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メンバーがそれぞれのルーツを辿る旅に出ます
── 普段のKalafinaの姿も新鮮でしたが、それぞれのルーツを辿るというシークエンスがあって、3人が生まれた土地を訪れているのも興味深かったです。 Wakana 私もです。富山駅とHikaruとか、見たことなかったです。
Keiko 福岡の街を歩くWakanaも。それぞれがソロで動いている時の映像はすごく新鮮だったよね。
Wakana ソロの部分は、お互いにどんな撮影だったのか映画が完成するまで知らなかったんです。Keikoはこんな場所に行ったんだ、Hikaruの撮影はこうだったんだって試写で初めて見て、2人のヒストリーを改めて教えてもらえました。
Hikaru 小さい頃はこんなことやってたんだなって、撮影中に何度も思い出しました。ロケもすごく楽しくて、Hikaruは昔通っていた音楽スクールを訪れたんですけど、その場所に行ったのは高校生以来で、時間が一気に遡ったような不思議な気持ちになりました。今の自分じゃない自分がここに立っているような気がしました。
Keiko WakanaとHikaruは、昔通っていたお店に行ったりもしていて、面白かったです。
Wakana 2人とも粉もので、似た雰囲気のお店で(笑)。Hikaruが食べていたのは、なんて食べ物だったっけ?
Hikaru 七越(ななこし)。東京で言う大判焼なんですけど、富山時代は、あれは七越という名の食べ物なんだと思いこんでいました。懐かしいって思えるのは、そういう日常に繋がっている部分なんですよね。
── Keikoさんは東京の街がルーツでした。 Keiko WakanaもHikaruも昔の名残を感じるロケになっていたんですけど、私が訪ねた場所はかなり様子が変わってしまっていて。東京ってやっぱり移り変わりが早いですよね。
Wakana 人のヒストリーは掘り下げないと見えてこないし、10年一緒にやっていても、まだまだ2人について知らないことがたくさんあって、感動しました。
Keiko 逆に、10年間活動してきた中で話に聞いていたこともたくさんあって、「あ、あの話の場所はここだったんだ」と、映像と記憶がリンクする面白さもありました。
Hikaru 上京する前のHikaruの気持ちが、Wakanaさんと似てて。やっぱり上京する人の気持ちって根本的には同じなんだなって思いました。そして、Keikoさんは都会に育った人なんだなって(笑)。
Wakana・
Keiko (笑)。
Hikaru みんなそれぞれ、自分の街になじんでいて、ただ歩いているだけの映像からも、ここで育ったんだなというのがわかるんです。環境が人を育てる部分って大きいんだなって思いました。
── 生まれ育った場所はそれぞれですが、早くから歌を本格的にやっていたのは共通していますよね。歌のルーツを教えていただくことで、小さい頃からたくさんの努力をしてここにたどり着いたことがわかる映像だったと思います。