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「キミの隣」は、普遍的な恋愛ソングになっていると思います
── 1stシングル「キミの隣」は、フジテレビ“ノイタミナ”アニメ「ヲタクに恋は難しい」のエンディングテーマです。 halca TVアニメのタイアップでデビューできると知ったときは、「本当ですか?」って思いました。実際にアニメの放送が始まって、TVから曲が流れて、自分の名前が画面に出てきたのを見て、「本当だ!」って思いました。
── 待ちに待ったデビューですよね。 halca 今回のお話をいただくまでは、本当に自分はデビューできるのかって思っていました。ちょっと不安にもなってました。デビューできないとしたら、どうして私は歌っているんだろう? レコーディングさせてもらえているんだろう? って思いはじめたりもしてました。でも歌うことは楽しいので、毎日がんばって歌っていたんです。そういうのもあって、デビューできたことは本当にうれしいです。
── デビューを応援してくれたお母さんも、喜んでくれたのではないですか? halca 心の中では喜んでくれていると思うんですけど、面と向かっては「調子に乗っちゃダメよ」みたいな感じで、気を引き締めるようなことを言われました。
── 「キミの隣」は爽やかで、すごくいいデビュー曲になったと思います。 halca ありがとうございます。初めて聴いたときからサビのメロディがとても印象に残りやすくて、すぐ覚えられました。みなさんにも、サビが覚えやすくて口ずさみたくなる曲だなって感じてもらえるといいなーって思います。
── 「ヲタ恋」の世界観に、すごく合っている曲だと思いました。 halca そうですよね! もともと原作が大好きで読んでいたんです。やっぱり原作にもアニメにも共感できるところがたくさんありました。コミケに行くお話では、「そうだった、そうだった」って自分が行ったときのことを思いましたし、サークル参加している人たちは前の晩にこんなに大変な思いをしているんだなっておもいました。キャラクターのセリフには、私が普段、友だちとLINEとかするときに使う「ヲタク用語」(笑)が出てきたりして、読んでいて楽しかったです。
── オタク的な趣味を少しでも持っていれば、共感ポイントがある作品ですよね。 halca そうですね。登場するキャラクターもみんな、身近にいそうな気がします。ヒロインの成海ちゃんがとてもかわいいので、街できれいな女の子を見かけると、「もしかしたらオタク趣味があるのかも。家ではゲームをしたりしているのかも」と、考えるようになりました(笑)。
── 隠れオタクの女性って、意外にいるかもしれませんね(笑)。「キミの隣」の歌詞については、どう感じましたか? halca 「ヲタ恋」のストーリーに寄り添っているんですけど、歌詞に書かれている心情がリアルで、現実の恋の歌としても、みんなに共感してもらえるんじゃないかと思いました。私も、友だちの恋の相談とかを聞いていると、こういう関係になっている子がいたりして。だからみなさんも恋の相談を受けたときは、「この曲を聴いてみなよ!」ってオススメしていただけたらいいなと思います(笑)。
── 作品を知らなくても、普遍的な恋愛ソングとして聴けますよね。 halca 原作者のふじた先生と対談させていただいたとき、先生が「私の好きな別の作品に当てはめて聴くこともできます」とおっしゃってくださって、いろいろな恋に当てはめて聴くことができる曲かもしれないってそのとき思いました。
── halcaさん自身も共感しながら歌えたんじゃないですか? halca はい。でもレコーディングでは苦戦してしまったところがあって、Dメロのぎゅぎゅぎゅっと言葉が詰まっているところです。現場でも1時間半くらい練習して、やっと歌えるようになりました。
── 早口になる部分ですよね。こうやってお話ししていると、halcaさんの会話のテンポはすごくゆっくりで落ち着いているので、ここは普段の自分にはないテンポ感だったのではないでしょうか? halca そうなんです。こんなに早口でおしゃべりすることは普段ないので、大変でした。人生初めてのチャレンジでした。
── 子供の頃からずっと、今のようなテンポ感だったんですか? halca 本当にちっちゃい頃はそうでしたが、小学生になるとかっこいいものに憧れるようになって、男の子やかっこいい系の女の子と遊んでいました。自転車も男の子が乗るようなマウンテンバイクでしたし、服もアディダスやプーマを着ていて。そんなアクティブな時代があって、またふわりとした感じに戻ってきました(笑)。
── そんな変遷が(笑)。 halca はい。今は女性らしくありたいなって思っています(笑)。
── 「キミの隣」のミュージックビデオはとてもやわらかな映像になっていましたね。撮影はいかがでしたか? halca ミュージックビデオ撮影も大変でした。朝早くから1日中撮影していました。実は私はリズムに合わせて体を動かすのが本当に苦手で、最初はなかなか自然な動きができなかったんです。カクカクってなっちゃう感じで。でも、歩きながら歌うシーンはヘッドフォンを付けていたので、外の音が聞こえないことでリラックスできて、なんとかなったんじゃないかと思います。
── デビュー曲らしい、初々しいミュージックビデオになりましたね。アニメジャケットの「ヲタ恋」盤にはノンクレジットエンディングが収録されていますが、「ヲタ恋」のエンディング映像を見て、どう思いましたか? halca レコーディングを終えてから、どんな映像がつくんだろう、どんなふうにキャラクターが動くんだろうと、いろいろ想像していました。リズムに合わせて成海ちゃんの絵が動いたり、サビでhalcaという文字がクレジットされていて、「やったー、ありがとうございます!」って思いました。それに、サビ前にハートマークが出るんですけど、そこに出てくるキャラのシルエットが、話数によって変わることがあるんです。それに気づいてSNSで発信してくださる方もいて、「みんなエンディング見てくれてるな」ってうれしくなりました。