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TBSで放送されるアニメの祭典「TBSアニメフェスタ2018」が、2018年8月18日、東京・文京シビックホールにて開催された。
2015年の第15回から3年ぶりに開催された今回の「TBSアニメフェスタ2018」は、「新幹線変形ロボ シンカリオン」「七星のスバル」「されど罪人は竜と踊る」「メガロボクス」「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」といった人気タイトルのほか、「グリムノーツ」「学園BASARA」「BAKUMATSU」、そして赤根和樹監督最新作「星合の空」といった今後放送を控える期待の新作のキャスト、スタッフが出演するステージの他、TBSラジオで放送中の「ハライチ岩井勇気のアニニャン!」公開録音も開催。アニメ大好き芸人のハライチ・岩井勇気さん、これまたアニメ大好きアナウンサー・宇垣美里さん(TBS)の司会/進行のもと、実に6時間にわたってTBSアニメの祭典が繰り広げられた。
今回はその模様をレポートしたい。
ハライチ・岩井勇気さん&宇垣美里さん(TBS)
「夢だ……」エヴァとシンカリオンのコラボ回で、佐倉綾音も感激!
まずは「新幹線変形ロボ シンカリオン」のステージでイベントはスタート。
ステージには速杉ハヤト役の佐倉綾音さん、清洲リュウジ役の逢坂良太さんが登場。先日放送され、大きな話題を呼んだ「新世紀エヴァンゲリオン」とのコラボ回や、初音ミクとのコラボキャラ「発音ミク」回の収録エピソードに花を咲かせた。特に佐倉さんは、「エヴァ回」における碇シンジ役の緒方恵美さん、綾波レイ役の林原めぐみさん、惣流アスカ・ラングレー役の宮村優子さんら大先輩との共演に「あ、夢だ……」と劇中のハヤトよろしく思ったそうだ。
佐倉綾音さん
また佐倉さんは、ハヤトが操縦する「E5はやぶさ」と同じグリーンのスカートと、シンカリオンジャージを羽織って登場。作品愛をアピールし、ステージを盛り上げた。
次は現在制作中という新作アニメ「グリムノーツ」。エクス役・逢坂良太さん、シェイン役・久保田未夢さん、石井諒太郎さん(スクウェア・エニックス プロデューサー)が登場。
現在、原作のスマホアプリゲームはリニューアル版の「グリムノーツ Repage(リ・ページ)」が展開中だが、アニメ版はベースとなった「グリムノーツ」からストーリーを描くことが明かされた。またキャスト陣によるキャラクター解説などもじっくり行われ、まだまだ謎多い本作のイントロダクションとなるようなステージが展開した。
逢坂良太さん
久保田未夢さん
現在放送中の「七星のスバル」ステージでは、空閑旭姫役の大森日雅さん、碓氷咲月役の鬼頭明里さん、オフィシャルアンバサダーを務める山田麻莉奈さん、EDテーマ「Starlight」を歌う山崎エリイさんが登場。
ここでは印象に残ったシーンを、登壇者たちがイラストで発表するというトークが行われた。特に盛り上がったのが、大森さんのイラスト。場面は、第1話ラストの旭姫が目覚めるシーンだったそうだが、全くそうは見えないまがまがしいイラストに会場は騒然となった。
山田麻莉奈さん
鬼頭明里さん
そのほか、山崎エリイさんによるEDテーマ「Starlight」、大森さんによるキャラクターソングのミニライブも披露され、歌にトークに見どころ満載のステージとなった。
大森日雅さん
山崎エリイさん
イケメン大漁の新作アニメが並ぶ第2部!
しばしの休憩を挟んで、第2部がスタート。
第2部はイケメンが多数登場のアニメのステージが展開した。
人気戦国アクション「戦国BASARA」のスピンオフである「学園BASARA」は、そのタイトルの通り、舞台を戦国時代から現代の学園に移した作品。人気の武将たちが学ランに身を包み、学園の覇権をとるべく激しいバトルを繰り広げるコメディ作品である。
今回のステージでは、いち早く本編第1話Aパートを公開。「戦国BASARA」もノリのいい作品だったが、本作はそれに輪をかけてハイテンション! 続きが非常に気になる内容だった。
また、このステージには前田慶次役の森田成一さん、浴衣に身を包んだ雑賀孫市役の大原さやかさんが登壇。舞台を現代にしてもエネルギーあふれるキャラクターの魅力を語った。さらに伊達政宗役の中井和哉さん、真田幸村役の保志総一朗さんもビデオメッセージで登場。登壇者の森田さん、大原さん以上にしゃべりまくり、会場を大いに沸かせた。
森田成一さん&大原さやかさん
そしてオープニングテーマを歌うバーチャルアイドルユニット「EIGHT OF TRIANGLE」のライブも披露された。スクリーンの中で歌い踊る「エイトラ」ことEIGHT OF TRIANGLEは、バーチャルアイドルならではの自由なアクションもアピール。新次元のライブパフォーマンスが、観客を魅了した。
続いてのステージは今秋放送スタートの新作アニメ「BAKUMATSU」。本作は、フリュー恋愛ゲームシリーズの人気作「恋愛幕末カレシ~時の彼方で花咲く恋~」をTVアニメ化したもの。原案はプレイヤーである主人公と幕末志士との恋愛を楽しむゲームだったが、アニメ版では一転して、オリジナルストーリーが展開するとのこと。
登壇した桂小五郎役の江口拓也さん、沖田総司役の代永翼さんは、BAKUMATSU超絶マニアッククイズに挑戦。クイズを通してアニメの魅力をさまざまな角度から語ってくれた。
江口拓也さん(左)&代永翼さん
また、OPテーマを歌うMIKOTOさん、EDテーマを歌う佐々木恵梨さんも登場。本編に先駆けてTVサイズで、主題歌をライブ披露してくれた。
第2部の締めを飾ったのは、ハライチ・岩井勇気さんがMCを務めるラジオ番組「ハライチ岩井勇気のアニニャン」公開録音。森田成一さん、江口拓也さん、代永翼さんをゲストに迎え、アニメトークに花を咲かせた。
ラストは「スタァライト九九組」が華麗なステージで魅了!
