これぞキタエリ節! 喜多村英梨が語る、シンフォニックメタルの世界が広がる2ndシングル「arcadia†paroniria」インタビュー!

2017年09月27日 16:540

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カップリング曲にもあふれる愛情の数々


──「TiCKTACK」のほうは、すごくカッコいい、ジャジーな曲ですね。

喜多村 サウンドメイキングで、低音とかバスドラとかベースがどっしりくるラウドな音が好きなんですけど、それがよく聴こえるのって、ドンシャリでいうとシャリの部分がすごくしっかりしているからだと思っているんです。上のヌケがあって、各楽器のフレーズがしっかり聴こえることが大事だと思って、それをミックスでお願いしちゃうんですけど、「TiCKTACK」は個々のフレーズが聴き取れるくらいヌケがよく、だけど空間がスカスカにならず心地よいバランスでやりたいとお願いしました。
作曲の永井正道さんは、「+×+×+ 荊棘 +×+×+」もそうだし、「バラユリxxxx」のアレンジもそうだけど、どうせお前が歌詞を書くんだろう、こういうフレーズ回し好きなんだろってわかられているんです。コンペは名前を見ないでやるので、永井さんだと知らなかったんですけど、作曲者を見たとき、「永井さんか、やられたー」って思いました。で、永井さんの書いた仮歌詞があったんですけど、それには乗っからねーぞと思って、自分で歌詞を書いたんです(笑)。


──作詞のテーマ的には?


喜多村 セクシーな、アダルトなエロい意味ではなく、コケティッシュな小悪魔さというところを表現したくて、私としてはベティちゃんですね。ベティちゃんって、エロくはないけどセクシーシンボルじゃないですか。そういうところを表現しようと思いました。

──「TiCKTACK」というタイトルについては?

喜多村 愛だったりかわいさというテーマの中に、求愛するために歌ったり聴いたりするのかっていうところで、どんなシーンにも合うように、「TiCKTACK」とチークタイムをかけています。シャッフルジャズのようなおしゃれなサウンドにとまどっても、「TiCKTACK」って言うだけで参加できてる、乗れている感じになれるのは大事だと思っているんです。洋楽で、英語は全然わからないけど、このフレーズだけ歌ってると気持ちいいとかあるじゃないですか。そういう感じです。それに「TiCKTACK」って鼓動の音だとも思っていて、みんなと一緒に時を刻んでいきたい、歩いていきたいっていう意味も込めているので、ライブでみんなでコールできたらうれしいですね。

──この曲も、おしゃれな中にもシングル通しての雰囲気があってよいですね。

喜多村 イントロで、アナログレコードが回っているような感じにしてあるんですけど、それは「アルパロ」のクラシカルな感じの延長になるようにしているんです。1枚で、同じ世界の映画の中の挿入歌としてあるんだよっていうところを、実は大事にしました。あと、歌詞の最後の〈~That triggered off a revolution~〉は、この曲を聴いて「Revolution 【re:i】」に戻ってね、っていう意味でも書いてて。違う英語のほうがノリがよかったりしたんだけど、レボリューションと言えば「Revolution 【re:i】」って、私の中のマインドコントロールなんです。なので私のレボレイ愛っていうのを感じてほしいですね(笑)。今年の2017年の1トラック目に戻る。すごく愛なんですよ、これは!

──通常盤のみに収録される「EDEN」は、どうですか?

喜多村 「EDEN」は世界観が仕上がっちゃってて、私が手を出せないくらいだったんです。でも誰かに取られるくらいなら歌いたいと。喜多村英梨のコンペに向けて、喜多村を思い描きながら作ってくださっている愛情が垣間見れたので、この歌詞のまま歌わせてもらいたいですと言いました。何を言っとるかわからんけど、その中二感というか。自分には書けない歌詞だったし、人の歌詞もちゃんと歌い切る・演じ切るというのが、自分の目指すところでもあるので、それは達成できたと思います。あと最近発表になったんですけど、後発でスマホアプリ「キングスディセント」の主題歌にも決定したんです。アニメタイアップとかになってもいいですねって言いながら当時は制作していたので、念願かなってよかったです。これもライブ映えする曲なので、聴き込んで10月のライブに来てほしいなって思ってます。

──その10月28日のライブ「Nightmare † Alive 2017」に向けて、コメントをいただけますか?

喜多村 これまでライブはオールスタンディングでやらせていただいて、どちらかというとファイティングだったんですけど、今回は「かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール」という座席指定というところで、やらせていただきます。「アルパロ」を引っさげてのライブタイトルなので、悪夢でも生き残るぞ! あと、ライブだぞ!っていうのをかけてます。なので、今回はストーリー性のあるライブにできたらいいなと思っています。あとオルスタと指定席での歌唱とでは、緊張感がまた違うので、緊張感とワクワク感でいっぱいです。今は、ライブを見据えて一方配信みたいな感じになっていますけど、ライブ会場で一緒に噛み締め合っていければいいなと思ってますし、そこでも新たな情報解禁が待っていますので、見逃すなよ(笑)!

(取材・文/塚越淳一)

【CD情報】
■arcadia † paroniria/喜多村英梨
・発売中
・初回限定盤 1,944円(税込)
 レーベル/トムス・ミュージック
 

<収録内容>
・CD
01. arcadia † paroniria
02. TiCK TACK

・DVD
01.「arcadia † paroniria」MUSIC VIDEO
02. メイキング


・通常盤 1,404円(税込)

 レーベル/トムス・ミュージック 

<収録内容>
・CD
01. arcadia † paroniria
02. TiCK TACK
03.EDEN

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