「からかい上手の高木さん」OP&EDを歌う大原ゆい子と高橋李依にインタビュー! いたずらな感じ+普通の女子中学生なところを感じてほしい

2018年03月01日 12:000

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

カラオケに行って西片の前で歌っている感覚でした

 

――エンディングテーマは有名なJ-POPをカバーしています。1990年代~2000年代の曲がメインなので、なじみもあったのでは?

 

高橋 そうですね。半分ぐらいは当時聴いていた楽曲でした。すでに放送された曲では「気まぐれロマンティック」「AM11:00」は聴いていました。私と同世代の方なら半分以上の曲はわかると思います。

 

大原 私もJUDY AND MARYさん(自転車)以外は全部聴いていましたね。

 

――それを高木さんが歌っているわけですが、いわゆるキャラクターソングとは少し感覚が違いますよね。

 

高橋 そうなんです。キャラクターソングを改めて考えるきっかけにもなりました。「キャラクターがその心情を表すセリフやメロディラインで歌う」というのがキャラクターソングだと思うんです。でも、本来キャラクターたちが歌うタイミングってカラオケとかだよな……と思った時にすごくしっくりきたんですよ。「クラスメートとカラオケに行って高木さんが入れた曲が恋愛ソングだった」というお話の延長線上のような感覚で歌わせていただきました。

 

――どの曲も登場人物を高木さんと西片くんに当てはめても成立しそうだなという印象を受けました。

 

高橋 それをわかって選曲しているんじゃないかなって。高木さんならきっと西片がいる前でやると思うんですよね。ただ、制作チームの皆さんとも話していたんですが、2人だけでカラオケボックスなんてまだ行かないと思うんです。早すぎる!(笑)

 

大原 (笑)。

 

高橋 逆に、クラスメートのみんなと行った時にこそ輝く曲たちなのかなとも思っていて。「気まぐれロマンティック」もそうですけど、歌詞が直接的じゃないですか。それを高木さんのあのトーンで歌って、西片がふと「あれ? もしかして俺のことを歌ってる?」と思った瞬間にパッと目が合う、みたいな(笑)。そういう絶妙なラインになるようにしたいなと考えて歌いました。

 

 

――演じる時と感覚は一緒だったと?

 

高橋 一緒でしたね。

 

――たとえば「気まぐれロマンティック」での「ちょっと」の言い方とかに、高木さんのいたずらっぽさも感じました。

 

高橋 それをどこに出すかなど、結構細かく考えました。サビは明るく盛り上げたいからAメロやBメロをセリフっぽくやってみたりとか、何パターンか試した中で一番いいテイクが使われています。「ここがセリフっぽい」と感じるところは人それぞれでいいかなと思うぐらい、ワンフレーズワンフレーズにこだわりぬいています。

 

――「AM11:00」では高木さんのラップも聴きどころですね。

 

大原 かわいくてもだえました(笑)。

 

高橋 よかった~。歌詞を見た時びっくりしましたよ。「マジ紳士的に(YO!)」とかどうしようって(笑)。でも、スタッフさんがいけるだろうと思って選んだ曲だから、なんとかなると思ってレコーディングに臨んだら……意外と2~3テイクぐらいでOKをもらえました。

 

大原 すごい!

 

高橋 ラップパートのほうが普通の歌唱パートよりも少ないテイク数でできました。セリフだからするっと通しでやらせてもらえて、落としどころがあったのかなって。

 

 

――この曲は男性視点と女性視点があり、ラップパートは男性視点なので高木さん的にはどうなるのかなと。

 

高橋 そうなんですよ。レコーディングの前日まで、ず~っと西片(梶さん)がやってくれると思っていました。梶さんにどんな曲を歌うのか聞かれた時に「HYさんのAM11:00です」と言ったら、「ラップしに行こうか?」ってノリノリだったから私もその気だったんですよ(笑)。

 

――ボーナストラックとかで欲しいです。

 

高橋 でも、西片だったら「でも君が好き」とか言えるのかな?

 

大原 (言えなくて)うぅ〜ってなりそうですよね。

 

高橋 いや~~! かわいい~~!!!(笑)

 

――高橋さんは西片くんのこと大好きですよね。

 

高橋 大好きです。西片の照れ顔が本当にかわいいんですよ!

