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3曲を通して、「光」をテーマに作詞しました
── カップリング曲は2曲。「Diamond」は、恒例のダンス曲ですね。 メイリア 超ダンス曲です!
toku 僕の最近の傾向として、楽曲をシンプルにしたいというのがあって。この曲は音色を決め込んで、最後までそれを貫き通すというイメージで作りました。ツアーをやってきてわかったんですけど、ライブでも、音数を多くするよりシンプルにしたほうが盛り上がるんです。
── あえて装飾しないということですね。 toku そうですね。最初はもっといっぱい音を入れていたんですけど、トラックダウンの段階で外しました。シンプルなほうが音圧感が出るということも体験して、音の作り方が変わってきましたね。
── 作詞については、いかがでしょうか? メイリア ダンス曲らしく、「私は私なんだ!」という強気な姿勢で書きました。自分を貫くという意味では、「SPEED STAR」と共通しているんですが、より強い感じになりました。
── 3曲目の「Angel’s ladder」は、R&B的なアプローチのおしゃれな曲ですね。 メイリア この曲、事前に聴いていただいたみなさんの中で、意外にもすごく人気があるんです。
toku 今までのGARNiDELiAにはなかったタイプの曲ですが、個人的にはずっとやりかったんです。メイリアのボーカルも声を張らずに、しゃべっているようなテンションで続くというのが新鮮ですよね。
メイリア 「SPEED STAR」「Diamond」と強いボーカルが続いて、3曲目でいきなりテンションが変わるんです。その変化が面白いかなと。強気な人ほど、実は切ない思いを隠し持っている、という感じです。
── 歌詞は、とても日常的で、「電車の窓」とか「駅のホーム」といった言葉が出てきます。 メイリア 独り言をつぶやくように歌うというのが前提にあったので、身の回りの風景を描いた歌詞になりました。普段、生活している中で、ふと考えてしまうこと、いつも思ってきたことが詰め込まれています。こういう歌詞も、今まであまり書いたことがなかったので、新鮮に感じていただけると思います。
── 宇宙から、地上に戻ってきたというか。 メイリア そうですね、いつもの生活に帰ってきました(笑)。でも、面白いことに、今回の3曲はすべて「光」をテーマに書いた歌詞でもあるんです。
── 楽曲のタイプも、歌詞で描かれた情景もそれぞれ違いますが、その中に一貫したテーマが入っていると? メイリア 「SPEED STAR」の歌詞を書き終えて、ジャケットの衣裳も決まったところで、今回はキラキラしたシングルになりそうなので、3曲通して「光」をテーマに作詞してみようかなと。ひとつ前のシングル「約束 -Promise code-」のテーマは「和」でしたが、今回は「光」なんです。シングルはそうやって1枚1枚、特色を出せるのが面白いですね。