女子高生を1/35でキット化! 「35ガチャーネン -横山 宏ワールド- JKフレンズ」に秘められた “理想のプラ模型像”を、海洋堂・宮脇修一センムが語る!【ホビー業界インサイド第31回】

2018年01月20日 12:000
女子高生を1/35でキット化! 「35ガチャーネン -横山 宏ワールド- JKフレンズ」に秘められた “理想のプラ模型像”を、海洋堂・宮脇修一センムが語る!【ホビー業界インサイド第31回】

女子高生を1/35でキット化したい! その本当の動機と狙いとは?


宮脇 50~60年代は教材屋さん、文房具屋さんの店頭で“吊るしプラモ”が売られていて、プラ模型がすごく売れた時代でした。あの頃と同じように、自販機のカプセルにプラ模型を入れることで多くの人に手軽にプラ模型を組んでもらえる、興味があってもなかなか手を出しかねている人たちに模型の心を共有してもらえるのではないかと考えました。横山さんに相談したところ「カプセル? あっ、それいいね!」と言っていただけたので、僕としてはマシーネンクリーガーのプラモを10万個売ることがテーマとなりました。第1弾で6万個、追加生産で3万個作ることができて、胸をなでおろしています。

── マシーネンクリーガーのプラモデルを10万個売る、という目標は達成できたんですね。

宮脇 カプセルトイは“当て物”ですから、本当はプラ模型を売る形としては恥ずかしい。だけど、もしガチャーネンを袋入りとか箱入りで売ったとしたら、やっぱり初回生産3千個しか売れなかったと思うんです。だけど、海洋堂は世の中に6万個のマシーネンのプラ模型を売ることができた。日本一、いや世界一マシーネンのプラ模型を売ったと胸を張れることが、僕の中でのテーマだったんです。

── それにしても、なぜマシーネンクリーガーのラインナップに女子高生のフィギュアを入ることになったのですか?

宮脇 横山宏さんの還暦パーティーで「そろそろマシーネンをやりましょうよ!」「だったら、サンゴー(1/35)がいいですね!」という話をしたとき、「どうせなら、1/35で女子高生をやりたい!」……還暦を迎えた横山さんの発案なんです。女子大生ではなく女子高生(笑)。


── えっ、そうなんですか? 意外です。

宮脇 もともと、最初に横山さんが作っていた「S.F.3.D」でも子供がいたり豚がいたりしましたよね。その延長線上で、35ガチャーネンのラインアップとして疲れたサラリーマンとか動物やアクセサリー、いずれは水着のねーちゃんなんかも出していきたい。35ガチャーネンを使って、1/35のプラ模型の世界を広げていきたい。僕と横山さんの好きなものを、ぜんぶ35ガチャーネンに放り込んでやろう。それが、僕と横山さんとの企みなんです。

── 女子高生だけでなく、動物も同じランナーに入っていますね。

宮脇 動物は、うちの松村(しのぶ)の率いる造形チームの原型ですね。女子高生や動物をハズレだと思う人もいるかも知れませんが、カプセルトイの魅力って、自分では欲しいと思わなかったものが偶然に手に入って、「これもなかなかいいな」と気づかされることだと思うんです。そうでなければ、S.A.F.SとSNAKE EYEだけを選んで買って終わりじゃないですか。

── 女子高生のフィギュアは、デジタル造形なのですか?

宮脇 林浩己くんがデジタルで造形して出力してくれたレジン製の原型を、スキャニングして金型に彫りこみました。谷くんの作ったS.A.F.SとSNAKE EYEの原型もスキャニングして中国の工場に渡しています。デジタルデータに置き換えても、谷くん独特のラインはちゃんと残ったので、それほど何度も修正する必要はありませんでした。中国の工場はまだまだ個人色が強くて、工場なりの味わいや色合いがあるのが楽しいんです。ランナーのまま見ても楽しいし、10分もあればストレスなく組み立てられてしまう。接着しなくても、ハメコミだけでもある程度は組み立てられる。やわらかくて加工しやすい、パテや塗料も乗る素材で成形してもらいましたからね。

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