イベント終盤の第3部は、「されと罪人は竜と踊る」ステージからスタート。ガユス役の島﨑信長さん、ギギナ役の細谷佳正さんを招いて、本作を振り返った。
「されど本人は理由を語る」コーナーでは、原作者・浅井ラボさんのコメントを交えつつ本編を振り返り、「されど友人は優雅に真似る」コーナーではジェスチャークイズに挑戦(どちらも略称が「され竜」のパロディになっている)。ここでは勝負に負けた島﨑さんが、細谷さんのいいところを10個言うことになってしまった。島﨑さんは照れてしまうのか……?と思いきや、スラスラと10個をあげて、細谷さんが逆に照れてしまうという一幕も。
島﨑信長さん
細谷佳正さん
次は「メガロボクス」ステージ。ここでは、ジョー役の細谷佳正さん、勇利役の安元洋貴さんが登壇。互いの印象や、演じたキャラに対するお互いの印象などが語られた。
また、どうしても観てほしいシーンを尋ねられた細谷さんは「第1話」とコメント。一度観出すと止まらない。1本の映画のような作品と本作の魅力について語り、安元さんも大きくうなづいた。
安元洋貴さん
そのほか、現在公開中のPVも上映。次々と飛び出す名シーン、名台詞に観客のみならず登壇者も思わずじっと見入ってしまっていた。
ステージの最後に、「メガロボクス」が好きだという岩井さんのために、Blu-ray BOX内封入のブックとキャンバスアートに森山監督、細谷さん、安元さんのサインが入れられ、さらにTシャツもプレゼントされた。さらに、宇垣アナには、細谷さん、安元さんのサイン入りTシャツがプレゼントされるという嬉しいサプライズが。この時ばかりは、司会者2人もいちアニメファンの表情になっていた。
最後に細谷さんは「やりたいことが全部できた作品。集大成。『メガロボクス』以降、役の取り組み方が変わった」。安元さんは「やれることは全部やらせてもらった。今どき、こんなに美しい1クールのアニメはない。貴重な経験ができた」とそれぞれ作品への思いを語り、ステージを後にした。
本日の最大の目玉といえば、次のステージだったのではないだろうか。ここでTBSが放つ新作アニメ「星合の空」が、大々的に発表された。
本作は、「天空のエスカフローネ」「コードギアス 亡国のアキト」などを手がける赤根和樹監督の最新作。廃部寸前の男子中学ソフトテニス部を舞台にした、青春ストーリーが描かれる。
ステージには赤根監督のほか、桂木眞己役の花江夏樹さん、新城柊真役の畠中祐さんが登壇し、まだアフレコ前という本作に対する意気込みを語った。
赤根監督
上映されたPV第1弾では、爽やかな青春部活モノとは一線を画する「ギョッ」とするようなセリフも飛び出した本作。赤根監督は、「少しでも今の社会状況を落とし込めたら」と、最後にコメント。大きな期待を抱かせつつステージを後にした。
花江夏樹さん(左)&畠中祐さん
最後の作品は、現在放送中の「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」。愛城華恋役の小山百代さん、神楽ひかり役の三森すずこさん、天堂真矢役の富田麻帆さん、星見純那役の佐藤日向さん、露崎まひる役の岩田陽葵さん、大場なな役の小泉萌香さん、西條クロディーヌ役の相羽あいなさん、石動双葉役の生田輝さん、花柳香子役の伊藤彩沙さんら「スタァライト九九組」メンバーが登場し、それぞれ本作の魅力をプレゼン。さらに本作の魅力のひとつである、毎回新曲が披露されるレヴューシーンを振り返る一同。楽曲の魅力や、演出の見どころなどが語られた。
小山百代さん
小泉萌香さん
相羽あいなさん
富田麻帆さん
伊藤彩沙さん
生田輝さん
岩田陽葵さん
佐藤日向さん
三森すずこさん
そして、すでにファンにはおなじみの「Star Divine」、アニメのOPテーマ「星のダイアローグ」のライブステージがイベントのフィナーレを彩った。「Star Divine」では、各キャストが武器を持ちド派手な殺陣を披露。初めて彼女たちのステージを見た人は、その迫力に圧倒されたはず。
そして「星のダイアローグ」では舞台を縦横無尽に使い、さまざまなフォーメーションを見せつつ歌唱。こちらも見応えあるステージを繰り広げた。
気がつけば開演から6時間以上。そんなに時間が経っていたのか、と思わせるほど充実したイベントは大きな盛り上がりの中でフィナーレを迎えた。
久々の「TBSアニメフェスタ」は、前回と変わらず、いやそれ以上に密度の濃いイベントであった。来年以降も、またイベントが引き続き開催されることを期待したい!
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