写真もりだくさん! 新たな1歩を踏み出したARアーティスト「ARP」の「KICK A'LIVE」レポート

2018年08月28日 19:400

かっこいいだけじゃない! おもしろくてかわいいも、サプライズもたっぷり!!


怒濤のパフォーマンスが展開された「KICK A'LIVE」ですが、圧倒的な歌唱力とダンスを見せつけるだけじゃないのが、ARPのライブの最高に楽しいところ。そうです、トークパートです! しゃべるとかわいくて、パフォーマンスをするとかっこいいのがARPの大きな魅力。今回のライブではMCの一丁さんがいなくなり、4人でまわすスタイルとなったので、これまでのようなおもしろいトークができるのだろうかと心配していましたが、けっこうイケてました。楽屋で描いた個性的なイラストを見る機会がなくなったのは非常に残念ですが、それは今後、ライブ会場のどこかに展示されることを期待しています!

「SUPER RARE」の時とは違い、最初からすんなりといったという「2CARAT」。お互いが相手を素直に尊敬しており、とっても仲良し。「ねー」「ねー」と、あざとかわいく言い合う様子を、レイジが冷めた目で見ていました(そして、ARSは「ねー」のかわいさにノックアウト)

第2公演のバトルソングで勝利したレオンが「夢ちゃうかな」とコメントしたあと、敗北したレイジが「これは夢かな、これは夢だろ」と言った時、シンジがすかさず「かぶせてきました。センスいいです」と合いの手! さすが、師匠! MC中、シンジがちょいちょい師匠口調になるのも、すごくおもしろかったです


ライブではアカペラが聴けるのも、たまらないところ! 今回のライブでは、第3公演と第4公演で「Paradise」の一部、第3公演でレイジが歌う「TURN UP BABY!」の一部、第4公演でダイヤとレイジに贈る「ハッピーバースデートゥーユー」をアカペラで聴くことができました(ほかにもアカペラしたところあったら、スイマセン!)。

「Paradise」のサビの部分「All right~」は、普通に歌ったものを機械でぶつ切りにしてチョップするのですが、レオンは自力でやるんだと勘違いしてたと、リハーサル時の暴露話がレイジから話されました。その流れで、4人でレオンと同じようにチョップをやってみたところ、成功! みんな、天才です!!


みんなが着替えのためにステージからいなくなった時に、ひとりだけステージに残り、ちゃっかり行われるレオンのコーナーも見どころ満載。第1公演ではARSにペンライトを黄色にしてもらう程度だったのですが、第2公演ではダイヤが乱入してきて、ARSと一緒に踊る「Logical Dreamer」の振り付けをかっこよくしようぜ! と、ダンスを始め、そのダンスを見たレオンが触発されて「こういうのはどうです?」と踊り合いをしながら、どんどんダンスを高めあうサプライズが繰り広げられました。こういうプロフェッショナル同士のやり取りって、最高に萌える! 即興で歌やダンスをする姿、もっと見せてほしいです。

第3公演では、ひとりでSUPER RAREの「威信傳心」のダンスをしていたレオンのもとにダイヤが参加してきて、ふたりで完コピ

3rdライブでシンジとレイジの猛練習に付き合っただけに、ダンスがアタマに入っているのでしょう。あんなにシンジとレイジが苦労したダンスを、いとも簡単に踊りこなしてしまいました。レオンはラジオなどでも、何度もダイヤとユニットやってみたいと言っていますが、2人がユニット組んだら、めちゃくちゃかっこいいダンス・ミュージックが見られるのではないでしょうか!


そして、おもしろいと言えば、裏(?)のメインイベント「課題」は忘れちゃいけない! 「バトルソング」の敗者が、課題という名の罰ゲームを行うのですが、これをなくしてARPのライブは成立しないというほど、みんなが楽しみにしているコーナーなのです。今回は1日目のバトルソングの敗者、シンジとダイヤが第2公演で漫才を、2日目の敗者、ダイヤとレオンが第4公演でお笑いネタを披露しました。

初めての漫才となるダイヤ。シンジ師匠が相方という、いきなりの洗礼を受けます

怪談がテーマの漫才で、ダイヤが初めてとは思えないほどスムーズにボケ倒します。あの、ダイヤの内股が見られるなんて!(笑)

第4公演の課題は、ダイヤとレオンでテツandトモの「なんでだろう」に合わせて、ネタが繰り広げらました。「レオンたんとダイヤさんと遊ぼうのコーナー」では、あんなにかっこいいダンスを見せてくれた2人が、全力で「なんでだろう」やってます(笑)

この「なんでだろう」ネタは3rdライブでも課題として行われたのですが、内容がARPのことに変えられており、それが秀逸!

