バディヒーローの関係が気になる!? フクロウ戦士トシマッハ!【ご当地ヒーロー超大全 第1回】

2018年03月18日 10:000

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みなさま、こんにちは。 

今月から、ご当地ヒーローにスポットを当てた連載コーナーがスタートします。

ご当地ヒーローもしくはローカルヒーローとは、活動本拠地を限定地域に定め、郷土の平和とPRの担い手を指します。姿はさまざまですが、郷土を愛する、いまそこで会える英雄・英傑達のことなのです。


まずはルールをご説明いたします。一番初めに日本地図にダーツを投げてスタート地点を決めます。スタート地点の近隣のヒーローからお友達のヒーローをご紹介していただいて、ヒーロー紹介をしていきたいと思っております。「俺の正義は己だけ、闘いは孤高」というヒーローもいるでしょう。そんな時は、もう一度ダーツでリセレクトを行います。

1発目となる今回のヒーローは……

 

東京都!! たくさんヒーローが活躍している東京ですが、今回は、自分の地元・豊島区をセレクトさせていただきまして、「フクロウ戦士トシマッハ」をプッシュ!!


ご当地ヒーローは名を体で現すヒーローが非常に多く、変身スーツは十人十色でさまざまです。みなさんもご存知のテレビ特撮ヒーロー「昭和ライダー」はバイオ系昆虫タイプ、「ウルトラマンは宇宙人系仏像タイプ、「スーパー戦隊」は能面系ハーフバイザータイプ。しかし、今回紹介するトシマッハはスーパー戦隊シリーズ・仮面ライダー・ウルトラマンの系譜には乗らないフルバイザータイプ。あえて言うなら平成特撮シリーズの第五勢力だったタカラトミーの「魔弾戦記リュウケンドー」からインスピレーションを受けていると思われます。ご当地ヒーローを他のマイナーヒーローと判別する時に、コスチュームのデザインに名産品や土地のシンボルが入っているかがひとつの基準です。

自分は手作り感あふれるお手製ヒーロースーツも愛でるタイプですが、トシマッハが登場した2012年代頃は、スーツの完成度の高さと高身長で筋骨隆々のアクター、テレビヒーローにひけを取らない洗練されたビジュアルに近所の子供たちと共に強烈なインパクトを受けました。当時のご当地ヒーローのトレンドはモチーフを2~3入れ込んだものが多く、トシマッハのスーツは豊島区のシンボルであるフクロウを全面に体現し、モチーフを1点に絞り込んだシンプルなデザインで斬新に映りました。そして彼らのステージショーはアクションの完成度が非常に高く、巷での話題を呼びさまざまなメディアに取り上げられて、知名度は全国区に広がり始めます。

 

今回紹介する「ご当地ヒーロー」は、そんな個性とご当地ヒーロー界でも最速の能力設定を持っているイケメンスピードスター「フクロウ戦士トシマッハ」です。

 

豊島区とフクロウと

 

フクロウ戦士トシマッハが守っている町は、首都東京の16番目の特別区「豊島区」。

区の木は「ソメイヨシノ」、区の花は「ツツジ」、推計総人口は297,763人(2017/10/01調べ)。

区の中心に日本で2番目に利用客の多い巨大ターミナル駅「池袋駅」が卍型に路線を広げ、傍らにサンシャイン60がそびえ立つという、城北エリアの人口過密区。池袋東口近辺は乙女ロードを中心としたアニメ文化の中心地となりつつあります。いっぽうの池袋西口方面にある立教大学構内には、江戸川乱歩の書斎の蔵「幻影城」が今でも保存されているほか、漫画の神様・手塚治虫の住んだ雑司ヶ谷の「並木ハウス」や、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫が青春期を過ごした南長崎の「トキワ荘」などはマンガファンにはよく知られています。

目白近辺は明治の頃「モンパルナス」という近代画家達のSOHOがありました。このように豊島区は古くからアートと文化の街として発展してきました。

また豊島区にはフクロウをモチーフにした銅像、建物などがよく目につきます。

なぜ、フクロウが使われているかというと、区の形状が、フクロウが羽を広げている姿に見えるところからシンボルとして普及したそうです。



トシマッハの登場

 

トシマッハが登場したのは2012年。

まだまだ震災後で世の中には元気がなかった頃、新ヒーロー誕生の噂が新聞の折り込みチラシや街の掲示板を介して街の人達の中で広がり出しました。

ちょうど同じ頃、商店街のお祭やレクレーションをじゃましてまわる、「ブクロダークネス軍団」というヴィラン集団が登場します。彼らは豊島区を支配すると公言している集団で、お祭があると乱入し、子供たちは恐怖しました。そこへ赤い閃光と共に登場したのが「フクロウ戦士トシマッハ」と相棒の「フクロウ戦士プリズム」でした。

