「Radeon HD 4870」搭載ビデオカードが発売!! GDDR5初採用で3万円台後半から4万円

2008年06月27日 13:000

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

AMD製GPU「Radeon HD 4870」(6月25日発表)を搭載したビデオカードが、秋葉原のPCパーツショップで発売となった。




「Radeon HD 4870」は、AMDのミドル~ハイエンドGPUの新シリーズとなる「Radeon HD 4000」シリーズの製品で、先週発売となった「Radeon HD 4850」の上位にあたる製品。

製造プロセスは下位モデル「Radeon HD 4850」と同じの55mmプロセスを採用し、ストリームプロセッサ数やテクスチャユニット数、バックエンドも同様の800/400/16となっている。なお、クロックは「Radeon HD 4850」と比べて、コア/シェーダークロックともに625→750MHzと向上し、演算能力も1→1.2TFLOPSへと引き上げられた。メモリはGDDR5をサポートし、インターフェースは従来どおりの256bitとなる。消費電力は160W。

また、GPUを使ったビデオのデコード処理「UVD2」のサポートや各種映像系機能の「ピクチャーインピクチャー」機能、DVDのアップスケール機能なども「Radeon HD 4850」と同じに搭載している。インターフェースは、PCI Express x16(2.0)に対応し、DirectX 10.1やShader Model 4.1も今までどおりのサポートとなる。


今回発売となった「Radeon HD 4870」搭載カードは、SAPPHIRE「Radeon HD 4870 512MB GDDR5 PCI-E」とPowerColor「HD4870 512MB GDDR5 PCI-E」の2製品。いずれも、「Radeon HD 4850」より本体の厚みが増した隣接スロット占有型モデルになり、冷却機構もその分大きくなっている模様。また、PCI Express 電源コネクタも6ピンを2コ搭載している。

スペックは、メモリにGDDR5 512MB、デュアルDVI、TV-Outを備え、各種変換アダプタ(DVI-VGA、DVI-HDMI)やケーブルが付属する。

価格は、SAPPHIRE「Radeon HD 4870 512MB GDDR5 PCI-E」がBLESS秋葉原本店で38,800円、パソコンショップ アークで39,980円。PowerColor「HD4870 512MB GDDR5 PCI-E」がBLESS秋葉原本店で36,800円。

いずれも初回入荷分は完売で次回入荷は「7月初旬(BLEES秋葉原本店)」とのこと。なお、この他の「Radeon HD 4870」搭載モデルの入荷次期に関しては各店舗によってだいぶ違い、「今週末」とするところもあれば、「7月上旬」とするところもある。また、すでに発売となっている「Radeon HD 4850」の人気の高さから、「Radeon HD 4870」搭載モデルも入荷後即品切れとなる可能性が高い。

20080627130000.jpg akiba20080626_0235.jpg akiba20080626_0234.jpg akiba20080626_0237.jpg
SAPPHIRE「Radeon HD 4870 512MB GDDR5 PCI-E」
akiba20080626_0236.jpg akiba20080626_0233.jpg akiba20080626_0229.jpg akiba20080626_0230.jpg

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。