2017年を代表するガチャが決定! MVC賞は、あのプラモメーカーが受賞!! 【ワッキー貝山の最新ガチャ探訪 第11回】

2017年12月23日 18:000

ナイスギミック賞
「鳴って光るブッタ!ぽくぽくチーン!」赤銅 300円 エール


メーカーコメント「いつでもどこでもブッダを感じてください。音と光で悟りの境地へ…」

 

気づけばガチャリとハンドルを回してしまうエールからノミネート。

「鳴って光るブッタ!ぽくぽくチーン!」はプラスチック素材ですが、見た目はどっしりとした重厚感があります。特に赤銅バージョンはいい感じ!

そしてものすごいギミックの嵐に注目! 背面のボタンを押せば「ポクポクポクポク……」とリズミカルな木魚の音が。そしてなぜか一緒にお腹でライトが点滅するという、斬新な演出が!

最後には鐘の音がチーン……。なんとも切ない空気が流れます。バタバタしている師走に、ゆっくり遊んで、ブッダを堪能してはいかが? 合掌~。

 

話題賞
「ネオ民藝マスコット」UMAの折り紙 300円 キタンクラブ


メーカーコメント「カプセルトイアワード2017『話題賞』ありがとうございます! 選出アイテムがかなりマニアックな商品でかなり驚きです! さすがワッキー様!お目が高い!という感じでございます(笑)。来年もワッキー様のお目に止まるようなマニアックな商品を生み出したいと思います!」

 

一部のガチャマニアがざわついた「ネオ民藝マスコット」が、話題賞を受賞。なじみ深い民藝品を現代風に……いや未来風にカスタマイズだ!!

「UMA」とは正体不明の「未確認生物」のこと。顔が3つある赤べこも人気だが、ここはあえてキタンクラブオリジナル企画の「UMAの折り紙」をチョイス。1本角のペガサス。折り紙でも、その角を折ってみたい衝動に襲われます。

しかし、民藝とUMAを結びつけるなんて、まるでペンパイナッポーアッポーペン!?  既存の物を融合することによって全く見たことのない新しいものが生まれるという、あっぱれなアイデアに脱帽です。

 

最優秀MVC賞
「スーパーカブコレクション」スタンダード(グリーン) 300円 青島文化教材社

メーカーコメント「この度は栄えある『MVC賞』に選んでいただきましたこと厚くお礼を申し上げます。カプセルトイの市場はまさに『おもちゃばこ』です。多様なニーズがある中で何を作ったら、より多くの人に喜んでいただけるのか? 発想の自由度が広い分、商品開発の題材には悩みます。だれも買ってくれないハズレ商品を作るわけにもいかず、何か目新しい画期的なモノを、と日々考えています。

そのような中でプラモデル屋として技術や、造形の得意な点を応用できないかと発案したわけです。弊社はプラモデルや完成品のオートバイを商品化しており、作る側の勘どころ、買う側のツボ、いずれも熟知しているつもりです。この製品もカプセルに収められるサイズにできるだけハートに響く要素を注ぎ込んであります。

カブには魅力となる要素がたくさんあります。高性能で愛らしくて働き者で。そして何よりも知名度の高さ、誰もが知ってるあのバイク。いろいろの職場で長きにわたり活用されているカブには『ありがとう、カブさん!』と声をかけたくなります。ぜひこのミニチュアカブを机の上において愛でていただきたい、ガチャガチャを回して『あっ、このカブ、見たことあるぞ!』と喜んでいただきたいなぁと思います」

 

「あの」プラモデルの老舗がカプセルトイ業界に殴り込み? そのクオリティもかなりの高さということもあり、再販もされるほどの人気を博したのが、このシリーズ。

スケールモデルのような、緻密な造形と塗装。ハンドル、タイヤもしっかり動くプレイバリュー。もちろんスタンドで立てて、飾ることもできます。マフラーを若干いじっている感じもいいね! 手に取ってじっくり見てみると、これがカプセルに入ってたったの300円、という破格な値段設定に改めて驚かされます。

スタンダードなグリーンのカブを見ていると「1回ガソリンを満タンに入れると、どこまでも走って行ける」という都市伝説を思い出したり、「田舎のおじさんが乗っていたなあ」とか、「クラッチを入れ間違えてウィリーで走り出し、事故りそうになったなあ」とか次から次へと記憶が蘇ってきます。

というわけで、第1回MVCは「スーパーカブコレクション」に決定しました!

 

今回、自分でこの企画を提案したのですが、本当に選ぶのが苦しかった……。何度も何度も「これでいいのか?」と考えたのと同時に、こんなにもカプセルトイが好きなんだ、と改めて痛感しましたね。

来年はどんなカプセルトイに出会えるんでしょうか。2018年もよろしくお願いいたします。

<プロフィール>

ワッキー貝山

 

フリータレント兼ガチャガチャコレクター(カプセリスト)

 

7歳からガチャガチャを集めだし、10万個所有。「愛しのインチキガチャガチャーコスモスの全て」「素晴らしきインチキガチャガチャの世界―コスモスよ永遠に」「最終決定版!インチキガチャガチャの真相―コスモス、その愛」(双葉社)「日本懐かしガチャガチャ大全」(辰巳出版)などの関連本を出している。

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