最高で最強のトリオユニットたちの初ステージ! 「トリモン」初の単独イベント“Triple Monsters LIVE -EVOKE-”をレポート

2018年06月04日 17:000
最高で最強のトリオユニットたちの初ステージ! 「トリモン」初の単独イベント“Triple Monsters LIVE -EVOKE-”をレポート

ブシロードが提供するスマートフォン向けアプリ「デジタルカードファイト トリプルモンスターズ」初の単独イベント「Triple Monsters LIVE -EVOKE-」が2018年5月26日、埼玉県・さいたま市文化センターにて開催された。


イベントには同作より生まれたユニット「ヴァイオレットチャーム」(ユリア役:千菅春香さん、美景役:佐々木未来さん、エマ役:吉岡茉祐さん)、「グルーヴィライトブルー」(ソウ役:城田純さん、モーリス役:蒼井翔太さん、フィン役:森嶋秀太さん)、「ピンクスプラウト」(ディヤ役:尾崎由香さん、マーリン役:遠野ひかるさん、エシャ役:西本りみさん)の3組が参加、トークやゲーム、ライブを繰り広げた。

 

開演前にはマーリン役の遠野さんが生ナレーションで「トリプルモンスターズ」の世界観を紹介。ステージへの期待が高まったところでキャスト陣がステージに登場した。キャスト陣にはキャラクターをイメージした衣裳や小物を身に着けた人も多く、尾崎さんのパーカー、西本さんの大きめのメガネ、吉岡さんのメイド風のプリム(髪飾り)などは特に印象的だ。尾崎さんは髪型もディヤを意識して合わせたそう。

ピンクスプラウトの3人は「私たち、ピンクスプラウトです!」とアイドルのような揃いのポーズでキメていた。いっぽう男性陣では蒼井翔太さんが髪の毛を後ろで縛り、モーリス再現度も高かったのだが、こだわりポイントは実は足元。靴についた黄金の飾りが(モーリスが使役する)「サンダーバード」をイメージしているとのことで、片足をピッと掲げては「インヴォーク!」と召喚の言葉を唱えて会場を盛り上げる蒼井さんだった。

 

「ヴァイオレットチャーム」左から美景役:佐々木未来さん、ユリア役:千菅春香さん、エマ役:吉岡茉祐さん

 

最初のコーナーはキャラクター紹介から。初イベントということもあり、それぞれのキャラクターを設定にそってオーソドックスに紹介していく流れ。森嶋さんが「フィンはいつも美景に振り回されていて」と紹介すると、横から佐々木さんがすかさず「いいコンビですよね!」とひと言。佐々木さんは自身が演じる美景の紹介中にも「(美景の出身地の)京都弁ができないからどうしようと思ったら、標準語だったので平気でした」と設定以外のエピソードをトークに盛り込み、トークのうまさを見せ付けてくれた。

 

本作ならではの盛り上がりを見せたのが、「トリプルモンスターズ」のゲーム対決のコーナー。3ユニットがその場で実際に対戦する企画だ。デッキは初期デッキをベースに、各チーム10連ガチャに5回挑戦。そこで手に入れたカードを投入して、最終的なデッキを構築するとのことで、カードの引きも勝負のうちという感じだ。

 

この対戦で熱い展開だったのが、初戦の「ヴァイオレットチャーム」対「グルーヴィライトブルー」だ。前半をリードしたのは、女性陣の「ヴァイオレットチャーム」チーム。水(ユリア)デッキを使用するヴァイオレットチャームが、カードを2枚ドローできる「Chouchou アリム」や、対戦相手のスキルダメージを無効化する「魔性の歌姫セイレーン」などの強力なカードを次々と繰り出し、対戦相手の森嶋さんたちからは悲鳴が上がっていた。

 

だが、ここで勝負強さを見せたのが森嶋さん。もう1本取られると敗北というタイミングで、森嶋さんが勝負手として切ったのは「エルフの魔法少女アラーラ」。カードの効果は「ファイト終了時まで、自分の戦場・手札・山札のカードすべてに+3000」という、この対戦中は継続効果があるもの。このターンでの決定力はそこそこだが、生き延びることができれば次ターン以降にもプラス効果が残ってグッと有利になる、長期戦を見据えた一手だ。このターンで決めることができればヴァイオレットチャームの勝ち。負けなければグルーヴィライトブルーが有利という勝負の分かれ目。お互いのパワー合計を比べた判定結果は、なんとめったにおこらない同点引き分け!! 「トリプルモンスターズ」では引き分けは勝負なしで、次戦に持ち越しとなる。長期戦を望むグルーヴィライトブルーにとっては勝ちに等しい引き分けだ。もくろみ通り、ここからグルーヴィライトブルーが逆転勝ちを決めるのだが、ソウのパートナー・風鬼とユリアのパートナー・ルサールカが激突したりと、最後まで盛り上がる神勝負となった。

