・迂々真(ううま) cv.緑川 光
本名・早間好実。九月九日生まれ。身長230センチ、体重150キロ。
早間家の歴代当主の中でも、一番の巨漢である。寡黙で知られ、戦士としての名乗りを除けば、彼の声を聞くのは、相当の側近のみに限られている(余談ではあるが、とてもいい声である)。戦場でも、その寡黙さに似つかわしいストイックな戦いぶりが広く知られている。
・必爺(ひつじい) cv.チョー
本名・辻家純彦。八月八日生まれ。身長140センチ、体重40キロ。
元々は武器商人で、商売のために戦場に出入りしていただけなのだが、何度も戦禍に巻き込まれていくうちに、めきめきと戦士としての頭角を現していき、最終的にはお得意だった辻家家に見初められて婿入りした。最近は年甲斐もなくスマホゲームにはまっていて、有名アプリのトップ常連であり、そちらの世界でも敬意を込めて今なお老健に『戦士』と呼ばれている。
・砂粒(しゃりゅう) cv.早見沙織
本名・柚木美咲。七月七日生まれ。身長150センチ、体重40キロ。
とある霊山において世を受けた彼女は、水猿(みざる)・岩猿(いわざる)・気化猿(きかざる)という三人の仙人から、戦士として手ほどきを受ける。液体・固体・気体を自在に操る彼女の戦闘能力は、本来、極めて高いが、しかし彼女は、学んだ仙術を、人を傷つけるために使ったことはない。趣味はお菓子作り。自分で作ったデザートはおいしくて、ついつい食べ過ぎてしまう。
・庭取(にわとり) cv.佐倉綾音
本名・丹羽遼香。六月六日生まれ。身長153センチ、体重42キロ。
幼少期より、筆舌に尽くしがたい凄惨な虐待を受けて育った彼女には、十五歳以前の記憶がない。手にしている武器は、トライデントではなく鋤(すき)。銘はないが、勝手に『鶏冠刺(とさかざし)』と呼んでいる。ストレスが限界に来たと感じると、温泉に行く、だから向かう戦場が温泉地だと少し嬉しい。
・怒突(どつく) cv.西村朋紘
本名・津久井道雄。五月五日生まれ。身長177センチ、体重52キロ。
武器は持たない主義で、牙で噛みつく戦闘スタイル。なんでも噛み砕くその牙は、『狂犬鋲(きょうけんびょう)』と呼ばれ、恐れられている。私生活では書道にはまっていて、最初は周囲の理解をまったく得られなかったけれど、それでもくじけずに書き続けることで完成した彼の雄渾な筆致は、語らずして反対派を黙らしめた。
・異能肉(いのうしし) cv.日笠陽子
本名・伊能淑子。四月四日生まれ。身長176センチ、体重60キロ。
三百年以上の歴史を持つ名家の跡取り娘。使用武器は両手に持つ機関銃『愛終(あいしゅう)』と「命恋(いのちごい)』。重火器の扱いには通暁していて、どんな重厚な兵器でも自在に操るのだが、中でもこの二丁は、彼女にとって、自分と繋がっている肉体の一部のようなものである。現在、十二人の男性と健全につきあいつつも、更なる恋人募集中。