「ヲタクに恋は難しい」第3&4話感想:「ねえお兄さん…今どんな気持ち?」「俺、こんなに楽しくゲームしたの初めて」

2018年05月08日 11:540

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「隠れ腐女子のOL・成海(なるみ)と、重度のゲームヲタク・宏嵩(ひろたか)。そんな2人の恋愛は、ヲタクなら思わずクスッとする笑いあり、そうじゃない人もキュンキュンするシチュエーションあり。 ヲタクの恋愛をポジティブに描写した新しいタイプのラブコメ。」という「ヲタクに恋は難しい」。今回は第3話と第4話の感想をまとめてお届けする。

第1話のラストで宏嵩くんからの「俺でいいじゃん」という提案を、「採用!」と即決してしまったヒロイン・成海。
第2話では付き合うことをOKしてしまったものの、気まずさに耐え切れずに宏嵩くんを避けまくり、その中で樺倉先輩と花ちゃん(すっかり仲良くなって「花ちゃん」「なる」と呼び合う仲に)が付き合っていることを知ってしまった成海。

2話にしてすでにカップル2組となってしまった本作だったが、4人中3人がヲタク仲間との食事よりも戦利品を堪能することのほうが重要という、かなり末期のヲタクであることも判明した回であった。
これに続く第3話はどのレベルなのか、ドキをムネムネさせつつ待っていると、ファミレスからスタート、で普通のオープニングかと思わせきや、その後に映ったのはスカイプしながら彼氏にBL原稿にトーンを貼らせる(デジタル原稿でも「トーンを貼る」っていうのかな?)ダメ作者と超優秀なアシスタント化しているスパダリな宏嵩くんという、かなりディープなところからスタート。

そしてオープニング明けは同人誌即売会に乗り出す成海(意外なことにロリ服着用)。
「行こうか、会場(と書いて「いくさば」と読む)へ」と、超優秀アシスタント・宏嵩くんのおかげでなんとか新刊が間に合ったらしい成海。


持ち前の八方美人、もとい対人スキルを駆使して買い手と笑顔で会話したり、作家仲間に挨拶回りしたり、スペースに立ち寄った超イケメンのコスプレをした小柳先輩に奇声を上げてしまっていつもの成海がはみ出てしまったりする成海の笑顔を、多少の嫉妬を覚えつつも生暖かく見守る宏嵩くん。


ここで大好きな大手サークルの新刊を買い逃していたことに気付いた成海が、宏嵩くんにお留守番を任せて新刊を買いに、走ってはいないギリギリの早足で会場を駆け抜け(会場はダッシュ禁止です)、スペースへと帰るその途中。お留守番中、モブおじさんに手を握られながら「ねぇ、今どんな気持ち?」と、宏嵩くんの貞操が危険におかされたりするワンシーンをはさみつつ、最終的にはここでも超優秀売り子っぷりを発揮してお留守番もしてしまう宏嵩くんのスパダリっぷりが再び披露されたAパート。


最後の最後まで
「このあとファミレスでめちゃくちゃネーム切った」
と、次のイベントへ向けての準備も忘れない宏嵩くんのスパダリっぷりをダメ押しして前半が終了。

そしてCMあけての後半は、なんと初めてのお泊りである!!!!!!!!!!

成海も下着とか気にしちゃってかわいいところあるな、どんな展開があるの、うひょー!と期待がふくらむBパート。
マリ○カートに勤しむ中、キスされちゃう!?というドキドキを肩透かしした宏嵩くんに視聴者がチッと舌打ちしたところに、ななななんと樺倉先輩と小柳先輩が登場!!
4人で楽しくゲーム大会となったのだった。

あまりの肩透かしっぷりに怒りそうになる視聴者(と成海)だったが
宏嵩くんの
「おれこんなに楽しくゲームしたの初めて」
というひと言で全てを許してしまえるのだった。

「そもそも友達いなかったから友達んち行ったことないわ」
そのひと言めっちゃ刺さりますー!

結果、小柳先輩と楽しい宝探しゲームに興じる成海。
宝探しとはつまり、男子のお宝(ありていに言うとエ○本)を探す家捜しのことである。
これホントマジでやめたげてー!!!という気持ちになるのだが、やましいものなど何もないという宏嵩くんは宝探しに興じる2人の女子を好きにさせたまま風呂へ向かってしまう!
う、嘘だろう!?
本当にやましいものなど何もないというのか……。

そんなあっさりな宏嵩くんと違い、やましいところしかないらしい樺倉先輩のほうが焦って宏嵩くんをフォローする始末。本の隠し場所候補を次々にあげていく小柳先輩には恐怖すら覚える……。
そして、実際そのレベルのお宝探しをされているのであろう樺倉先輩がお気の毒様である。本当にご愁傷様。

結局お宝は見つかなかったものの、本棚に鎮座するボインちゃんな女子キャラクターのフィギュアを、さりげなく背中を向けさせる成海のささやかな嫉妬がかわいかった。

今回はこのまま特に進展なく終わりか、と思ったその時である。

幼い頃の思い出を語る宏嵩くんと、すっかりそのことを忘れていた成海。
忘れていたお詫びとして殴ってもいいよと目を閉じた成海に、なんと宏嵩くんからキスをしかけたのである。
やっぱりちょいちょい男前ですね、宏嵩くん。
しかし驚きすぎた成海は宏嵩くんに頭突きを食らわせてしまうという、色気も何もない展開となったのだが、この2人らしい空気だったのではないだろうか。

そんな第3話、タイトルは「即売会とゲーム会」。
まんまやん。



このまま続いて第4話の感想もお届けしよう。

4話はそんな3話から一転、オープニングでいきなり泣いている成海からスタート。


普通ならば宏嵩くんが泣かせたのだろうと思うところだが、本作にそんな常識は通用しない。

成海の涙の理由は「セーラームーン」の一挙配信だ!!