 

総当たりで対戦した全体の結果はグルーヴィライトブルーが2勝、ヴァイオレットチャームが1勝、ピンクスプラウトが0勝という結果に。残念な結果に終わったピンクスプラウトだったが、対戦で劣勢になると佐々木さんに「先輩きれいです!」とゴマをすって手心を加えてもらおうとする作戦に。「なんのことかな~?」とばかりにとぼけた顔で勝ちに行く佐々木さんだったが、後輩たちから「打ち上げにおいしい日本酒用意しますから!」の声が飛ぶとちょっと動揺した様子を見せる場面もあった。各ユニットの仲間3人が真剣に相談しながら、試合展開に一喜一憂している様子を見ているだけでも楽しい対戦の時間だった。優勝したグルーヴィライトブルーの城田さんは「あきらめかけた勝利だったから嬉しいです。『トリモン』はあきらめたら駄目ですね!」と主人公らしい素晴らしいコメントをしていた。

 

続いては、9人のキャストによる生朗読コーナー。シナリオは校長のマーリンの発案で、アカデミー、カンパニー、デーヴァの3勢力が入り乱れて歌のステージを披露することに……という、この日のライブをイメージさせる内容だ。ゲームの中でおなじみのやりとりを繰り広げるのだが、ステージの役者の顔が見えているとちょっと見え方が違うのが面白い。好青年の森嶋さんがフィンになりきってとげのある演技をしていたり、普段は天真爛漫な尾崎さんがディヤとしてクールビューティーそのものの空気をまとったりと、声優の演技のすごさを改めて感じるコーナーだった。

 

「グルーヴィライトブルー」左からモーリス役:蒼井翔太さん、ソウ役:城田純さん、フィン役:森嶋秀太さん


 

“トリオ”に特化したオリジナルなユニットライブ

さて、今回のイベントのタイトルは「Triple Monsters LIVE -EVOKE-」だが、ここまでの内容を見る限りはライブというよりはイベント色が強い。それでも“ライブ”と銘打ったのは、それだけこの作品が各ユニットの歌とライブについて本気であり、“はじまりの”ライブであることを強調したい意図のあらわれだったのではないだろうか。

 

ライブパートの1曲目はヴァイオレットチャームが歌うゲーム「トリプルモンスターズ」主題歌「この世界を愛する全ての者へ」。ソロを歌い継いでいく3人の歌唱力は、思わず見入ってしまうほど圧倒的だ。歌い出しからアクセル全開の吉岡さんの歌唱に、軽々と応えていく千菅さんの実力に驚き、そんな2人を佐々木さんの、落ち着いたトーンと美しいファルセットの落差が印象的な歌声が包みこんでいく。キャラクターユニットソングの範疇を超えているように感じられる、この3人ならではステージングだ。

 

続くピンクスプラウトの「せーの DE ドッカーン!」は、尾崎さんのキラキラした笑顔を真ん中に、まるで同年代の少女たちがはしゃぎまわっているようなステージ(遠野さん演じるマーリンは実際はかなりの年齢だが)。元気でかわいいだけでなく、ソロパートではちょっと不思議な浮遊感を感じさせたりと、3人のいろいろな魅力が垣間見えた。西本さんが余った袖を元気いっぱいにぶんぶん振り回す姿や、遠野さんがソロパートにまっすぐに想いを込めて歌い上げる姿が印象に残った。

 

グルーヴィライトブルーの「into one」は、客席に背中を向けた3人が順番に振り返って歌いだす。やはり際立っているのは蒼井さんの存在感で、軽やかなターンや無造作にすっと指を立てるような仕草のひとつひとつが怖いぐらいに美しい。シンプルな振り付けが映える3人で、それぞれの歌声や空気感の違いを感じる。3人が仲良く肩を寄せ合ってのラップパートも印象的だった。

 

2周目、ヴァイオレットチャームの「犯した過ちからのPHASE」は疾走感のあるミドルテンポの楽曲で、三者三様の低音の表現の波状攻撃が魅力的だ。この音域では佐々木さんの大人な表現力の独壇場。千菅さんのさっぱりとしたかっこよさ、吉岡さんの力強くイケメンなたたずまい(スカートをつまむ仕草にちょっと照れが見える)と並ぶと、佐々木さんが楽曲とキャラクターに深く入りこんだ妖艶さがさらに際立って見えた。

 

