スマホアプリには新たな学園、新たな舞台少女が登場！　「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」プロジェクト大発表会レポート

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2018年7月12日（木）にTVアニメが放送スタートする「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」のプロジェクト大発表会が6月25日、東京赤坂・TBS放送センターにて開催された。

発表会では、

・2018年7月12日、YouTubeLIVE!にて「聖翔音楽学園放送局 vol.9 放送直前スペシャルパーティー」を開催。23:00～25:25頃まで、九九組９人全員が登場してアニメ放送を盛り上げる

・アニメでは毎話のようにレヴュー曲（新曲）が登場。フィルムスコアリング形式で、アニメの絵や演出に合わせた楽曲を作成

・「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」LINEスタンプを近日配信

・「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」がTCGヴァイスシュヴァルツに参戦。トライアルデッキを2018年9月14日に発売、ブースターパックを12月に発売

・事前登録受付中のゲームアプリ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-」には３つの学園に所属する新たな舞台少女たちが登場。キャストとして楠木ともりさん、潘めぐみさん、野本ほたるさんらが参加

といった内容が発表された。

会見の詳細を紹介！

発表会にはキャストより愛城華恋役の小山百代さん、神楽ひかり役の三森すずこさん、天堂真矢役の富田麻帆さん、星見純那役の佐藤日向さん、露崎まひる役の岩田陽葵さん、大場なな役の小泉萌香さん、西條クロディーヌ役の相羽あいなさん、石動双葉役の生田輝さん、花柳香子役の伊藤彩沙さんが登壇。司会はお笑いコンビ「ハライチ」の岩井勇気さんが担当した。

冒頭、小山百代さんが「我々9人は、まだ2日前のファースト単独ライブの温かい余韻の中にいます。次に目指すステージは、7月からのTVアニメだと思っています。また新たな一歩を踏み出すために、今日はいろいろな発表ができて嬉しいです」と挨拶して会見はスタート。各社挨拶の中で、舞台を手がけるネルケプランニングの松田誠会長は「3年前、ブシロードの木谷会長から舞台を中心にしたコンテンツを作りたいと言われて驚きました。舞台を先に作っていくと言っていただいたことは光栄で、今までにない新しい試みだと思います」と語り、コンテンツとしての成長の可能性を強調していた。

小山百代さん

三森すずこさん

ネルケプランニングの野上祥子社長は「演劇を見ない人がアニメをきっかけに劇場に足を運んだり、舞台をきっかけにアニメを見るようになったり、相互作用を生み出そうと二人三脚で、原点となる舞台を作ってきました。舞台女優や声優など、あらゆる分野からキャストを起用し、同一キャストによる本当のメディアミックス展開を追求しています」と作品の特性を紹介。コメントを求められた小山さんは「私自身小学生の頃から舞台に立ってきた舞台少女で、その後声優の勉強をしていた時にこの作品のオーディションがあったんです。私が今までやってきたことと、これからやっていきたいことが両方できるなんて、夢のようだと思いました。今はアフレコ中なんですが、舞台の経験をアニメに直に生かせている実感があって、二層展開の意味を感じています。充実しています！」と語った。佐藤さんは舞台少女たちが使う武器の多彩さや演出の魅力を語りながら、詳しく知りたければ6月27日発売の舞台BDを見てほしい、と商売上手なところも見せていた。

富田麻帆さん

佐藤日向さん

舞台については2018年10月13日～21日、天王洲銀河劇場にて新作公演「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE- #2 Transition」を上演予定。今年1月の舞台を収録した「『少女歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-』#1 revival」BDは6月27日に発売される。

続いてはブシロード武次茜プロデューサーが登壇し、TVアニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」の情報を紹介。まずは各キャラクターを紹介しながら、キャスト陣が「京都出身なので、香子としてネイティブ京都弁を披露できて嬉しい（伊藤さん）」「舞台でキャラクターを演じていたので、声優初挑戦でもすんなり入れました（生田さん）」といった感じでそれぞれの心境や注目ポイントを語っていく。小泉さんからは「アニメを見ていくと、この台詞にはこんな意味があって伏線になっていたのか、と後で気がつくと思います」と気になる言葉もあった。