レイジの靴底をいじる鉄板のネタもあり、本当に楽しい。ずっと見ていたいです

しかし、レイジがお風呂から上がると誰だかわからなくなるのは何でなのか筆者には理解できず……。わかるARSさん、教えてくださいー!

なお、ダイヤはこのあと、シンジ師匠に「レオンくんの歌い出し前のフリの切れが悪かった」と注意され、指導を受けることになります。さすが、師匠!


そして、ARPがとても大切にしているであろう、リアルタイムだからこそできる観客とのやり取りでも、今回、鳥肌もののサプライズがありました。MC中も観客席から声がかかるとコメントを返してくれることもありますが、もっともやり取りがさかんなのは、バトル・フォー・ユニットで応援ポイントをたくさん贈ってくれた人を発表するところ。上位10名が表示され、その公演でもっとも多くの応援ポイントを獲得したパフォーマーが、自分を応援してくれたトップ3の名前を呼んでくれるのですが、ここがパフォーマーと会話できる大チャンス! ぶっちゃけ、上位は常連さんが多いのでパフォーマーも覚えており、おなじみの名前だとそのような反応をしてくれます。その中でも、すごかったのが第4公演。第4公演はシステムトラブルでランキング表示できなかったことから、4人のパフォーマーが全員トップ3となったARSの名前を呼んで、会話してくれるというラッキーな展開だったのですが、ダイヤが1位のリラさんとの会話の最後に「誕生日おめでとうございました!」とひとこと。実は、前日、第2公演の後にメディアにARPを紹介するアーティストコンベンションが開催され、その前半にファンクラブ限定のプレミアムミニライブがあり、そこで、その日(8/18)に誕生日だった人にARPが生で歌う「ハッピーバースデートゥーユー」がプレゼントされたのです。その誕生日だった人が、リラさん! この時すでに、ダイヤはリラさんのことを「いつも応援してくれている」と認識していたのですが、まさか、第4公演で「誕生日です。祝って!」とこちらから言っていないにもかかわらず、ダイヤから祝ってもらえるなんて! これには、会場中がどよめきました。

きちんとファンのほうを見て、自分に話しかけてくれるのもARPライブの楽しみのひとつ。筆者も今回がんばりましたが、61位だったので、上位のARSさんたち、すごい!


ライブを終えて感じたこと


とにかく、今回のライブはパフォーマーも観客も踊って歌いまくった! という印象。自分たちの曲がまだ少なかった2ndライブでは、他アーティストの歌を歌ったりもしましたが、今ではメドレーもできちゃうくらい曲数が増え、普通のミュージシャンのように自分たちだけでライブをやり切り、本当に大きくなったなぁと1stライブから見てきた筆者としては感慨深いものがあります。特に今回は、春頃にレイジが入院し、約3か月、ラジオを3人+ナビゲーターの星野さんで行っていた時期があったので(「レイジの部屋」というコーナーで声は聞かせてくれましたが)、4人でライブができるのだろうかと心配していました。だから、4人が揃っているだけでもありがたいのに、いつもながら前回を超えるパフォーマンスを展開してくるのはプロフェッショナルですね。

アンコールで歌われるレイジ作詞・作曲の「Start of the start」は、3rdライブで初披露された楽曲ですが、この時、すでに入院することわかっていて作ったのかなぁと思うと、泣けてきます


ライブを重ねるごとに、ひとりひとりが成長していき、そんな4人が集まることで単純な足し算ではない大きな感動を与えてくれるARP。アーティストコンベンションも行われ、これからどんどん大きくなっていくでしょう。ですが、これまでのような観客とのやり取りや距離感を大切にしてほしいと思っています。そして、今回のライブで感じましたが、パフォーマーの全身が見えるステージ作りをお願いしたい。彼らにはそれぞれ個性があるので、指先から足の動かし方、立ち姿まで異なります。そういうところもしっかりと見たいファンが多いはず。メジャーになるとはこういう過程を経るものだということは理解していますが、ARPらしさ、ARPにしかできないパフォーマンスを期待しています!