ピンクスプラウトの「ワクワクが止まらないw」はハッピーさが弾けるようなナンバー。調子っぱずれなぐらいに元気で、見ている側も笑顔になってしまう。2人の先輩に比べるとフレッシュさが目立つ遠野さんだが、この曲では彼女とマーリンのキュートさがグッと前に出て感じられた。揃いのキメポーズもかわいらしく決まっていた。

 

ここで三度登場はヴァイオレットチャームの「Last place ~君との約束~」。ゆったりしたテンポのバラードで、透き通るようなファルセットの響き合いが美しい。低くローテンポな曲になるほど佐々木さんの表現力が際立っていき、落とした照明の中でそっと眼差しを伏せる仕草一発で空気を持っていく感じにはステージで表現する役者としてのすごみを感じる。ピアノの旋律以降、3人がロングソロでつないでいくパートはミュージカルのように情感豊か。個性際立つソロと美しい三重奏が交互に畳みかけてくる分厚さは圧倒的で、3人で盛り上げに盛り上げたところで、“落ちサビを高らかに歌わせたら唯一無二の吉岡さんのロングソロが来るという構成には、まいってしまった。

 

本編ラストを締めくくったのはグルーヴィライトブルーの「ガラスのloveless」。長めのソロの歌い継ぎで存分に個性を見せたうえで、3人の歌声を合わせたサビで畳みかける構成は「トリモン」楽曲の特徴のひとつだろうか。スローバラードだが、力強い歌い上げあり、歌声を弾ませうねるような表現ありとメリハリが聴いた感じ。バラードで生きるのが森嶋さんの歌声の情感の豊かさで、あふれだすような切なさに引きこまれてしまう。城田さんは想いを込めた「強く抱いて離さないで」の少しかすれるような響きがたまらなくセクシー。存在そのものが2.5次元の規格外・蒼井翔太さんを真ん中に置いてなお、3人それぞれの主張がしっかり見える、とてもいいトリオユニットだと感じた。

 

「ピンクスプラウト」左よりマーリン役:遠野ひかるさん、ディヤ役:尾崎由香さん、エシャ役:西本りみさん

 

ライブではサプライズとして「バディファイト」コラボコーナーもあり、城田さんが「バディファイト×バディファイター」、蒼井さんが「DDD」を熱唱。2人が登場するたびに、会場の「バディファイト」ファンと思われる女性たちから悲鳴のような歓声が上がっていた。ソロとしての蒼井さんが見せる妖艶な笑みや、カメラを指差しての挑むような眼差しには会場全体の意識を惹きつける磁力のような引力があって、トリオでキャラクターとして歌う時との表現の違いに彼の引き出しの多さが見えた気がした。

 

ラストの挨拶で、今回のマーリンとしての歌唱が初CD、初ライブだという遠野さんが「不安と楽しみとわくわくが止まらなかった」と、このステージに寄せる想いを語ると、蒼井さんは「自分の初めてのステージを思い出しました。初めてのステージではお客さんが本当に力になるんです」と懐かしそうにコメント。城田さんは自分もソウが初めて演じる役であることを語ると、「声優として初めて声をやらせていただいた役がソウ君で本当によかった」と感慨深く語っていた。9人が口々にいつかまた「トリモン」としてライブで歌いたい、そのためにも応援してほしい、と語っていたのが印象的だった。

 

イベントの締めは城田さんが音頭を取って、会場全員で「この世界を愛する全ての者へ」を歌うことに。千菅さん、佐々木さん、吉岡さんの歌声があまりに圧倒的すぎて、会場が合唱モードになかなか入れないのは若干の誤算だったが、その空気を察した蒼井さんがすかさず「EVOKE!」「INVOKE!」の決めフレーズの前に「一緒に!」と叫んで、会場が声を揃えられるようにしていたのはさすがの気づかいだった。

 

とてもいい空気に包まれていた今回のイベント。このユニットたちが歌う姿を、もっと多くの人たちに見てもらいたいと強く感じたのだった。

 

(取材・文/中里キリ)

 
【セットリスト】

M01:この世界を愛する全ての者へ(ヴァイオレットチャーム)

M02:せーの DE ドッカーン!(ピンクスプラウト)

M03:into one(グルーヴィライトブルー)

M04:犯した過ちからのPHASE(ヴァイオレットチャーム)

M05:ワクワクが止まらないw(ピンクスプラウト)

M06:Last place ~君との約束~(ヴァイオレットチャーム)

M07:ガラスのloveless(グルーヴィライトブルー)

-「バディファイト」コラボ

M08:バディファイト×バディファイター(城田純)

M09:DDD(蒼井翔太)

-

M10:この世界を愛する全ての者へ(全員)

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