花澤香菜が描く多彩なUKサウンドが会場をロンドンの街に! 「花澤香菜 live 2017 "Opportunity"」初日レポート

2017年05月18日 17:000

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

MCでは、「Opportunity」には「自分でつかみとった機会」という前向きな意味があることや、5年目を迎えようとしている音楽活動を振り返っての感謝を述べる花澤さん。そういった気持ちを込めて披露した表題曲「Opportunity」は、言葉ひとつひとつをしっかり歌っていたのが印象的だ。

 

さらに、ロンドンの夕暮れの中でみんなの心を温かく包み込んだ「ざらざら」、曲の後半には激しさあふれる歌い方を見せた「あたらしいうた」、オシャレでカッコいい「星結ぶとき」など、さまざまな表情を見せていく。マラカスを手にして披露した「Marmalade Jam」は語尾のしゃくり方も特徴的で、花澤さんのオシャレセクシー感もググッと強調され、それまでとはまた違った彼女の魅力を感じさせてくれた。

 

花澤さんにとって八王子は思い出の場所だという。小さい頃、八王子にある高尾山や隣の日野市にある多摩動物公園によく遊びに来ていたそうで、思い出の場所でライブができて嬉しいと笑顔をはじけさせていた。

 

ライブ終盤はロンドンガールテイストを感じる赤と黒のチェックの衣装にチェンジ。自分の周りにいる大事な幼なじみをイメージして書いた「brilliant」は、やさしくクリアな歌声に「その人と一緒に前に進んでいきたい」という気持ちがあふれる楽曲。清流のような声と軽快なステップ、手拍子は見ていて楽しくなる。

 

そんな気持ちをさらに高揚させてくれたのは、「私、踊っちゃいます!」と言って振り付け講座をしてから披露した「雲に歌えば」だ。間奏での踊りは軽快さに加えてエレガントさもあり、とにかくみんなで楽しむステージに。さらに、「FLOWER MARKET」ではスクリーンに花の写真が映しだされたり、歌詞に合わせて階段が色とりどりに変化したりと、演出もライブを彩った。

 

キャッチーなリズムに乗せてノリノリで披露した「Seasons always change」に続き、本編ラストはアルバムでも最後に収録されている「Blue Water」。実に100以上も重ね合わせたというコーラスは幻想的な響きがあり、ていねいかつパワフルな歌声とコーラスが共鳴して会場を包み込んでいた。

 

 

アンコールは楽しさいっぱいのステージ

 

ライブ本編ですでにアルバム収録曲をすべて披露したということもあり、ピンクの衣装に着替えて登場したアンコールでは、これまでの代表曲を披露。タオルを使ったパフォーマンスやコール&レスポンスなど楽しさ満点だ。

 

MCでは会場から「香菜ちゃん」と「ちゃんづけ」して呼ばれたことに、照れ笑いを浮かべる。観客の拍手の音頭を取って、ビシっと決めようとするものの、なかなかうまく合わせることができずにバンドマスターの北川勝利さんから突っ込まれるという、ほほえましい場面もあった。

 

終始、とにかく「楽しい!」と口にしていた花澤さん。ツアー初日ということで「また会いましょうね」のみんなに呼びかける彼女は、満面の笑みでぴょんぴょん飛び跳ねて本当に楽しそう。歌い終わった後にはイヤモニを外して、嬉しそうにみんなの歓声を聞いていた。

 

「もう1回」コールに再度登場した花澤さんがラストに披露したのは、デビューシングル「星空☆ディスティネーション」。ジャジーでオシャレな雰囲気の、生バンド演奏に身をゆだねながら歌う彼女の姿は、このステージをもっともっと見ていたいと思わせてくれる。そんな気持ちが込められた大歓声に、「ありがとう」と応え、ライブ初日の幕は閉じた。ライブ終了後のスクリーンには花澤さんらしいメッセージが映し出され、一緒に楽しんだみんなの元へと届けられていた。

 

(取材・文/千葉研一)

画像一覧

関連声優

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

関連リンク

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。