。

Tom-H@ck これは、収録曲のいろいろな部分をコピー&ペーストして作った、序章的な曲ですね。

── 2曲目に「Hello New World」が入っていて、続く新録曲は5曲目の「Around the world」。オーイシさんの作曲ですね。

オーイシ 「Around the world」は今までOxTになかったリズム感で、なおかつライブで盛り上がれそうな曲があったらいいなと思って収録した曲です。アレンジを僕が最近よく一緒に仕事をしていて信頼している奈良悠樹君にお願いしました。僕のデモはハードロック寄りだったんですけど、アルバム全体のバランスを考えるとポップス寄りにしたほうがいいかなと思って、ワガママを言ってJポップを意識したアレンジをしてもらいました。稲葉エミさんの歌詞も相まって、往年のB’zっぽさが出てるような気がして、いい曲になったと思います。

── 奈良さんにお願いすることで、ここでも新しい風が吹いていると。

オーイシ そうですね。今回のアルバムでは、この後で名前が出てくる本間昭光さんをはじめ、いろいろな方と歌詞やアレンジの面でセッションできたらいいねって、Tom君とあらかじめ話していました。

── 稲葉さんの歌詞の印象はいかがですか?

オーイシ 僕のデモには、意味のわからない英語で仮歌が入っていたんですが、稲葉さんには、「それに似たような言葉をチョイスして歌詞を書いてもらっていいですか?」って、ちょっと難しいオーダーをしていたんです。稲葉さんはベテランなので、僕のオーダーを踏まえつつしっかりテーマを持った歌詞を作っていただけて、さすがだなと思いました。

── Tom-H@ckさんは、この曲にはどういう関わり方をしたんですか?

Tom-H@ck 「MASS FOR THE DEAD」と同じでギタリストとして入りました。オーイシさんの歌が入ってない隙間にギターを入れていくという作業が多くて、ギターがふんだんに盛り込まれています。自分なりにアレンジしてトリッキーなフレーズを入れたり、遊び心があるギターになりました。

── 6曲目の「O vs T」はインストで、ライブではおなじみのお2人のギターバトルの曲です。

オーイシ これはまず僕が先にギターを録って、Tom君に渡してギターを入れてもらいました。

── まずオーイシさんのソロがあって、次にTom-H@ckさんのソロがあって、最後に2人のギターが重なるじゃないですか。それも含めての分業だったんですか?

オーイシ そうですね。まずは僕が先に全部録って。

── では、Tom-H@ckさんがバランスよく仕上げていったということですね。

Tom-H@ck ライブでもやっている曲なので、どういう雰囲気にすればいいか最初からわかっていたので。まずはオーイシさんがアコースティックギターのスラップで超絶技をやって、僕がエレキギターで超絶技をやって、そこからオーイシさんがおしゃれなコードをリズミカルに弾いて僕がソロを取るという、まさにライブのままの流れで、オーイシさんのギターに僕が応えていったという感じですね。

── 7曲目の「One Hand Message」の間奏にもギターバトルが入っていたので、「O vs T」と意図して繋げたのかなと思いました。

Tom-H@ck あ、そういうことです。

オーイシ 「One Hand Message」はTVアニメ「ハンドシェイカー」のオープニングテーマとして作ったんですけど、手と手を取り合うというのが作品のテーマだったので、アコースティックギターとエレキギターの共演を楽曲でやっているんです。だから、「O vs T」は「One Hand Message」のイントロ的な役割も果たしているんですね。


── 次の新録曲は9曲目の「Daily-go-round」。

Tom-H@ck 作曲が僕で、アレンジがRINZOさんで、作詞がhotaruです。海外で流行っているトロピカルハウスみたいなサウンドをいち早く取り入れたいなと思って、海外的な音を持っているRINZOさんにアレンジしてもらいました。

── 逆にこの曲は、オーイシさんがプレイヤーのみの参加で。

オーイシ そうですね、歌のみです。でも、この曲が一番ボーカルトラックが多かったので時間がかかりました。コーラスがどっさり入っているんです。RINZOさんからのオーダーで、すべてのメロディにハモがついてて3声の構成だったので、単純に全部3回ずつ歌わなければいけないと。さわやかでおしゃれな曲になったと思います。

── ここから、本間光昭さんのアレンジによっておしゃれに生まれ変わった「君じゃなきゃダメみたい -OxT ver-」に繋がるんですよね。

オーイシ そうですね。「君じゃなきゃダメみたい」は、もともと2人でよくライブで演奏していて、オリジナルのオケに対してTom君が合いの手的なエレキギターを入れていたんです。今回は、もうちょっと変わった形で録って、特別感のあるものとしてアルバムに収録したいよねということで、本間さんにアレンジをお願いすることになったんですけど、いざフタを開けてみたらえらいことになったなと、びっくりしましたね。リハモナイズというんですけど、もう1度ハーモニーを付け直すというアレンジャーさんならではの仕事で、調が変わっていたんですね。本当に大胆だなと思いながら聴いていたんですけど、めっちゃ気持ちよかったですね。Jポップファンクの鑑みたいな楽曲にしていただけました。

Tom-H@ck 僕も、初めて聴いたときは随分変わったなという印象でした。IQが高い感じのコード進行やコード展開があって、業界歴の長い匠の方だからこそできる技だなと思いました。


── しかも本間さんはキーボードを弾かれていて、さらにブラスが生で入っているんですよね。

Tom-H@ck この曲のバックは贅沢ですね。

── ボーカルも録り直したんですか?

オーイシ ボーカルは実はオリジナルトラックなんです。ボーカルとアコースティックギターはオリジナルトラックで、そういうサンプリング感もすごく面白いなと。切って貼って新しいものをパッチワーク的に作り上げていくという作業工程は現代的だなと思いました。調が変わっているけど、オリジナルのボーカルで作っているという匠を感じていただきたいですね。

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