さすが「ヲタ恋」である。
しかしここは社内ではないのだろうか。成海さん、あなたヲタクなの隠してましたよね……? 最近すっかり化けの皮が剥がれているような気がするのだが、それでいいのか成海。
まあ、擬態装ってても周りにヲタクがいると徐々に剥がれてしまうのが化けの皮というものだ。

そして物語は、成海とツーショットで映る少しクールな女子のカットへと移る。
え、これ小柳先輩じゃないよね、誰これ!と焦る視聴者は(多分)いるわけもなく、あっさりそれが宏嵩くんの女装コスプレであることが判明。
そこで小柳先輩から「こいつにコスプレさせてぇの!」と力いっぱいのコメントが。
こいつとは、もちろん樺倉先輩のことである。

しかし樺倉先輩は「コスプレは見る専なんすわ」と絶対拒否の姿勢を見せ、名物の犬も食わない喧嘩がスタート。
女装させられても「どうも思わなかったです」な宏嵩くんは当然「やればいい」という姿勢だし、男装小柳と樺倉のコスプレBLを見たい成海も加わった3対1ではまったく勝ち目のない戦い、だがあえてそこに挑む樺倉先輩の男気よ……。

「おまえらには届かないのか、俺の声が!」

と、必死に訴えてみるも、全て完全スルーされるという雑な扱いを受けた樺倉先輩の運命やいかに!?

結果、画面には、新たな女子の写真が。

ホワイトバックにライティングにカメラという、スタジオと化した部屋で結局女装の写真を撮られた樺倉先輩であった。

えええええええええええええ。

「何に釣られたんすか」という宏嵩くんの質問は全視聴者の声だったと思うが、返ってきた答えが「スケールフィギュア」って、なんだかんだ言ってあんたも結構ヲタクだな、樺倉先輩!!

そしてCM明けは、前々回失敗に終わった4人での飲み会(詳細は第2話を参照)をようやく決行するに至ったらしく、居酒屋で酒タイムの4人にフォーカス。

実はああ見えてコップ半分も飲まずにベロベロになってしまうという、これぞギャップ萌え!な小柳先輩に、実は心配性な樺倉先輩によるお説教が始まり、犬も食わない痴話喧嘩ラウンド2がスタート。

怒り上戸で泣き上戸とか、どれだけギャップ萌えさせれば気が済むんですかー、と乾いたツッコミを入れつつ、2人の仲直りまでを見守るしかない視聴者。
ようやく仲直りして戻ってみればなぜか成海も泣いていて、覗き見していたのが即バレるという事態となったのだった。

「はい、先生。俺は止めました」
そうだね、宏嵩くんは一応止めてたよね。

そしてCパートでは、宏嵩くんも自分で妥協しているのではと不安になる成海に(胸のサイズについては多少の妥協をしているようだが)、

「好きなことしてる成海が好き」

と、宏嵩くんの今日イチの男前発言が飛び出し、第4話「オトナの恋も難しい?」は終了となったのだった。


では最後に、今週も公式サイトの「名シーンふりかえりメーカー」を駆使して放送を振り返ろうではないか!

今週は怖い顔ばっかりである。


今回も、好きな場面写真と文字を使って勝手に「君だけの名シーン」を作成してみたぞ!


言われたい……。
小柳先輩に微笑みながら「バーカ」ってののしられたい……。


※あくまでも「名シーンふりかえりメーカー」を使用して作成したものであり、本編とは一切関係ありません。


【あらすじ】
■03「即売会とゲーム会」
仕事終わりに宏嵩宅に誘われた成海は、思わず挙動不審になってしまう。
家に向かう途中で幼いころの話をする成海だが、仲良くなったきっかけは思い出せないと言う。
それを聞いた宏嵩はどこか寂しげで……?

<スタッフ>
脚本:篠塚智子/絵コンテ:金﨑貴臣/演出:飛田 剛/総作画監督:安田京弘・荒木弥緒


■04「オトナの恋も難しい?」
ある日の仕事帰り、花子と樺倉は飲み会でケンカをしてしまう。
ヲタク同士で楽だから付き合っているのではないかと不安に思う花子。
そんな様子を見て、自分たちのことを重ねて考える成海で。

<スタッフ>
脚本:高木聖子/絵コンテ:斎藤哲人/演出:嵯峨 敏/総作画監督:安田京弘・荒木弥緒


(編集部・U)

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ヲタクに恋は難しい

ヲタクに恋は難しい

放送日: 2018年4月12日~2018年6月21日   制作会社: A-1 Pictures
キャスト: 伊達朱里紗、伊東健人、沢城みゆき、杉田智和、梶裕貴、悠木碧
(C) ふじた・一迅社/「ヲタ恋」製作委員会

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