 

大原 うん。かわいい!!

 

高橋 今回はどんな照れ顔をするのか、どれだけ汗をかいているのか。「からかい上手の高木さん」の魅力は西片だと、アニメが始まる前からずっと言い続けているんです。

 

 

――もし西片くんみたいな男子が近くにいたら、からかっちゃいますか?

 

高橋 あんなに“からかわれ上手”な男子がいたらからかうかも(笑)。

 

大原 ピュアでかわいいですよね。

 

高橋 本気で「やめてよ!」と言われたらやめるけど、やめてほしそうじゃないからなぁ(笑)。

 

大原 「やめて」って意味じゃないような気も(笑)。

 

高橋 やめてほしくなさそうな目をしてますよね(笑)。あ~かわいい!!

 

――そして、第5話と第6話は「自転車」。こういうハイテンションな曲を高木さんが歌うのは新鮮でした。

 

高橋 この曲は結構キーが高くて、普段の高木さんのしゃべり口調で歌ってしまうと暗くなってしまったことが驚きでした。だから、「高木さんはこういう歌い方もするんだ」と思ってもらえるのはどこまでなのか探っていったんです。

 

高木さんも大きな声を出しますし、同い年の子よりも少し年上っぽいポジションの割に無邪気だったりお茶目なところがあります。そういう「高木さんも明るい普通の女子中学生だよ」という部分が出る音の高さや声の出し方はどこかなって。やり過ぎてしまうとただの「元気で明るい女の子」となってしまうので、「高木さん」を維持したままギリギリのところを探りました。

 

――それは感じました。「高木さん」という枠は外れていないけど、こういう声や明るさも出すんだと。ちなみに、この曲は高木さんが自転車通学している繋がりで選ばれたのでしょうか?

 

高橋 どうなんでしょうね(笑)。話数ごとにテーマやモチーフがあって、今後出てくる楽曲も「歌詞の中にあのワードがあるからこの話数で流れる」というのがありますから。

 

――今後の楽曲について聴きどころなどを教えてください。

 

高橋 原曲をリスペクトした歌い方ももちろんありますが、「高木さんに似合う歌い方」を探した曲もさらに出てきます。もともとはリズミカルな楽曲を高木さんが歌いやすいキーに合わせたアコースティックアレンジしたものもあり、ゆったりと高木さんが語りかけている感じを楽しんでもらえると思います。

 

特に聴いてほしいポイントが2番の後に来たりすることもありますし、アニメのオンエア後すぐにフルサイズが配信されますので、ぜひフルで聞いてもらいたいです。

 

 

学生時代はクラス替えや好きな人に対するおまじないをしました

 

――改めて、本作の魅力や好きなシーンを教えてください。

 

高橋 最近のエピソードですっごい笑ったのが、第5話で高木さんが「92点」と言われて「あ!」って驚いた顔です。この作品って、青春モノというイメージでキュンキュンして見ていると、思わぬところでクスッとさせられて「そういえばコメディ要素も結構入っていたな」という感覚になるんですよね(笑)。西片のリアクションもすごく面白いですし、学生時代の“あるある”もありますし。

 

大原 確かに。アニメでは3人組のお話もあって学校の空気をより感じられますよね。私服が出てきた回では私服が特別なものに感じてしまうとか、見ている間は学生の感覚に戻れるような不思議な感覚です。毎週月曜日だけ学生気分になります(笑)。

 

――「私服」もそうですし、オープニングテーマの歌詞には「席替え」など誰もが経験した気持ちが描かれています。そのような学生時代の思い出はありますか?

 

高橋 友達と同じクラスになるためのおまじないがありました。「緑の折り紙を正方形に小さく切って、その裏面に一緒のクラスになりたい子の名前を書いて半分に折って筆箱の中に入れておくと同じクラスになれる」というもので。

 

大原 へぇ~!

 

高橋 そういうおまじないを私が学校ではやらせました(笑)。雑誌でたまたま見たから「こういうのがあったよ! 絶対に同じクラスになるって!」と無責任におまじないを広めて。

 

大原 インフルエンサーみたい!

