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2曲目の「MATROSKA」は、心地よく体を揺らせる曲です
── カップリング曲は2曲収録されています。2曲目の「MATROSKA」は、yukaricoさんとの共作です。アップテンポな曲でした。 綾野 yukaricoさんとは何度も一緒に曲を作ってきたので、今回は新たな境地を目指そうということでダンサブルなロックになりました。キメがあるダンス曲というよりは、フロアで心地よく体を揺らせるようなダンサブルさをイメージしました。
── 「MATROSKA」は、ロシアの人形ですよね。 綾野 あのマトリョーシカです。違った表情の人形が中から何体も出てくるのにかけて、どれが本当の自分なんだろう、自分さえも本当の自分に気づけていないのかもしれないという歌詞にしました。私とyukaricoさんが一緒になって作り出す世界も、マトリョーシカにたとえています。
── ましろさんとyukaricoさんの世界がマトリョーシカというのは、どんなイメージなんですか? 綾野 お互いがまったく違うアイデアを持ち寄ってひとつの曲を作り始めるんですけど、それが合わさってそれぞれが考えていたものとはまったく違う曲になっていくという化学反応を2人とも楽しんでいる感があって。「それってマトリョーシカっぽくない?」というところから始まりました。
── いつもメールのやり取りによって、曲を作っていくんですよね? 綾野 「LAST FUTURE」(前作「starry」のカップリング曲)のときに、私とファンのみんなの関係性を、「君」と「僕」という言葉に置き換えてyukaricoさんが書いてくれたんだなってわかったんです。それを「MATROSKA」で、もう一度出してみました。でも、マトリョーシカという人形にはちょっと不思議な印象があるので、今回は「秘密の暗号」とかミステリアスな言葉を散りばめてみました。
── ポップでダンサブルなんですけど、インナーワールドに迷い込むような感触がある曲ですよね。 綾野 はい。1コーラス目は耳もとでささやいているようなボーカルとサウンド感になっていて、ヘッドフォンで聴くとよりわかるんですけど、声が近いんですね。普段とは違う声色で歌ったので、ライブでも変わった一面を見せられるんじゃないかなと思います。コール&レスポンスの部分があるので、ぜひみんなには覚えてもらって一緒に歌ってほしいですね。