「お前はまだグンマを知らない」第11話感想:グンマに数多く残る「自販機店舗」。その驚愕の理由とは!?

2018年06月16日 08:000
「お前はまだグンマを知らない」第11話感想:グンマに数多く残る「自販機店舗」。その驚愕の理由とは!?

この4月よりスタートしたショートアニメ「お前はまだグンマを知らない」
ウェブコミック配信サイト「くらげバンチ」にて連載中のコミックが原作だが、その内容は、ネット上でやたらとディスられることの多い「グンマー」(群馬県/県民)の「あるある」を、やたらとテンション高めの大げさなアクションでデフォルメするというコメディである。


あまりにもローカルネタすぎる本作だが、何と民放局では地元の群馬テレビ(群テレ)しか放送しないという、あまりのローカルっぷりが泣ける。ただ、アニマックスやGYAO!でも配信されているので、ぜひチェックいただきたい。そんな超ローカル作品のネタを、グンマー出身の筆者が、愛をもって、詳細に掘り下げ解説する。


第11話のテーマは「自販機店舗」。かつては、全国のあちこちにあったと思われる、自動販売機のみが置かれた無人店舗のことである。若い方はご存じないかもしれないが、「自販機店舗」とは1970~1980年代前後に登場し、割と一世を風靡した(ような気がする)無人店舗で、その多くは交通量の多い街道沿いに建てられた。自販機だけに24時間営業が売りで、夜間などに街道を通行するトラックドライバーなどがメインの顧客だった(そのため、「オートドライブイン」などと呼ばれることもあった)。そのため、基本的に駐車場は広めで、自販機の内容も飲み物だけでなく、うどんやそば、ハンバーガーなどの食べ物までバラエティに富んでいた。また、多くの場合、当時流行したテーブル型のゲーム機(「インベーダーゲーム」など)が置かれており、ゲームセンターとしての一面も持ち合わせていた。こうした場所であるため、健全な子供たちは近づいてはいけない場所として学校で禁止されることも多く、当時の子供にとっては、なんとなく「イケナイ場所」として記憶されている。なお、そんな「自販機店舗」も、やがてコンビニエンスストアの隆盛とともにそのアドバンテージを失い、徐々に消えていった。


しかし、今でも我がグンマには、そんな「自販機店舗」が比較的多く残っているという。ちなみにネットで検索したら、「自販機店舗」を専門に扱うサイトもあって、そこでの自主調査でもやはりグンマ周辺に最も多くの「自販機店舗」が存在しているという結果が出ている(※参考「懐かし自販機 最新稼働状況&完全リスト」http://jihanki.michikusa.jp/working.html)。まさかそこまでとは思わなかったが、確かに、言われてみれば、あまり違和感がないのは、そのせいか。


実はグンマという土地は、関東圏内でも有数の小麦生産県であり、うどんやパスタ、パンなどの粉もんを多く食する土地柄であるのに加え、ひと昔前までは養蚕が盛んで、そこから取れる生糸を使った織物産業が盛んだったという歴史もあって、この手の機械を作るのも得意だったりする。ちなみに、インスタント食品のメーカーもグンマは多く、有名なところでは、「ペヤングソース焼きそば」のまるか食品や、「サッポロ一番」のサンヨー食品などがあるわけだが、この話をしだすと、長くなるのでこのあたりで。


さて、アニメ本編では、そんな「自販機店舗」を主人公・神月が訪れる。そこで出会った、うどんやそばなどの見たことのない自販機に驚く神月。自販機で買ったインスタントうどんを食しつつ、店の作りがどこかシェルターっぽいと独りごちる。そこへ現れた謎の人物が驚愕の事実を語る。すなわち、東西冷戦まっただ中の頃に作られた「自販機店舗」は、食料と娯楽施設(テーブルゲーム機のことね)を備え、かつセキュリティも完璧な、総合戦略基地だというのだ! というのも、グンマは戦後4人もの総理大臣を排出している政治的にも重要な拠点であり、それだけにグンマは絶対に死守せねばならず、この地域に重点的に「自販機店舗」が置かれている、というわけだ!


いやいや、さすがにそれは脚色多すぎでしょ、おじさん。そんなたいしたもんじゃないから(笑)。

 

(編集部・鎌田)

 

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お前はまだグンマを知らない

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放送日: 2018年4月2日~2018年6月18日   制作会社: 旭プロダクション
キャスト: 梶原岳人、笠間淳、内田彩、小倉唯、杉田智和、バッキー木場
(C) 井田ヒロト・新潮社/お前はまだグンマを知らない製作委員会

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