「あしたのジョー」50周年記念作「メガロボクス」が2018年春に放送決定! 不朽の名作が、50年の時を経て現代によみがえる!

2017年10月13日 12:280

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2018年春、マンガ「あしたのジョー」が連載開始から50年を迎えることを記念し、新たなアニメーション作品「メガロボクス」が放送されることが決定した。



「あしたのジョー」は、原作:故・高森朝雄(梶原一騎)さんとちばてつやさん(作画)によるボクシングをテーマにしたスポーツ作品。身寄りのない風来坊だった矢吹丈がボクシングと出会い、やがて運命のライバル・力石徹とともに、プロボクシングで己の生命を燃焼させていくさまを描く。1968年に「週刊少年マガジン」(講談社)で原作の連載開始以来、TVアニメ2本と劇場版アニメ2本が制作され、社会的なブームを巻き起こした。特に、最終作となるTVアニメ「あしたのジョー2」での、主人公の死を想像させる衝撃的なラストはいまだ語り継がれている。


今回、2018年に原作の連載開始から50周年になることを記念し、新たなプロジェクトとしてオリジナルアニメーション「メガロボクス」の制作が決定。八百長試合に身を沈めるボクサーが、運命に抗うために、自分の全てを駆けてリングで闘う姿を描く、熱いオリジナルストーリーが展開する。


また、あわせて本作の制作に携わる実力派メインスタッフの情報も公開された。
監督・コンセプトデザインに森山洋さん(TVアニメ「進撃の巨人」ビジュアルコンセプト)、シリーズ構成・脚本に真辺克彦さん(映画「ソロモンの偽証前篇・事件/後篇・裁判」脚本)と小嶋健作さん(映画「続・深夜食堂」共同脚本)、音楽は国内外で活躍するアーティスト・mabanuaが担当する。
そして、1980年から1981年にかけて放送された「あしたのジョー2」も手がけたトムス・エンタテインメントがアニメーション制作を手がけることも発表された。


アニメの放送決定を記念して、「あしたのジョー」原作者である故・高森朝雄(梶原一騎)さん長男の高森城さん、「あしたのジョー」で作画を担当したちばてつやさん、今回のメガロボクス」で監督を務める森山洋さんより、オフィシャルコメントが到着したので、ご紹介しよう。


【オフィシャルコメント】(※敬称略)
■高森城 <「あしたのジョー」原作者・高森朝雄(梶原一騎) 長男
ちば先生と父梶原一騎が、文字通り手を握ったことで生まれた矢吹丈が、ドヤ街に現れ、丹下段平と出会ってから50年という時間が経過しました。これほど長くこの作品を愛してくださった皆様に心からの感謝を申し上げます。半世紀という時はドヤ街をなくし、根性という言葉すら死語とさせましたが、ジョーたちの思いや生き方は、時代を感じさせることはないでしょう。「メガロボクス」では2人が作り上げた精神の部分を、どんな形で再現するのか、あるいはどのようにアレンジするのか、楽しみにしております。


■ちばてつや <「あしたのジョー」作画
「あしたのジョー」が来年連載開始から50年を迎えることになりました。まだ若くて元気だった梶原さんとボクは、ジョーや力石達、登場人物に負けないくらい毎回真剣勝負で、夢中になって作品に向き合ってきました。あとに真っ白な灰しか残らないくらい、一途に何かを追い求める。どれだけ時代を経ても色あせない人間ドラマがあるとすれば、そんな姿勢にこそ共感が宿るんじゃないかな、と思います。連載開始50周年というこの機会に、さまざまな企画が準備されていると聞いています。あらためて長い間愛される作品に関われたことを誇りに思うと同時に、何よりもまずジョーを愛し続けてくださった、ファンの皆さんに感謝の気持ちで一杯です。

新作アニメ「メガロボクス」は、そんな「あしたのジョー」を愛してくださっているスタッフの皆さんが魂をこめて制作してくださっています。今の時代にふさわしい、全く新しい切り口の、でもどこかに普遍の核がある、骨の太い作品になるんじゃないかな、と、今から楽しみにしているんです。


■森山洋監督 <「メガロボクス」監督
好きな物語の主人公はいつも憧れでできていました。決して交わることのない、自分とは別の世界に生きる彼らの考えや行動を理解したくてたまらなくなる。共感よりももっと強烈に心揺さぶられるものが憧れなんだと思います。矢吹丈もそんな主人公の一人でした。「メガロボクス」の主人公にもその思いを込めました。自分勝手な人間たちが必死に抗い、闘い、ともに生きる。そんな人間たちの物語を最高のチームで作りました。“自分は今、何をしているか”そう考えたことのある人にはきっと届く作品になると思います。


【作品情報】(※敬称略)
■「メガロクロス」
・放送日:2018年春放送予定

<ストーリー>
薄暗い地下のリング。
JD(ジャンク・ドッグ)と呼ばれる男が今日も八百長試合に身を沈めていた。
生きるために。

だが――。
彼は出会ってしまう。
自分のすべてを賭けて挑みたい、「運命」に。


<スタッフ>

・原案:「あしたのジョー」(原作:高森朝雄、ちばてつや/講談社刊)
・監督・コンセプトデザイン:森山洋
・シリーズ構成・脚本:真辺克彦 小嶋健作
・音楽:mabanua
・アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
・製作:メガロボクスプロジェクト

 

(C)高森朝雄・ちばてつや/講談社/メガロボクスプロジェクト

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あしたのジョー

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劇場版 あしたのジョー

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(C) 高森朝雄・ちばてつや/講談社・三協映画

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(C) 高森朝雄・ちばてつや/講談社・TMS

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(C) 高森朝雄、ちばてつや/講談社・TMS

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