書くタイミングを逃したので最後の最後になりましたが、バトル・フォー・ユニットは年上チームが勝利! 次のライブではシンジとダイヤのユニットを見ることができます。ユニット名が、レイジが「パーカーのメーカーみたいな名前」とつっこんでいた「チャンプ&プリンス」(ダイヤ命名)のままなのかも気になるところ。なお、負けてくやしかったハンバーガーズ(年下チーム)は、次のライブでもこのユニットで勝負する! と闘志を燃やしていました


これからのARPのこと、まとめ


冒頭でもお伝えしましたが、とにかく、今回のライブは告知がいっぱいでした。ARPのことを知らないけれど、興味を持ったという人にもイイ情報があるので、これからのARPの活動をまとめておきます。はっきりとした詳細は発表されていないものも多いので、くわしくは公式サイトをご確認ください!


・テレビ朝日「BREAK OUT」で特集を放送
マンスリーコーナー「FREAK SCENE」9月度の特集として、ARPがピックアップ! 新曲「Paradise」のミュージックビデオが流れるそうです。
日時:2018年9月5日(水) 25:26~(予定)/2018年9月12日(水) 25:45~(予定)/2018年9月19日(水) 25:26~(予定)/2018年9月26日(水) 25:26~(予定)


・盆踊りリミックス「BOY MEETS GIRL 2020」MV出演
DJ KOOさんにお誘いいただいたことがきっかけで、TRFの「BOY MEETS GIRL」の盆踊りリミックス版「BOY MEETS GIRL 2020」のミュージックビデオに、ARPも出演。第4公演で発表され、観客もうちわを持ち、みんなでその振り付けにトライしました!


・「REWIND4」
「KICK A'LIVE」を見られなかった人、足もとまでしっかり姿を見直したいという人には、「KICK A'LIVE」のディレクターズカット版が上映される「REWIND4」に行ってみては、いかがでしょうか。リアルタイムなパフォーマンスは行われませんが、一部、3DCGで再現するところもあり、ARってこういうものなのか! と感じることもできます。
日程:2018年10月27~28日、11月3~4日
場所:DMM VR THEATER
https://arp-fc.yukes.co.jp/homepage/live-info/


・次回ライブ「KICK A'LIVE2」
通常、「REWIND」で発表される次回ライブが、早くも決定! 次は、会場が「横浜文化体育館」と、かなり大きくなります。
日程:2019年1月5日、6日


・Newアルバム発売
「KICK A'LIVE」での新曲、レイジ作詞・作曲の「Start of the start」も収録される予定とのこと。
発売予定日:2018年12月


・アニメ化
ライブの様子がアニメになるのか、ISM(International School of Music)横浜校での学園生活が描かれるのか、ISMに入学するまでの過去の話が掘り起こされるのか……、詳細はまったく決まっていませんが、アニメ化決定。ただ、ボイスキャストはARP自身が担当するそうです。レオン、滑舌トラブル、大丈夫か!?


おまけ


今回のライブは情報過多で、このレポートに入れられないことがいっぱいあったのですが、どうしても伝えておきたいことがあるのでおまけで入れちゃいます! それは、アーティストコンベンションでのこと。メディアも入っていることから、ダイヤが「僕」と言ったり、敬語で話したりと見どころいっぱいでしたが、なかでもファンとの記念撮影は最高でした!

レオンが何か持って現れたと思ったら、自撮り棒にくっつけたスマホを持ってる!

そこから、記念撮影がスタート

ARPとARS、そしてメディアの方たちと自撮りした1枚。これは思い出に残りますね!

完全なおまけですが、全身をキレイに撮影できるチャンスはアーティストコンベンションにしかなかったので、この1枚を、どうぞ!




【取材・文】f-jyoko
【撮影】第2公演:銭袋秀明(アキバ総研編集部) 第3公演、第4公演:松川忍

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