「おれパラ」10年間の想いをみんなで味わう、幸せいっぱいのステージ!「おれパラ2017」両国公演初日レポート

2018年02月24日 12:000

メガネをかけて寺島拓篤ソングをカバー!

 

その後、「おれパラ名珍場面集」の映像が流れ、ここからは「夢のCOVER企画」コーナー。この日のトリを務める寺島拓篤さんの楽曲をほかのホストがカバーしていく、題して「COVER SPECIAL 寺島拓篤SONGS!!」だ。

 

寺島さんと言えば……メガネ!

ということで、カバーする3人はいずれもメガネをかけて登場して会場を湧かせる。1番手の森久保さんがカバーしたのは「nightmare」。もともと森久保さん自身が作曲した曲ということもあり、なじみ感がハンパない。黒のコート姿で熱唱する姿にみんな惹きこまれていった。

 

「ビビッドナイトフィーバー!」をカバーした鈴村さんは……光っていた。衣装もメガネも光っていた。鈴村さんからは寺島さんがこう見えたのだと笑う。ダンサーとともにノリノリで踊る鈴村さんは、「昭和の人間ですから」と言ってモンキーダンスやゴーゴーも取り入れるなど、楽しさいっぱいのステージを見せた。

 

 

鈴村さんからバトンを受け取った小野さんは「0+1」を披露。ちょっぴり誇張した動きや、「もぐもぐ……」と独自のアレンジを加えるなど、単なるカバーにとどまらないパフォーマンスはやはりエンターテイナーな小野さんならでは。そんな三者三様のメガネっぷりを見せてくれたところで、いよいよこの日のトリである寺島さんの登場となった。



寺島拓篤「『おれパラ』は人生になくてはならないもの」

 

寺島さんは、鮮やかな黄色のTシャツ姿で登場すると「WHAT A WONDERFUL WORLD!」からエンジン全開だ。「皆さんの熱気と声で、いま最高に気分がいいです!」と笑顔を見せた寺島さんも、アーティスト活動5周年を迎える。自分の個性は何だろうと悩みもしたが、先輩たちが自分の歌をカバーしてくれたのを聴き、先輩たちのすごさを感じ、同じ時間を共有できたことが自信に繋がっていることを実感したという。その自信を胸に今後もまだまだ突き進んでいくという誓の歌として2曲目は「ID」を力強く歌い上げた。

 

 

「evolve」では熱さ全開で頭を振りまくる寺島さん。2017年の一文字をあげるなら「歌」なのだとか。自分にとって「おれパラ」は人生になくてはならないところまで来たと思うとも語る。そんな気持ちの中で、先輩たちの力を借りて作られた曲が「KimiKimiShake ~feat.D~」(作詞:鈴村健一/作曲:森久保祥太郎)だ。曲が始まり「カモン!小野D」と叫ぶと、画面のワイプに小野さんが登場。それに合わせてみんなでかけ声を響かせ、「おれパラ」という場で曲を完成させていった。

 

そして自身ラストは、タオルを振り回しながら「HERO」を熱唱。センターステージが上昇して巨大なお立ち台となり、その上から会場を盛り上げる寺島さんは、観客と一緒にハイジャンプして本編を締めくくった。

 

 

10年の想いを込めた最高の笑顔!



いったんステージが幕を閉じた後、アンコールを求める「おれパラ!」の声に応えて、Tシャツ姿の4人が再登場。全員で「United Flag」を熱唱すると、それぞれのステージで見せていた4人の個性、そして会場全員がひとつに重なる。

 

 

「両国最高です! 最強です! おまえら、おまえら、おまえら、Yeah!」とリーダーの小野さんが叫ぶ。改めてカバーコーナーの話題となり、寺島さんは「鈴さんと小野さんは風情がわきました」とあのパフォーマンスを思い出して笑っていた。

 

「KimiKimiShake ~feat.D~」の話題では、森久保さんにはざっくりとしたオーダーだったことや、鈴村さんの元に来たのがデモ音源でインスピレーションをふくらませるのが難しかったことなどを振り返る。詞は「おれパラ」をイメージして書いたそうで、「ただ楽しいだけじゃなくて、ここで元気をもらって週明けからがんばるぞと。月曜からの“キミ”も“キミ”なんだよ、だから全部混ぜてしまえ。それで『KimiKimiShake』なんですよ」とタイトルの意味を明かしていた。

 

そんな2人の話を聞いた後は、当然小野さんに注目が集まる。当初は存在しなかった「ブーン!」のフレーズが、レコーディング数日後にいつの間にか入っていたと問い詰められた、“ブーン関係者”の小野さんは「だって滑走路だから……。飛行機が飛び立つだろうと思って、ブーン」と説明。ここに関してはほぼ野放しだったらしいが、寺島さんは「それも含めて『KimiKimiShake』だから」と笑っていた。

 

また、「キミ」ではなく「おまえら」と歌っていたことについても言及し、これは以前グッズとして販売された“押すとセリフが流れるペン”に入っていた岩田光央さんの言葉「おまえら、Yeah!」が元になっているという。卒業メンバーである岩田さんへの想いもしっかり入っている演出に、感動をおぼえずにはいられない。

 

最後に、4人からひと言ずつこの日の感想や今後への意気込みが語られ、その後はもちろん「眠るものたちへ」。最高のメンバーに最高のバンド、最高のお客さんとのコール&レスポンス……みんなが最高の笑顔を浮かべていた。

 



(取材・文/千葉研一)



【セットリスト】 

「Original Entertainment Paradise -おれパラ- 2017 10th Anniversary ~Welcome to おれたちのパラダイス~」2017年12月23日(月)両国国技館

 

<全員>

01. NEWおれパラップ

 

<小野大輔>

01. supernova

02. ROSA ~Blue Ocean~

03. ヒーロー

04. Endless happy world

05. Shinin' Days

 

<森久保祥太郎>

01. FOCUS

02. FIRE

03. Drive me crazy

04. モンテーニュ

05. TRY ME

 

<鈴村健一>

01. バベル

02. INTENTION

03. 新しい音色

04. NAKED MAN

05. home sweet home

 

<COVER SPECIAL>

01. nightmare/森久保祥太郎

02. ビビッドナイトフィーバー!/鈴村健一

03. 0+1/小野大輔

 

<寺島拓篤>

01. WHAT A WONDERFUL WORLD!

02. ID

03. evolve

04. KimiKimiShake ~feat.D~

05. HERO

 

<ENCORE>

01. United Flag

02. 眠るものたちへ

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