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尾崎さんの言葉で、今を生きる若者の心境が綴られています
── 同じく尾崎さんが書かれた歌詞の印象は? 相坂 オンエアされている1番の歌詞は、「ネト充」の世界観を大切に書いてくださっています。「点けた画面に理想の自分」とか、まさに森子さんのことですよね。それに対して、2番はより自由なイメージで書いていただいているように私は感じて。現代人が抱える不器用さみたいなものが、歌詞全体を貫くテーマになっているなと思って、共感しました。尾崎さん自身の言葉で、今を生きる若者の心境が綴られていて、すごく素敵な歌詞でした。
── 歌詞には、前向きになろうとしつつも、不安を抱えている感じがあって、それは相坂さんにとってもストライクですよね? 相坂 大好きです! 尾崎さんのすごさを、改めて感じました。
── メロディ的には、すごく低くなる部分があって、印象に残りました。 相坂 Dメロですね。たしかにすごく低くて、重い印象になるのですが、コーラスで高い音を歌っているので、いい重なりになっているのではないでしょうか。それに、今まで、こんなに低いトーンで長く歌うというのはなかったので、新鮮に聞こえると思います。
── 「ひかり、ひかり」というタイトルについては、どのように感じていますか? 相坂 今の社会を生きていて、孤独を感じることがあっても、自分の中に光となる希望があれば、それで生きていけるというやさしいメッセージがこめられていると感じました。森子さんの場合はそれがネトゲなので、ネットの光回線にも通じているタイトルだと思います。
── 完成した楽曲を聴いて、いかがでしたか? 相坂 バックの演奏がすごいです! 尾崎さんが親交のあるミュージシャンの方々が集まってくださって、パワフルな演奏をしてくださいました(Gt:尾崎世界観[クリープハイプ]、加藤隆志[東京スカパラダイスオーケストラ]、Ba:千葉龍太郎、Dr:ピクミン[ともにGrandFamilyOrchestra]、プログラミング:長谷川カオナシ[クリープハイプ])。
── アウトロがたっぷりあるのも、バンドの曲らしいなと思いました。 相坂 バンドのレコーディングにも立ち会わさせていただいたんですけど、アウトロはかなりこだわっていらっしゃいました。全体的にギターへのこだわりはすごくて、いろいろと面白いギミックが入っています。演奏にも、ぜひ注目していただきたいです。