「私は歌になりたい」歌を愛し、歌に生きるアーティスト・凛、10年間の集大成にして初のフルアルバム「凛イズム」インタビュー!

2018年01月30日 18:520
「私は歌になりたい」歌を愛し、歌に生きるアーティスト・凛、10年間の集大成にして初のフルアルバム「凛イズム」インタビュー!

初めて体験したレコーディングブース内での「酸欠」!


──また歌えるようになったのが、2015年の秋頃だったそうですね。

 

島崎プロデューサー そうですね。その時に、一気に5曲録ったんですが、その後、また体調を崩してしまったのでその時に録っておいてよかったなと思いますね。

 

──その時に録った新曲は「イカロス」と「ULTIMATE SOUL -幾千の岐路-」「孤独なマニフェスト」「浸食アルゴリズム」「Dear DESTINY」の5曲ですね。

 

 2日間に集中して、一気録りでしたね。その時に録った「イカロス」収録時に、初めて酸欠になりました(笑)。

 

──「イカロス」はインパクトが大きい曲ですよね。壮大なサウンドに、まるで演歌のようにコブシのきいた歌い方を乗せてくるのが新しすぎます。

 

 そうなんです。それは狙った感じがありますね。その前の「華燈-HANABI-」という曲で、若干コブシを効かせていたんですが、これをライブで歌った時、幅広い年齢の方に面白がっていただいたので、この歌い方をテンポの速いかっこいいサウンドに乗せてやってみたらどうなるだろう。ロック民謡・ロック演歌みたいな感じでかっこいいよねと島崎氏と話をする中で生まれました。

喉の加減から肺の加減まで、全身を使って感覚と体と全ての神経を研ぎ澄まして、振り絞って歌いましたね。ただ、ボーカルテイクだけ聴くと決して荒ぶっている曲ではないんですよね。ほかにもっと荒ぶっている曲はいくらでもあって、そんな曲でも酸欠になったことなんて一度もないのに、この曲ではブースの中で酸欠になりまして(笑)。

 

──「ULTIMATE SOUL-幾千の岐路-」もサビがすさまじくパワフルで印象的なんですが、新曲にこういった力強い曲が多いのは、もう一度歌えるんだという意気込みからでしょうか?

 

 そうですね。やっぱり自分が書く歌詞にはその時の精神状態も出ますし、曲をもらったときのインスピレーションを大事にもしています。「孤独なマニフェスト」も力強いですよね。ド頭の歌詞も「聴け!」ですもんね。曲とか歌詞だけ見ると、この人はどれだけ攻撃的なんだと思われるような強い感じですけど、自分で言うのも何ですが、実際には繊細なところがけっこうありまして、精神的に傷ついたりすぐに体調を崩しがちなんです(笑)。でも、歌のときだけは強くいられるんですよね。その歌の世界の中では、何かを伝えるエネルギーのある人間になっていられるんです。仮面ライダーに変身するくらいの勢いがありますね。普段のボーっとしている凛から歌っている凛に、自然にスイッチングされるんです。

 

──普段はままならない状況だからこそ、歌う数分間に集中するというか。

 

 はい。集中力はすごいです、私。酸欠になった時も集中しすぎていたからなんです。ブースの中って密閉されているので、ずっと息を吐いてたら二酸化炭素まみれになるんですね。そのせいか、ずっと歌詞が二重に見えていたんです。ブースの外からは「休む?」って声をかけられたりもしたんですけど、やっぱりその時の感覚を途切れさせたら今歌ってる気持ちではいられなくなるかもしれない。一度ブースに入ったらその1曲の世界をちゃんと表現して外に出ていきたいんですよ。そういう気持ちがあるから「全部作ってから外に出ます」って言ってたら、酸欠になったっていう(笑)。だから集中力だけは半端ないのかなって思います。

 

──その命を削って歌っている感じが凛さんの魅力なんでしょうね。今回のアルバムを聴いて感じたのが、楽曲ごとにいろいろな歌い方を実践しているのが、非常に面白いということです。「あんな声も出るんだ」「こんなテクも持ってるんだ!」と、それこそスーパープレイヤーの演奏する楽器のように声を楽しく聴かせてもらいました。

 

 そう言っていただけて嬉しいです! 私にとってそれはすごく嬉しい言葉で、思いとかを乗せて歌おうと思ってはいるんですが、何よりも私は歌になりたいんです。自分の心と体が楽器だと思っているし、島崎氏の作ってくる音の中で、私の歌はひとつの音のパーツだと思っています。だから表現も自由に変えたくなるのかな。それはもうすごく自然なことなんです。この音の中に、こういうのが混ざってたら面白いんじゃないか。たとえば低音が響いたほうがいいんじゃないかとか、コブシとか技巧的なものが入ったほうが楽しく聴いてもらえるんじゃないかとか、私自身も実験的にやってみたいという気持ちが大きくて、それで実際にやってみるとやっぱり感じるのは「私は楽器だな」ってこと。私は今、音になれてるかなという感覚です。変な言い方ですけど、歌っているときは人間っていうよりも音になれているか、と考えることが多いです。なのでひとつの楽器としてとらえていただけるのはすごく嬉しいです。

 

──そのほか、レコーディング中の印象深い曲とか。

 

 やっぱり酸欠が一番ですけど(笑)。あとは収録を見送った曲が多かったんですよ。本当はこれも入れたかったっていう曲がまだたくさんあって、実は2枚組にしようかなんて話も出たんです。ベストアルバムでもないのに(笑)。そのくらい本気で悩んだところがありまして。

 

島崎プロデューサー 普通は過去に出した曲を入れればいいのに、僕が新曲を4曲も作っちゃって(笑)。

 

 やっぱり新曲は入れたいよね。でも過去の曲も入れるって言ったから、あれも入れたいよね、これも入れたいよねって話していました。もし2枚組アルバムになったら今回のスケジュールじゃ出せませんでしたね。そんな感じでどんどん新しい曲やエネルギー、表現も入ってきながら、過去の勢いやフレッシュさ、今は出せないであろうボーカルの味だとか、そういうのも古いというよりは新鮮なものとして聴けてしまったので、16曲を選び直すのが本当に大変でしたね。



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