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雨にもシカにもイノシシにも負けず撮影したMusic Video
――原作はお読みになったと思いますが、作品の印象をお聞かせください。
亜咲花 私と同じ高校生の子たちが、自分たちで火を焚いてご飯を作ってテントを立てて、ひとりで物事をしているのがすごいなと。感動というか感心しましたね。私もアニソンシンガーとして自立して、今後もがんばっていかなきゃなと改めて思いました。
佐々木 アラサーでもあんなに自立していないですよ(笑)。キャンプはロケでやったんですけど、ひとりでやるなんて絶対無理! 凍えるかと思った……。
――ソロキャンプに挑戦した様子が特典映像として入っているんですよね。
佐々木 そうなんです。MV撮影と一緒に特典映像も撮りました。キャンプ慣れしている方に教えてもらいつつ、ひとりで焚き火をしたりテントを立てたりしました。
亜咲花 火もイチからおこしたんですか? 原作では松ぼっくりは燃えやすいと書いていましたけど。
佐々木 それは普通にチャッカマンとか使ったと思う(笑)。
――ちなみに、ロケは何月に行ったのですか?
佐々木 11月です。山の上だったのでほんっとうに寒くて、すさまじかったです。ロケ地は普通に鹿がいるような山で、標高がとても高くて雲が下に見えるようなところだったんです。山小屋のおじさんはライフルを持って鹿狩りに行ったりしているし……。MVを撮りながら特典映像も撮ったので、全然寝る時間がなくて。しかも、山道が険しかったから行くまでの車で酔ってしまい、本当に過酷でした。
亜咲花 原作は山のふもとでキャンプをしているので、佐々木さんは原作を超えていますよね。そこでひと晩過ごしたんですか?
佐々木 過ごしたけど、ほとんど寝る時間がなかったです。車で仮眠して撮影して、山小屋で仮眠してまた撮影して、という感じで。
――MVも山でのシーンになっているのですね。
佐々木 そうです。夜に焚き火をするシーンと、朝日がのぼるシーンを撮影しました。最初ちょっと雨が降っていたので、雨がやむのを待って深夜の1時から2時ぐらいに撮り、2時から3時半まで寝て、また再開して。でも、朝日のシーンはドローンも使って撮影したので、すごくいい絵が撮れたと思います!
――それは楽しみです。
佐々木 もうひとつ過酷だったことがあって。鹿がいっぱいいるところなので、その糞がたくさんあったんですよ(笑)。スタッフさんがきれいにしてくれたんですが、「佐々木さん寝ましょう」と言われて地面にタオルを敷いてその上に寝て。しかも、その上にドローンが来ると、ただでさえ寒いのに扇風機みたいに風がぶおーっとくるので死ぬかと思いました(笑)。
――それだけ苦労したならぜひ見てもらいたいですね。いっぽうのオープニングテーマのMV撮影はどのような感じでしたか?
亜咲花 コテージでの撮影でした。イノシシが出るような山道をずっと登って行って。
佐々木 そっちはイノシシ!(笑)
亜咲花 私は佐々木さんのロケほど過酷ではなかったです(笑)。ただ、「SHINY DAYS」なのに雨が降ってしまって。映像ではいい感じになっていると思いますけど大変でした。
――具体的な映像内容についても教えて下さい。
亜咲花 寝て起きて窓を開けて、「晴れだな~」って支度するところから始まります。そこでは初めて部屋着っぽい衣装を着ました。みんなでバーベキューをするシーンもあって、見どころ満載な内容になっています。
――ちなみに、本作に関わるまで、キャンプをした経験はありますか?
亜咲花 テントを張ったりするキャンプはないです。
佐々木 私もロケが初めてでした。
――では、今後してみたいですか?
亜咲花 夏だったらやりたいですね(笑)。でも、「ゆるキャン△」ではシーズンオフにキャンプしているので。
佐々木 冬でも焚き火はすごくよかったし、マシュマロを焼いたりとかはすごく楽しかった。スモア(焼いたマシュマロとチョコを挟んだクラッカー)もおいしかった。もっと標高が低いところで友達同士とゆるくやるなら楽しいと思う。
亜咲花 登場人物の(志摩)リンちゃんはひとりキャンプの常連なんですけど、佐々木さんはひとりキャンプってできそうですか?
佐々木 絶対やだ!(笑)でも、自然のあるところに日帰りで行くのなら、ひとりで全然やりますね。ただ泊まるのはちょっとね……。
――どちらかと言えば、野外サークルでのなでしこたちのキャンプのほうがいいですかね?
亜咲花 そうですね。みんなでワイワイやっているほうがいいです。
――今後のライブなどでこの曲を歌っていくと思いますが、どんな感じに歌っていきたいですか?
亜咲花 「SHINY DAYS」は一緒に歌ったり手拍子をしながら楽しめる曲なので、一体感を感じられるような曲にしていきたいと思っています。ライブやリリースイベントではみんなと一緒に楽しく歌いたいです。
――3月にはファーストワンマンライブもありますからね。
亜咲花 そうなんです。高校を卒業するまでにワンマンをやりたいと思っていたのが実現することになりました。名古屋で卒業式をやってその2日後に東京でライブがあるので、悲しみを惜しむ暇もないハードなスケジュールですが(笑)。これまでずっと高校生アニソンシンガーとして活動してきたし、人生の半分以上を学生として過ごしてきたので、その肩書きが取れるというのは大人になるような感覚に近いですね。
佐々木 しっかりした高校生やね。ほんまに(笑)。
亜咲花 佐々木さんと初めて一緒にリリースイベントもやらせていただくので楽しみです!
――こんな感じのトークが聞けるということですね。佐々木さんも今後の意気込みをお聞かせください。
佐々木 最近はミュージカルの曲を作って音楽監督をしたり、ヨガとのコラボイベントをしたり、いろいろなことをやらせていただいています。今回のようにアニメの作品に基づいた曲を作るのも好きなので、今後もやれたらいいなと思っています。あと、シナリオを書くのも好きで、野望としてはアニメを作りたいです!(笑)
亜咲花 すごーい! その時はぜひオープニングを私に!……挿入歌でもいいので(笑)。
(取材・文・撮影/千葉研一)
【CD情報】
■「SHINY DAYS」/亜咲花
・発売中
・価格:
【ゆるキャン△盤】¥1,500(税込)
【DVD付盤】¥1,900(税別)
・「DVD付盤」には、表題曲のMusic Video及びメイキング映像を収録。
・初回限定特典として「ゆるキャン△盤」「DVD付盤」共に亜咲花オリジナル生写真(プリントサイン入り)全5種類のうち1枚をランダム封入。
・「ゆるキャン△盤」はTVアニメ描き下ろしジャケットに加え、各務原なでしこ(cv.花守ゆみり)によるドラマパートを収録。
■「ふゆびより」/佐々木恵梨
・発売中
・価格:
【ゆるキャン△盤】¥1,500(税込)
【DVD付盤】¥1,900(税別)
・初回限定生産となる「キャンプ盤」は、TVアニメ描き下ろしイラストデカ帯仕様。また特典DVDとして楽曲MVのほか、ドキュメンタリー映像「佐々木恵梨のソロキャンプ(仮)」を収録。