岩田陽葵さん

音楽についてはポニーキャニオンの野島鉄平さんが登壇。39名の演奏家が参加している分厚い劇伴サウンドについて紹介するとともに、アニメのバトルシーンでは新作のレヴュー曲が毎話のように登場することを紹介した。アニメ作中で使われるレヴュー曲はアニメ絵コンテを元にフィルムスコアリング形式で制作しており、アニメのシーンに合わせた楽曲作りをしているとのことだ。発表会では第1話～第3話で流れるレヴュー曲（挿入歌）の一部を初公開。第3話で華恋と真矢が歌う挿入歌「誇りと驕り」での富田さんの高らかで壮大な歌唱には、ハライチ岩井さんもびっくり。富田さんは「レヴュー曲なので舞台少女ならではの感じで、舞台っぽく歌っています。仲間からはラスボス感があると言われます（笑）」と語っていた。

小泉萌香さん

TVアニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」は2018年7月12日に放送開始となるが、同日、YouTubeLIVE！において「聖翔音楽学園放送局 vol.9 放送直前スペシャルパーティー」の配信が決定。放送直前の23:00～25:25頃、九九組の９人全員が出演する予定となっている。

相羽あいなさん

生田輝さん

発表会の2日前、九九組のライブで発表されたゲームアプリ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-」については、エイチームの尾関高志さんが紹介。「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-」のジャンルがレヴュー＆アドベンチャーRPGであり、フル3Dで描かれるレヴューシーンや、アニメ感覚で楽しめるゲームオリジナルストーリーが存在することが明かされた。ゲーム好きの生田さんからはRPGというジャンルに驚きと喜びの声も。舞台少女育成にはやりこみ要素も存在するようだ。

さらにムービーには、ゲームオリジナルの新舞台少女（キャラクター）の姿も！　ゲーム「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-」には、華恋たちが通う「聖翔音楽学園」以外に３つの学校が登場。それぞれの学校を代表して、和のテイストの名門校より「巴珠緒（CV:楠木ともり）」、オープン＆ナチュラルな芸術学校より「大月あるる（CV:潘めぐみ）」、世界中から才能を集めた王者の学校より「雪代晶（CV:野本ほたる）」ら3人の新舞台少女が紹介された。

伊藤彩沙さん

伊藤さんは、巴珠緒を見て「（和っぽいイメージの）こんなライバルが現れてしまうとは！」とびっくりした様子。さらに発表会には、雪代晶役の野本ほたるさんが登場。野本さんはミュージカル「美少女戦士セーラームーン -Amour Eternal-」でセーラームーン／月野うさぎ役を務めたほか、舞台「けものフレンズ」ではオカピ役を担当している。野本さんは「（雪代晶は）ストイックな女の子で、生徒会長を務めています。なんでも完璧にこなす女の子ですが、かわいいものが好きな一面もあります」とキャラクターを紹介。舞台少女としてのポジションが少し似ている富田麻帆さんは「『なんでもこなす』と聞いてぴくっと来てますが、聖翔音楽学園俳優育成科99期生はどんな相手が来ても負けませんので、正面からかかってきてください！」と凛々しくたんかを切った。しかしエイチーム尾関さんより「他校と協力することもあります」と補足されると、富田さんは「その時は仲良くしてください！」とかわいく返して会場を笑わせていた。

木谷高明会長

各社関係者のラストには、ブシロードの木谷高明会長が登壇。会場に集まった記者や関係者も含めて舞台創造科の一員として作品を広げてほしいとリクエストした木谷会長は、「完全オリジナル作品ですが、スタッフ間でイメージを共有して、うまく協力しながらゼロから作品を作り上げることができています。先日のライブではお客さんのほっこりした、この場にいられてよかったという幸せな表情が印象的でした。これからのスタァライトの展開、半端ないっスよ！」と、時事ネタを引用しながら、熱く作品をプッシュしていた。

会見の締めコメントでは、キャスト自身もたくさんの発表に驚き、これからの展開にわくわくしている様子が伝わってきた。最後は三森さんが「私自身も幼稚園の時に見たミュージカルを見て舞台少女を志しました。毎日レッスンを重ねて、舞台に情熱を注いでいた頃の自分と重ねながら演じていきたいです。楽しみなことばかりで、とても胸が高まっています！」、小山さんが「スタァライトと私たちが出会って1年です。まだまだ未知の可能性を秘めている私たちの成長を見守ってください。いろいろな展開がありますので、まずは7月のTVアニメを楽しみにしてください！」と締めくくった。

TVアニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」は2018年7月12日より放送予定だ。

（取材・文／中里キリ）