 

高橋 実際に一緒のクラスになったかは記憶に残っていないので、なれなかったのかもしれないですけど(笑)。

 

大原 私は(第1話の)「消しゴムに好きな人の名前を書く」と同じで、消しゴムにイニシャルを書くというのを小学校でやった思い出があります。でも……消しゴムを使い切れなかったです(笑)。

 

高橋 使い切れないまま、飽きて次の消しゴムに行っちゃうんですよね。

 

――そういえば、高木さんはあの消しゴムにいつ西片くんの名前を書いたんですかね? いたずらの直前に書いたのか、実は最初から書いていたのか。

 

高橋 いつ書いたんだろう?(笑)高木さんって乙女なことしますよね。消しゴムに好きな人の名前を書くなんて。

 

大原 うんうん。カーテンの中から「わっ!」とか。

 

高橋 カーテンの中でどんな表情をして待っていたんだろう。

 

大原 うずうずしてたのかな?(笑)

 

高橋 アニメでは空間が生まれるからこそ、より高木さんの攻めがすごいなと感じます。あと、西片がどれだけ鈍感なのかと(笑)。

 


――オープニングテーマのリリースイベントは始まっていて、3月には2人一緒に出演するイベントもあります。意気込みやメッセージをお願いします。

 

大原 これからもかわいらしい映像を見てオープニングも聴いて最後まで楽しんでもらえたらなと思います。私がオープニングを歌って、エンディングを歌う声優さんと一緒にイベントをやるのは初めてなので、高橋さんの歌を聴くのを楽しみにしています。ぜひ遊びに来てください。

 

高橋 「キャラクターで歌う」ことは大好きでたまらないお仕事のひとつなので、それを「からかい上手の高木さん」を好きな人たちの前で歌えるのがすっごく楽しみです。オープニングもエンディングも「からかい上手の高木さん」でいっぱいのイベントになったらいいなと思います。

 

――最後にひとつ質問を。オープニングテーマに「会いたいの代わりの言葉 探しているの」という歌詞があります。「会いたい」の代わりの言葉を使うとしたら何がいいですか?

 

高橋 「勝負しよ!」高木さんだったらこう言うかなって(笑)。

 

大原 私は探さないし言わないですね。「言わないけどね。」ってことで(笑)。

 

――お後がよろしいようで。ありがとうございました!

 

(取材・文/千葉研一)

 

【イベント情報】

■ミニライブ&トーク(OPテーマ・EDテーマ歌唱)

・開催日時:3月10日(土) 1回目:15:00〜16:00予定 2回目:17:00~18:00予定

・開催場所:新宿SAMURAI(東京都新宿区歌舞伎町2-42-16第2大滝ビルB1)

・出演者:高橋李依(高木さん役)、大原ゆい子(OPテーマアーティスト)

 

<参加方法>

対象法人にて対象商品をご購入・ご予約(全額内金)いただいたお客様を対象にイベント参加券抽選に応募できる応募フォームURLを配布いたします。ご応募いただいた方の中から抽選でイベントにご招待いたします。

 

<対象法人(店舗)>

①TOHO animation STORE【 詳細はこちら 】

②とらのあな全店舗(秋葉原店A,C、なんば店A、通信販売除く)【 詳細はこちら 】

 

<対象商品(①+②)>

①2018年2月14日(水)発売、OPテーマ「言わないけどね。」/大原ゆい子 アニメ盤・アーティスト盤(2形態中1形態)

②2018年3月28日(水)発売、EDテーマCover Song Collection/高木さん(CV:高橋李依)

 

<注意事項>

・イベントは①の回(15:00~)、②の回(17:00~)どちらかお選びいただけませんので、

予めご了承ください。

・当選は、当選の通知をもって発表にかえさせていただきます。

画像一覧

関連作品

からかい上手の高木さん

からかい上手の高木さん

放送日: 2018年1月8日~2018年3月26日   制作会社: シンエイ動画
キャスト: 高橋李依、梶裕貴、小原好美、M・A・O、小倉唯、内田雄馬、小岩井ことり、岡本信彦、落合福嗣、田所陽向
(C) 2018 山本崇一朗・小学館/からかい上手の高木さん製作委員会

関連声優

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。