トシマッハと相棒のプリズムは、豊島区のさまざまなお祭やレクレーションで、このブクロダークネス軍団から区の人々やイベントを守りながら、豊島区の文化を伝える活動をし始めるのです。

 

ちなみにご当地ヒーローの世界は、現実に起きた出来事を劇中設定やショーのストーリーにフィードバックし、物語をオーバーラップさせるのが特徴です。

ショーやイベントに行くことが一緒に物語を作っていくことになり、お客さんもストーリーに参加することができるのです。現在のご当地ヒーローの世界はSNSのように、ヒーローとファンの関係が双方向型に進化しています。そこが魅力のひとつでもあり、多くの人を惹き付けているのです。あなたが送ったツイートが彼らの物語を作っていくことになるかもしれません。

 

閑話休題、「フクロウ戦士トシマッハ」と相棒の「フクロウ戦士プリズム」。はたして2人はどんな関係なのでしょうか?

 

ファンはもとより、バディヒーローの関係性は気になります。

どうやらちょっと年上のお姉さん的な存在のプリズムのほうが、戦士としては先輩のようです。やんちゃなトシマッハを背中から支えるプリズムは、目白の良家のお嬢様で昔からこの一帯の平和を守っていた一族の末裔らしいです。

変身スーツも、プリズムがトシマッハをスカウトしたのちに贈ったものということで、いわば2人の関係は部活の先輩と後輩のような感じという噂。

 

 

全国に羽ばたいたトシマッハ

 

2013年にアサヒ飲料×ローソンの「ご当地ヒーローシールコレクション」の東京代表でノミネートされたトシマッハ。同年雑誌「てれびくん」(小学館)の「ご当地ヒーロー大作戦」東京代表にもノミネート。2014年のアサヒ飲料×ローソンの「ご当地ヒーローめんこコレクション」にも東京代表でノミネートされていることから、その人気の高さがうかがえます。他の県で活躍しているご当地ヒーローたちとも共闘したり、イベントのコラボレーションを行うなど、その人気も全国区に広がっています。

ひと昔前はスーパーディープな特オタアニキ(特撮オタク)たちがトシマッハの活躍を見に来ていて、トシマッハよりも絶対超絶美少女だと雰囲気からわかるプリズムを追いかけまわすという現象が起きていましたが、現在では20代の側フェチ女子(ヒーローのスーツに萌える女の子達の総称)たちから「トシちゃん」と愛情を込めて呼ばれ、ショーでは子供たちの声援よりも、女子たちの黄色い声援が飛び交っています。その人気ぶりは、もはやヒーローなのか、アイドルなのか? というほどなのです。

 

このように、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの人気を誇るトシマッハ。もし近所で彼らのヒーローショーがあるときは、ぜひとも足を運んでみてください。その魅力にたちまちKOされてしまうかもしれません。

 

 

フクロウ戦士トシマッハとプリズムのスペックはコチラ。

 


 

「フクロウ戦士トシマッハ」ヒーロー スペック

・身長183cm 体重75kg

・必殺技:サンシャインキック 
・特殊能力:マッハを超えるスピードとジャンプ力

・武器:なし 
・ビークル:なし 
・変身前:非公開 
・変身前職業:非公開

 

豊島区を想う人々の心が東口にある「いけふくろう」に集まり、誕生したヒーロー。地元を愛する想い、人との繋がり「絆」がパワーの源

 

左「フクロウ戦士プリズム」ヒロイン スペック
身長ひみつ♡cm
・体重ひみつ♡kg

・必殺技:ソメ・イリュージョン 
・特殊能力:マッハを超えるスピードとジャンプ力

・武器:なし 
・ビークル:なし

・変身前:非公開 
・変身前職業:旧財閥の令嬢

 

豊島区を想う人々の心が、西口のプリズムガーデンの地下に眠る噴水(旧カスタリアの泉)に集まり、誕生したヒロイン。

彼女の祖父は、戦後池袋の闇市界隈で活躍したマッハ仮面。

生き別れた兄がいる。

 

 

次回は大阪の浪速区の平和を守っている「地球戦士ゼロス」をご紹介します!


全国のご当地ヒーローイベントはこちらから!
要チェックだ!! 

(テキスト/ヒセキGFX 協力/ Toshimach Project)



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